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日産 プリメーラ20Vワゴン(W20V) ライダー仕様 2001年式
車検 2023年6月 走行 109,538km 備考 6MT 可変バルブエンジンNEO VVL
長さ 467cm 176cm 高さ 148cm 重量 1380kg 排気量 1990cc
取材日2023年2月

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HONDAのVTECタイプRに匹敵する、 
「NEO VVL」エンジンをご存知でしょうか?
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204ps(150kW)/7200rpm。レッドゾーンは7700 rpmから!
リッター100ps以上を叩き出し、HONDAのVTECタイプRに匹敵。

すばらしいパフォーマンスを持ちながらその実力を発揮出来なかったクルマ。
ちょっと残念なプリメーラ20Vをご紹介します。

プリメーラ20V のSR20VE型エンジンは。
もともと、ホンダのVTEC TypeRに対抗するために開発されました。

当時の平均的なNAのクルマのスペックは、2000ccでもせいぜいが150ps
そこへ、HONDAは2代目(EP3型)P3型シビックタイプR215ps/8000rpmを投入しました。

これに対抗して日産が開発したのが、可変バルブタイミング&リフト「VVL」を搭載したSR系VE型エンジン。204psとタイプRにはおよびませんでしたが、日産の技術者によると「安定感や全体のバランスを重視して、敢えて204psにした」とのこと。

初代TypeRはポート研磨が話題になりましたが、NEO VVL 搭載SR系VE型エンジンも負けていません。
ある意味チューニングエンジンに近いパフォーマンスを持っています。

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ミニバンブームの影響でセダン不遇の時代
走りから、家族で楽しむ居住性へ
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この高性能なエンジンを搭載しながら、プリメーラ20VはホンダのTypeRほど話題に登らなかったのです。

その原因は、1990年代終わりからのSUVやミニバンの大流行。
家族でわいわい移動、乗り心地良いクルマが志向されました。
3代目プリメーラもセダンよりもワゴンが売れたのもうなずけます。 

加えて2000年当時のCVTの出来の悪さ。
この3代目プリメーラの大半をしめるCVT。
ある整備工場では「リコールになってもおかしくない」といわれるほど故障が多く、不人気車に転落してしましました。

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プリメーラ20Vの「6MT+NEO VVLエンジン」
グレード生産台数は500台程度
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CVTモデルに続いて、約半年後の2001年12月に登場したのがプリメーラ20Vでした。

前述のとおりプリメーラ20Vは、シビックタイプRに対抗して開発されたNEO VVL 搭載SR系VE型エンジン。
この6速マニュアルのできがよく、「204ps+6MT」という高回転まで回るNEO VVLエンジンの真価が発揮できました。

20Vのグレードを6速のみと割り切り、ハイスペックなNEO VVLエンジン。
プリメーラのコンセプトであった「欧州車をしのぐハンドリングと走り」を徹底させたモデルと言えましょう。

しかし時すでに遅しでした。

この不運な時代に生まれた名車と言って良いでしょう。
その後2005年に生産を終了。

プリメーラ20Vグレードの生産台数は500台程度。
幻の一台となりつつあります。

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「人間の左足はクラッチを踏むためにある」
マニュアル愛好家のオーナー様
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今回初回するのは、そのプリメーラの20Vワゴン。“ライダー仕様”

これも、BMW M6 、3.0csiとマニアックカーをMTで乗り継いだオーナー様のさすがのチョイス。
ワゴンとは言え6速MTを搭載した完全にスポーツ走行を楽しむエンジンとミッションです。

オーナー様は、自著「1973青山ココパームス」(幻冬舎刊)を出版されるほどのクルマ好き。

特に、エンスーの杜でBMW3.0csiを泣く泣く手放すくだりは、クルマへの愛情がひしひしと感じられる。
ちなみに、本書にはここで紹介しているプリメーラ20Vワゴンを“ライダー”仕様にした経緯も語られている。

その中で述べている通り、
「人間の左足はクラッチを踏むためにある」いうぐらい
マニュアルトランスミッションの愛好家。

「個性的なエンジン音、排ガスの臭い、車体の振動、
ギアチェンジする時のシフトノブの感触、左足クラッチの微妙なタッチ ……
日本のモータリゼーションの絶頂期、1970年代をすごしました。」

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そのスタイリングが気に入り
20Vワゴンを“ライダー仕様”に
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そもそもなぜ、20Vワゴンを“ライダー仕様”にしたのか?
オーナー様は、プリメーラワゴンの“ライダー” のスタイリングが気に入って、仕事用にCVTモデルのプリメーラワゴン“ライダー”に乗っていました。
“ライダー”にはマニュアル仕様がラインナップされていませんでした。

早速手にいれたものの、1速から2速へスムーズに変速しない。
エンジンの回転が上がらずスピードも上がらないため、同じ“ライダー”に買い換えることに。 

ところが程度のよい“ライダー”を探している時、スポーツモデルのプリメーラワゴン20V(6MT)の存在を知り路線変更。

それならば人生最後のマニュアルミッションを6MTで楽しもうということになったそうです。

しかし、当初から“ライダー”が気に入っていたので、ヘッドライト、フロントグリル、バンパー、マフラーもライダー仕様のFUJITSUBOに移植。
20Vのライダーバージョンに改造したそうです。

現況では、ヘッドライトの輝きを見てわかるように、フロントバンパー、リアバンパーは極めて状態のよい“ライダー”仕様パーツに交換。
良好な状態を保っています。

HONDAのTypeRにひけを取らない走りを、格安に楽しめるそのスタイリングと、NAの気持ちいいアクセルレスポンスを楽しみたい方に、うってつけの1台では無いでしょうか?

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