【ダットサンフェアレディ2000に関して】
1962年10月、フェアレディはSP310型として国内に初デビューしました。当時は直列4気筒OHV1488ccエンジンを搭載し、リアには横向きのシートを持っていた変則的なオープン3シーターでした。
1965年5月、ボア・ストロークを変更し、排気量は1600ccとなったフェアレディ(SP311型)は、最高速度は165Km/hに達し国際的に十分通用するスポーツカーとして人気を得ることになりました。
1967年3月、910kgの軽量ボディに、新たにU20型1982cc水冷直列4気筒SOHCエンジンを搭載したフェアレディ2000(SR311型)へと発展します。145馬力を発生するエンジンの最高速度は205km/hでした。これは、国産初の200km/hオーバーカーとなり国内のレースで大活躍しました。
その高い動力性能を備えたオープン2シーターのスポーツカーSR311型フェアレディ2000を今回はご紹介します。
【現車について】
現オーナー様は2020年に実車を購入しました。
購入時のスピードメーターのオド表示は4,000km程度でした。
そして今回取材時の表示は4,211kmでした。
低走行のメーターについて、現オーナー様によると、複数人のオーナー歴であるため購入以前の状況については確認出来ないそうです。このことから、現在表示の走行距離は参考としてご検討ください。
なお、現オーナー以前はほとんど乗車することなくガレージの中に保管されていたそうです。
2021年に年数経過のため色あせや色むらが見えてきたため、約半年掛けて同色で全塗装し直したそうです。取材時、ボディの色や艶はとてもきれいに感じました。
また、現オーナー以前には機関系(エンジン、ミッション、クラッチ、足廻り等)は大掛かりなオーバーホールが実施されているそうです。
【外観】
シルバーの車体は前述の通り2021年に同色にて全塗装されており、その後もガレージ保管ですので艶は十分にあり、くすんだ様な箇所は見当たりません。
エンジンルームは、うす汚れが見られましたが年数経過していることを踏まえると相応だと感じます。
下廻りは、一部表面にうっすらと錆が見える所がありますが腐食している箇所は見当たりませんでした。
現オーナー様が所有している際は、冬期間はガレージ保管のため融雪剤に触れることはなかったそうです。
タイヤは2019年製165/70R14で6分山程度あります。純正のホイールとホイールキャップが別に付属します。
【車内】
全体的に年式相応の劣化や使用感は否めませんが、明らかに留まるような傷みや欠品などはありません。
ダッシュボードには専用のカバーが取り付けられておりネジ止めされていました。元々のダッシュボードの状態確認はしていません。
装着されていた純正シートは一部破れがあったため、別のシートを購入し交換しました。(ヘッドレストはそのまま使用しており、一部破れあり)
取り外した純正シートは保管してありますのでご希望でしたらお渡しいたします。
トランクルームはカーペット敷きになっており、フロアに錆などは無くとてもきれいな状態が保たれていました。
ソフトトップは、多少の汚れはありますが、大きな破れもなく今すぐに加修が必要なところは見られません。ハードトップも付属しますので使用状況により交換することも可能です。
【エンジン・整備】
前述の通り、以前に各部がオーバーホールされており、現在も気になる不具合はありません。
エンジンは短いクランキングで始動し、吹け上がりも軽やかです。そして、アイドリングも安定しています。
状態維持のため、若干走行距離が伸びます。
【追記】
・2024年4月に車検を継続しました。
現車は宮城県にあります。
個人売買のため、消費税は掛かりません。
リサイクル料は、ご厚意によりオーナーさんが負担してくれるそうです。