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◆モーガンについて
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モーガンは、イギリスを代表する少量生産のスポーツカーメーカーです。
1913年にイギリスのウスターシャー州にあるマルヴァーンにて創立され、現在も同地で存続する家族経営の会社です。イギリスで唯一他の会社の資本が入っていない自動車製造会社です。
モーガン社の車づくりは1910年にオリンピアモーターショーにて発表された3ホイーラーから始まり、この車の成功より、経営の地盤が築かれます。
1936年、顧客の要求に応えるため、モーガン初の4輪車を発表、モーガン4/4が登場します。4/4とは4気筒エンジンを搭載、4輪車ということで名付けられます。
エンジンは、4気筒(1122cc)のコベントリー・クライマックスが搭載されます。
以降は年代、シリーズによって搭載されるエンジンは違ってきますが4気筒エンジンというところは変わりません。現在は4気筒DOHC(1595cc)のフォードシグマというエンジンが搭載されています。
モーガンの大きな特長はメインモデルが一度もフルモデルチェンジされなく、伝統を引き継いでいるところです。
現在も木材のフレーム(現在は内装の部分のみ)を使用、ボディや内装などはほぼハンドメイドで製作されています。
サスペンションは3ホイーラーより引き継がれたスライディング・ピラー式フロントサスペンションと、リジットアクスル&リーフスプリングを組み合わせたリヤサスペンションを採用しています。
モーガンはその他のモデルに+4、+8、ロードスターなどがありますがスタリングはシリーズ2以降に概ね準じています。また、2000年にアルミボディのエアロエイト、2011年には3ホイーラーが現代流にリバイバルして登場しています。
今もなお古典的ブリティッシュスポーツカースタイルをそのまま残すモーガンは、現在のエンスー車のベストテンに入る一台と思います。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介するモデルはモーガン4/4のシリーズ1です。
シリーズ1の特長はラジエターグリルがフラットグリル(現行は流線型)、リヤのスペアタイヤは2本背負っています。サイズは現行より小ぶりですが、相対的なスタイルは変わっていません。
ボディ、内装、機関、足回りに手が入ったモデルです。
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◆ボディ
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ブラックに再塗装、レッドのパイプラインを入れたお洒落なボディです。
ラジエターグリルは特長のあるフラットグリル、メッキの状態もピカピカです。
幌は新品を使用、リヤウインドウのビニールも透明です。
ホイール&タイヤは全て新品を使用しています。スペアタイヤを2本搭載しているのはシリーズ1のみです。
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◆インテリア
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シンプルで、きれいなインテリアです。
メーターはインパネセンターに集合、そのレイアウトは現在までも続いています。
シートはベンチシート、ボディと同様にレッドのパイプラインがあります。
エンジンスタートはキーON、スターターノブを引くことでエンジンがかかります。
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◆機関
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エンジンは1.2リッターのスタンダードモーターのOHVエンジンを搭載、トランスミッションは4速マニュアルミッションです。
エンジンの始動性は良好、アイドリングも安定していました。
◆エンジンの仕様
エンジンの種類:OHVエンジン
総排気量:1267cc
燃料装置:ソレックスシングルキャブレター
最大出力:41PS/4300rpm
最大トルク:86Nm/2300rpm
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◆足回り
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ノーマルの足回りです。
ステアリング形式:ボールナット式
サスペンション形式(前):独立スライディング・ピラー+コイル
サスペンション形式(後):半楕円リーフスプリング
ブレーキ形式:ドラムブレーキ
タイヤサイズ:4.50-17
更新記事(2019.12.25)
オーナーさんから期間限定で値下げをしてくださいと依頼がありました。期間限定の大幅値下げです。期間は2020年1月15日までです。よろしくお願いいたします。
車は愛知県にあります。
法人登録の為、消費税がかかりますが掲載価格は消費税込みの価格です。