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日産 スカイライン 2000GT 2drハードトップ KGC10 1971年式
車検 切れ
(2022年9月まで)
走行 不明
(5桁により 18000Km取材時表示)
備考 ・車台番号 KGC10-014736 ・型式 KGC10 原動機 L20 ・修復歴無し確認済み ・ノンレストア・オリジナル車両 ・本文参照、希少メーカー特注車体色
長さ 433cm 159cm 高さ 137cm 重量 1080kg 排気量 1990cc
取材日2022年9月30日

「超希少・・・世界に一台のみの幻とされるC10がオリジナルで存在した・・・!特注色の注文を受け、当時の製造ラインから一台のみ外れて職人が“手吹き塗装”で仕上げた一台・・・!熱心なエンスージアスト・オーナーにより完全動体管理された個体は、瞬時に周囲を半世紀前にタイムスリップさせる驚愕の一台・・・!」

2007年に日産自動車が全国で開催した“スカイライン生誕50周年記念イベント”は、古き良き時代を創造したレジェンドとして、初代スカイラインの商品開発責任者、櫻井眞一郎氏・伊藤修令氏ら歴代商品開発責任者を招き、それぞれの時代を振り返りながら、「スカイライン」の魅力を内外に広く紹介したイベントでした。

当然多くのスカイライン党が自慢の愛車で会場へ乗り入れる中、櫻井氏・伊藤氏の目を惹いた一台とは、特注色のオリーブ系グリーンが当時のオリジナルのまま残り、これも個別特注でのグレードアップ仕様としてか、GT-Rのフロントグリルとサイドドラフターが装着されたC10スカイライン2000GTだったのです・・・。

それまでも熱心なスカイライン党の間では、この車はまことしやかに囁かれる存在だったのですが、現在のオーナー様がこの特別な個体を入手される以前のオーナーが、前述のイベントを当事者として体験され、「売れていたスカイラインのラインからわざわざ外して、職人に手吹き塗装させるなんて、当時の社長(故・川又克二氏)でもできなかったろう・・・」と櫻井氏・伊藤氏を驚かせた特別なエピソードがあるそうです・・・。

「始動性〜走行性・・・そして当時のまま残る内外装のイメージ・・・!半世紀という時間をタイムワープさせるフルオリジナル個体・・・!その一部始終をじっくり観察してみます・・・。」

現在のオーナー様は、歴代スカイラインをGT-Rを中心にほぼ網羅してこられ、スカイラインの歴史そのものがご自身の自動車キャリアと言えるお方です・・・。もちろんエンスージアストの例にもれず、イタリアの跳ね馬からドイツの血統付きなど欧州車を幅広くコレクションされる一方、「国内ではスカイライン以上の物はなかった・・・」との事、雪深い長野県ならではの保管方法で、冬の間はカシミアの毛布をかけて冬眠させる如くガレージ保管、毎年5月から11月までの晴れた日のみ、もちろん雨に打たれた事は皆無に等しく、普段使いに貴重な個体を「走らせることが最大のメンテナンス・・・」と普段使いでお乗りになられます。

この特別な個体を目の前にすれば、誰もがまず目を惹かれるのは、特注色を用い職人により手吹きで塗られたオリーブ系グリーンの外装です・・・。動画でもご紹介している様に下回り〜フロアパン〜サイドシル下などにもサビ腐食は見当たらなく、ウインドウ・モールのコーナーなど若干コーキング箇所が見られるものの、ゴム類などの柔らかいパーツもいまだに十分に弾力を保ち、半世紀経過した事実など微塵も感じさせない驚愕の状態で目の前に佇みます・・・。とても良い状態で管理されたトランクルームの内側に目を向けると、確かに手吹きで塗られた痕跡を確認でき、(プロにも確認済み)その味わい深い当時そのままの様子に、手が止まってしまう程なのでした・・・。

当時これを発注した御仁とはどのようなお人だったのか・・・?

手吹きによる特別色が手吹きで丁寧に施され、グレードアップされた仕様の為か、フロントグリルとサイドドラフターはGT-Rのそれが装着された個体・・・。リア・ガーニッシュは2000GTの物が装着されていたとの事ですが、現オーナー様の好みで現在は外してあります・・・。もちろんGTとしての特徴は随所に見られ、オリジナルとして残っているシートをはじめとした内装やアンテナを含めたGTとしてのディテイルがつぶさに観察できるのもとても魅力的な事でした・・・。

「スカイラインの長い歴史の中で、言い尽くすことができない程重要であった3代目C10の存在・・・日本自動車史に残る名車をオリジナルで未来に存続させる意義・・・」

3代目にして日産初の箱型スカイラインC10は、大成功を収めたモデルでした・・・。1968年から1972年にかけて310,447台が生産されましたが、国産自動車黎明期の時代背景を考えればこれは相当な台数となります・・・。今日における現存率もさることながら、GT-R風に改造された個体も実に多く、さらに保存状態を加味すれば、スポーツモデルとセダンの中間的な存在で、名機L20を搭載したオリジナルの2000GTの存在は実に貴重と言える筈です。

