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日産 スカイライン 2000GT-R KPGC10 1971年式
車検 一時抹消登録 走行 不明
(73578Km取材時表示)
備考 ・車台番号 KPGC10-000630 ・型式 KPGC10 原動機 S20 ・フルレストア済み ・新品K4ヘッド搭載エンジン載せ替え済み
長さ 433cm 166cm 高さ 137cm 重量 1100kg 排気量 1980cc
取材日2022年6月9日

「極上・・・至高のGT-R降臨・・・!新品K4ヘッド搭載エンジンに載せ替え済み・・・各部フルレストアされた孤高の存在からは崇高なるオーラを感じる一台・・・!これぞ生涯をささげる究極の上がりの一台にふさわしい個体なり・・・!」

「“HAKOSUKA”スカイライン伝説ストーリー・・・」

半世紀以上前に始まったGT-Rの物語のスタートは実に崇高なものであり、そこを原点としたJDMの発展においてもスカイライン伝説は常に別格であり、今日のGT-R進化をもってその始まりとなったKPGC10 GT-Rはまさに神格化した存在となったのです・・・。
今を遡ること実に半世紀前・・・。現在の日産自動車が、当時のプリンス自動車工業を吸収合併したのは1960年代後半の事、その両社の技術力が結集され、日本各地のサーキットで草の根的にその成果を発揮し始めた頃、このGT-R神話は始まりました・・・。

R380レーシングカーや、歴代のプリンス・スカイラインを開発し、その実力を証明してきた故・桜井 眞一郎氏(1929-2011)を初めとするプリンスのエンジニアたちは、日産が次のプロジェクトとしてC10スカイラインを決定した際に、デチューンしたR380のレーシング・エンジンと、C10スカイラインのボディをベースに、レースで勝てる本物のスポーツカーを開発することに日本のモータリゼーションの未来があることを信じ、大いなる情熱を燃やしたのです・・・!

その大いなる情熱の元、故・桜井眞一郎を初めとする開発チームは、プリンスR380に搭載されていたGR8エンジンをデチューンした日産S20を4ドアセダン車に搭載したことで、初代日産スカイライン2000GT-Rを誕生させます・・・。

この2.0リッター、24バルブ、DOHCの6気筒エンジンは、最高出力160psを7000rpmで発揮、最大トルク18.0kgmを5600rpmで発揮する高回転型エンジンとして開発されました・・・。開発陣はさらなる改良点として軽量化に着目、1970年には、長距離レース用に100リットルの燃料タンクを搭載しながらも20kg程軽量な2ドアハードトップボディを持つKPGC10が加わり、スカイラインGT-Rにおいてクーペの伝統が始まりました・・・。このボクシーで戦闘的なスタイルを持つクルマは、日本各地のレースでの圧倒的速さを誇り、1969年5月から1972年3月までの3年間で、49勝という金字塔を記録したのです・・・!

そういったレースフィールドでの強さが証明する様に、KPGC10型スカイラインは、耐久性のあるS20エンジンに加えて、当時としては画期的な四輪独立懸架を採用するなど、レースシーンで勝てる戦闘力を明確に持ったクルマでした・・・。レースフィールドを戦う車として十分強固な足回り・・・、硬いサスペンションセッティング・・・、非常に重いステアリングも、走り出せば路面の状態をしっかりフィードバックするなど、全身硬派なGT-Rの走りは、レースフィールドならずとも運転する上で非常に魅力的な車として、瞬く間に当時の若者のハートを鷲掴みし、日本全国に熱狂的なスカイライン党を産み出します・・・。

当時からの人気に加えて更に半世紀経過した今日・・・、GT等を改造したいわゆる“GT-R仕様”なども多数存在し、本物と見分けるにも困難な場合がありますが、正真正銘本物の生産台数はKPGC10型(クーペボディ)が1197台、PGC10型(セダンボディ)が832台と約2000台程しか無く、また海外マーケティングされなかった事もあり、日本から出たものはほとんど無いのが実情ですが、映画やゲームシーンで紹介された事もあり、アメリカ、イギリスを始め海外でもそのスパルタンなイメージが大人気を博しているのも実情です・・・。

先人達のほとばしる情熱が生み出した初代GT-Rの偉大な痕跡は、今日のGT-Rの礎を築いただけでなく、日本製国産自動車創造黎明期にJDMが何をなし得たかを、世界中に知らしめた存在なのです・・・!

