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◆日産パオについて
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日産パオ(PAO)は、日産自動車が1989年に発売した小型乗用車です。
日産Be-1(1987年)に次ぐ、同社のK10型マーチをベースとしたパイクカーシリーズの第2弾です。
パオのデザインコンセプトは『旅行やサファリの冒険気分を味わえる服』です。
服ではありませんが、服感覚で自由にスタイルを楽しめるデザイン、アフリカの大草原を走っていてもおかしくないデザイン、普通乗用車にはないテイストを持った車です。
外観は、機能とデザインを融合させたスタイルとなっています。特長的な上下2分割式リヤクォーターウインドウガラス、リヤゲートはガラスハッチとバックドア上下分割タイプ、フロントガラスの三角窓、ドアパネルのヒンジを外側に露出、パイプ状のバンパーなど、どれもユニークなデザインです。
グレードに電動式のキャンバストップ仕様がありました。
ボディカラーは、アクアグレー、オリーブグレー、アイボリー、テラコッタの4色です。
内装は、ボディカラーと同色のカラーリング、麻布の風合いを持ったシート表皮との組み合わせは、外観との統一感を持たせています。
丸いメーター、凝ったデザインのスイッチ、どれもレトロ感覚あふれるデザインです。
エアコン、ステレオは、メーカーオプションとして設定がありました。
エンジンはマーチと同じ1.0リッターの直列4気筒エンジンを搭載、5速マニュアルか、3速オートマチックの組み合わせ、FF駆動、マーチのメカニズムと同じです。
ただし、Be-1にはなかったパワーステアリングを装備していました。
足回りもマーチと同じですが、他のパイクカーと違い、ロールセンターが高いため、ロールがしにくくなり、快適な乗り心地を実現しています。
日産パオは受注生産方式で販売されました。総生産台数は31,321台、Be-1・パオ・エスカルゴ・フィガロのパイクカー4姉妹の中では最も台数が多いモデルでした。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、1990年モデルの日産パオです。
現オーナーさんは1997年にファーストオーナーの親戚の叔母さんから譲り受けます。
それから26年間、セカンドオーナーとして維持してきましたが、その走行距離が示すようにあまり乗ることはなく、叔母さんから譲り受けた恩もあり、手放すことをできず維持してきましたが、このままでは車が可哀そうと思い、売却を決意、この手の車が多く掲載されているエンスーの杜へ掲載依頼となりました。
最近は、ちょっと古い国産車の人気度が上がってきています。
日産パオは、可愛らしく、女性の方でも手軽に乗れる乗用車、流行りのSUVのスタイルでもあり、30年以上経つ車ですが、そのデザインは現代でも衰えることはありません。
人とは違った個性を出したいあなたに打ってつけの車だと思います。
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◆外観
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ボディカラーは一番人気のアクアグレーメ、ほとんど屋根付き車庫に保管だったため、クリアもあり、きれいな状態です。
ただし、多少の擦りキズや凹みがありますので画像で確認をお願いします。
ヘッドライトレンズは透明できれいでした。
キャンバストップ付き、キャンバストップは約2年前に交換しています。部品がなくなるかもしれませんとディーラーの方から言われたので交換したそうです。
リヤゲートは2分割式、上はガラスハッチ、下はバックドア、使い勝手がいいですね。ガラスハッチのショックのガスが抜けていました。
スチールホイールは純正の12インチ、ホイールカバー付きです。タイヤサイズは165/70R12です。
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◆内装
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レトロ感覚が盛りだくさんの内装、きれいな状態です。
丸いセンターメーター、計器盤の文字もデザインされています。
スイッチ類の形状も優しいタッチのものとなっています。
オーディオは、当時オプションだったカセット付きのオーディオ、これもレトロなデザインとなっています。
麻布の風合いを持ったシート表皮、PAOのラベルが付いていました。
エアコンは効いていました。
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◆機関
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マーチと同じです。
特に不具合はないそうです。
エンジンの調子は良さそうでした。
◆エンジン仕様
種類:水冷直列4気筒エンジン
総排気量:987cc
最高出力:52ps(38kW)/6000rpm
最大トルク:7.6kg・m(74.5N・m)/3600rpm
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◆足回り
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ノーマルの足回りです。
特に不具合はないそうです。
◆足回りの仕様
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):独立懸架ストラット式
サスペンション形式(後):4リンクコイル式
ブレーキ形式(前):ディスク
ブレーキ形式(後):ドラム
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◆メンテナンスについて
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以下は残っている整備記録です。処分してしまったものもあるそうです。
ほぼ、ディーラー整備とお聞きしました。
◆1990.4 新車点検 267km
◆1991.4 12ヵ月点検 2,875km
◆2015.2 12ヵ月点検
・ATシフトケーブルブッシュ交換
・バッテリー交換
・ワイパーゴム交換
・右リヤタイヤエアバルブ交換
◆2015.5 車検 47,241km
・クーラント交換
・ブレーキフルード交換
・アイスプルーフ
・クーラントプラス
・PCVクリーナー
・点火プラグ交換
・フロントブレーキパッド交換
・パワーステアリングホース交換
・パワーステアリングフルード交換
・発煙筒交換
・アンダートレー交換
・右フロントハブボルト交換
◆2015.7 12ヵ月点検 47,334km
・キャンバストップASSY交換
・グロメット交換
◆2017.5 車検 47,995km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・クーラントプラス
・アイスプルーフ
・PCVクリーナー
◆2018.4 12ヵ月点検 48,408km
◆2019.5 車検 48,625km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・クーラント補充
・ブレーキフルード交換
・PCVクリーナー
・アイスプルーフ
・エンジンスムーサー
・ワイパーゴム交換
・バッテリー交換
・レッドヒュージー交換
・タイヤローテーション
・リヤハブ割りピン交換
・リヤハブキャップ交換
◆2019.5 一般整備 48,630km
・クランクシャフトリヤオイルシール交換
・ATコンバーターフロントシール交換
・デフオイルシール交換
・オイルパンガスケット交換
◆2020.5 12ヵ月点検 48,739km
・エンジンオイル交換
◆2021.4 車検 48,943km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・スリーラスター
・アイスプルーフ
・エンジンスムーザー
◆2022.5 12ヵ月点検 49,041km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ワイパーゴム交換
・ワイパーブレード・アーム塗装
◆2022.11 6ヵ月点検 49,072km
・バッテリー交換
・タイヤ新品交換
・ボディフッ素コート実施
・エンジンオイル交換
更新記事(2023.7.31)
車検を更新しました。
車検時の整備内容を以下に記します。
・ブレーキオイル交換
・LLC添加剤注入(アイスプルーフ)
・エンジンオイル添加剤注入
・発煙筒交換
・フロントワイパーブレード交換
・クレベリン車内除菌・消臭
価格は据え置きとしましたので実質の値下げとなります。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。