この大変貴重な個体を前にオーナー様は「決して安易に手放したくは無い・・・」という気持ちを根底に持っておられますが、「日本の自動車史を語れる車・・・是非歴史を伝えて行く一台であってほしい・・・」とその存在があった事実含めて広く紹介し、ご自身の前向きな心の整理として、「大切にしてくださる方との出会いがあれば是非バトンタッチしたい・・・」と考えておられるのです・・・。

「取材後書き・・・」

こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります。
様々な事情から手放す事を決意された筈なのに・・・、インタビューしていると我が子の事の様に目をキラキラ輝かせて、手放す雰囲気など全く無く・・・、笑顔満面に愛車自慢頂くオーナー様達・・・。

長い年月大変ご苦労され貴重な個体を最高に良い状態で保管・・・、何か不具合がありメカニックに預けている間はまさに我慢の日々・・・。そんな苦労の連続で長年我が子の様に大切にされてこられた貴重な個体を手放される想い・・・。

「こんなに素晴らしい、歴史的にも貴重なスカイラインをなぜ手放されるのですか・・・?」との私の愚問に、笑いながら一言、「そろそろバトンタッチしなくては・・・」と仰ったのがとても印象的な取材でした・・・。

その想いでご自身で撮影紹介された動画がありますので併せて是非ご覧ください・・・。
https://youtu.be/js0ksAbeMuo

「超希少・・・世界に一台のみの幻とされるC10がオリジナルで存在した・・・!特注色の注文を受け、当時の製造ラインから一台のみ外れて職人が“手吹き塗装”で仕上げた一台・・・!熱心なエンスージアスト・オーナーにより完全動体管理された個体は、瞬時に周囲を半世紀前にタイムスリップさせる驚愕の一台・・・!」

まずこれは探しても見つからない・・・出会いを待つしかない・・・、一度手に入れたらきっと手放すことは無い歴史を語れる一台は、これを読まれるまだ見ぬ新オーナー様人生を大きく変えてくれる事となるでしょう・・・!

ヒストリーが語れる貴重な一台です・・・。

是非貴重な試乗体験に長野県までお越しください。

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この大変貴重な「1971年式 日産スカイライン 2000GT 2dr ハードトップ KGC10」は現在長野県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両は購入に際しては、自動車税の月割り精算並びに、リサイクル預託金のご負担をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2022年9月30日13時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

2200万円→2000万円
画像クリックで拡大出来ます
陽の当たる場所でのカラー確認
立ち姿も大変美しい
シンプルな2000GTオリジナルプロポーション
エンジンフード上の塗装艶はこの様子
遠目で再度確認・・・
実に貴重な個体です・・・是非歴史を後世に伝えて欲しい一台
1971年式 日産スカイライン 2000GT 2dr ハードトップ KGC10
車検は令和4年9月まで、走行5桁18000Km取材時表示ですが不明とします
車体番号 KGC10-014736、型式 KGC10、原動機 L20
修復歴無し確認済みのノンレストア・オリジナル車両
希少メーカー特注車体色個体です
フロントグリルはGT-Rの物が当時よりセットされている
レンズ類もガラス製の当時物オリジナル
各部は状態良く残っているノンレストア・オリジナル車両
フェンダーミラーも当然オリジナルが残る
ウインドウ周りのゴムパーツは一部コーキング処理されているものの良い状態で残る
ドラフターはGT-Rの物が当時よりセット
アンテナはオリジナルのGTの物
リア・ガーニッシュはオーナー様の好みで現在は外されている(トランク内に保管)
ガソリンタンク・キャップも当時物オリジナル
プレスラインがとても綺麗に残る様子が伺えるカット
ホワイトリボンは後年セットされている、ホイールキャップは当然オリジナル
フロント下回りイメージ、錆び無くよくメンテナンスされている状態が伺える
トランスミッション接合部、オイル漏れは見当たらない
フロアパン下回り、錆びなく綺麗な状態でオリジナルが残る
リア・トランスアクスル部分も同様のコンディション
リアマフラ〜タイコ部分、腐食なく良い状態
インテリアも全てオリジナル、使い込まれたステアリングが素晴らしい
T型のセンターコンソール部分、当時の雰囲気が素晴らしい
シフトゲートカバーもオリジナル、とても良い状態で残る
乗り込む際に目にするグッとくるイメージ
ダッシュパネル・クラッシュパッドにも割れは無い
驚愕のオリジナルシートの状態!
ナビシートももちろんオリジナル・・・!
リアシートのイメージ、使用感は無いに等しいイメージ
天井垂れ無し、ルームランプもちろん健在
サイドスカットルプレートにも擦れは極小
大切に使われてきたことが読み取れるペダル類
甘美で魅惑的な男の空間への入り口
オリジナルL20健在
当時物がよく整備され残る
ブレーキマスターシリンダーはオーバーホール済み
乗ることが最も重要なメンテナンス・・・始動性も素晴らしいオリジナルL20
オリジナルラジエーター
エンジンフード裏の状態もこの通り素晴らしい
車体プレートイメージ
リアガーニッシュなど保管されているパーツ類
手吹きの跡が確認できるトランクルーム・・・サビなし状態
トランク内別カット、プロの塗装職人に手吹きを確認済み
トランクリッド内側イメージ


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