1975年(昭和50年)式、日産スカイライン2000GT-X（GC110、ケンメリ）のご紹介です。

同年のグレード展開は、標準の2000GTと豪華装備を誇る2000GT-Xの2グレードでした。外観上の違いとしては、GT-Xはヘッドライトトリムやグリルの内側がゴールドに塗装されているほか、GTエンブレムがGTは青/白なのに対し、GT-Xはゴールド/白の組み合わせです。
L20型エンジンの仕様も、GTがシングルキャブなのに対し、GT-XはSUツインキャブを装備しており、最高出力はGTの115PS/5600rpmに対し、GT-Xは125PS/6000rpmにパワーアップしています。
内装では、部分革巻きの強化木製ステアリングをはじめ、カセット型カーステレオ、パワーウィンドウ、オーバーヘッドコンソールも標準装備となっています。

実車は外観・室内・機関共に程度良好で、そして、カスタマイズやチューニングされていない、今となっては希少なノーマル車両です。
また、実車は1975年7月登録車ですが、同年10月からは排ガス規制の一環としてキャブレターは電子制御燃料噴射装置(EGI)に変更されますので、キャブ仕様のケンメリとしての最終形態の個体なのも大きなポイントです。

【外観】
落ち着いたホワイトの車体は全体的に艶やかな光沢があり、気になる傷・ヘコミは見当たりません。
メッキ類やゴムモール類も良好な状態です。

現在はアルミホイール（日産製）を履いていますが、ご希望でしたら保管中の純正スチールホイール＋ホイールキャップに交換いたします。（それぞれの画像を参照してください）

【室内】
室内全体を見回して状態は良好であると感じます。ダッシュボード、ドア内張り、天張り、ステアリング、シートなど各部に目に留まるような傷・染み・色褪せは見当たりません。
エアコンが装備されており、効き具合も問題ありません。

【機関】
気になる点があればその都度コツコツと整備しており、現在も機関的な不具合はなく、近所乗りも遠出もいつでも気軽に出掛けている状態です。（直近では今年7月に北海道ツーリング1,700�qを快適に自走しています。）
車検が満了（R5年7月26日）したところですが、ご希望でしたらオーナー様のほうで別費用にて車検継続してからの引き渡しも考えるそうですのでご相談ください。

最近の整備履歴は次の通りです。

■2021年7月
・車検
・エンジンオイル交換、スモール電球交換、マフラー吊りゴム交換、タイヤ4本交換（スチールホイール側）

■2022年4月
・クラッチOH(ディスク、カバー、レリーズベアリング、リアクランクオイルシール交換)
・エンジンオイル・オイルエレメント交換

■2022年9月
・フロントブレーキキャリパーOH（ピストン、パッド交換）
・ヒーターホース交換

■2023年4月
・エンジンオイル・オイルエレメント交換
・プラグ、ポイント交換
・クーラント交換

■2023年5月
・エアコンOH（コンプレッサーOH、高圧ホース交換、ガス補充）
・下廻り塗装

実車のエンジンルーム内の車台番号には打刻訂正が入っています。これはメーカーの新車生産ラインでの車台番号の打ち間違いによるものです。珍しいですよね、ある意味貴重な個体です。（画像参照）
車検記録簿は2005年から全てあります。


【更新】
2023年9月に車検を継続しました。

オーナー様は他に欲しい車両があり、車庫整理のために惜しみつつも手放されるとの事で、代わりに大切にしてくださる方を探されています。

個人のため消費税は掛かりません。
2023年度自動車税は月割りでの精算をお願いします。
リサイクル料はオーナー様のご厚意でサービスといたします。

実車は宮城県登米市にあります。