「1971年式 日産スカイライン2000GT-R(KPGC10)SPECIFICATION 主要諸元」

●全長 4330mm
●全幅 1665mm
●全高 1370mm
●ホイールベース 2570mm
●トレッド前/後 1370/1365mm
●最低地上高 160mm
●室内長 1655mm
●室内幅 1325mm
●室内高 1110mm
●車両重量 1100kg
●乗車定員 5名
●最高速度 200km/h
●最小回転半径 5.2m
●エンジン型式 S20型
●エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
●総排気量 1989cc
●ボア×ストローク 82×62.8mm
●圧縮比 9.5:1
●最高出力 160ps/7000rpm
●最大トルク 18.0kg-m/5600rpm
●トランスミッション型式 O.D付前進5段後退1段、ポルシェタイプ・サーボシンクロ式
●変速比 1速2.957/2速1.858/3速1.311/4速1.000/5速0.852/後退2.922
●最終減速比 4.444
●燃料タンク容量 100L
●ステアリング形式 リサーキュレーティングボール式
●サスペンション前/後 コイルスプリング独立懸架ストラット式/コイルスプリング独立懸架、セミトレーリングアーム
●ブレーキ前/後 ディスク/リーディングトレーリング

「生粋のスカイライン党のオーナー様秘蔵の一台・・・完全空調付き環境でジェムの様に保管管理される究極のHAKOSUKA GT-R・・・じっくり観ていきましょう・・・!」

現在のオーナー様は、歴代スカイラインをGT-Rを中心にほぼ網羅してこられ、スカイラインの歴史そのものがご自身の自動車キャリアと言えるお方です・・・。もちろんエンスージアストの例にもれず、イタリアの跳ね馬からドイツの血統付きなど欧州車を幅広くコレクションされる一方、「国内ではスカイライン以上の物はなかった・・・」と仰るほど・・・。このGT-Rも人生上がりの究極の個体を・・・と探してこられた所、数年前にフルレストアが完了したこの個体と出会い、その素晴らしい完成度に感激し、手元に置かれることとなりました・・・。購入後しばらく車検付きで乗っておられましたが、あまりにも良い状態に「乗ってしまっては勿体無い・・・」と現在は掲載写真でご覧いただける様に、まるでショールームの様な完全空調付き屋内環境で保管〜管理されておられます・・・。

かつて故・桜井眞一郎氏がハンガーでなぞって決めたと言われる伝統のサーフライン・・・、ボクシーで幅広なクーペデザイン・・・、リアにセットされたエアスポイラー・・・、リアのみにセットされたオーバーフェンダー・・・、深いリムが実に男心をくすぐる専用ワタナベ8スポークホイール・・・、ブラックアウトされた漢なイメージがプンプン漂うインテリアなど、各部のプレスラインが見事に当時のレースシーン彷彿とさせる、まさにドンガラ状態からのフルレストアが完了した一台です・・・。
車体ナンバーは1000番以内のナンバーであることからも、オリジナルカラーで存在した時代であり、元色同様のホワイトカラーでフッ素塗装され仕上っています・・・。

エンジンルームを開けると誰もが目を奪われるのが、赤の結晶塗装で仕上げられた、K4ヘッドを持つS20エンジンが見事な状態で鎮座している事・・・!オーナー様の話によれば、搭載から数年経過したものの、新品の状態でのK4ヘッドを持つS20エンジンが搭載された車両であるとの事・・・!完全にシンクロ・セットされたソレックス3連キャブレターの性質と相まって、そのエンジンの所作など実に・・・実にスムーズでシャープな吹け上がりを見せ、高回転時のエンジン動作の滑らかさなど実に素晴らしく、「乗ってみてわかる素晴らしいエンジン特性を感じられる個体・・・」との事です・・・!

随所に確認できる正真正銘本物GT-Rの特徴として・・・(写真参照)

・リア・オーバーフェンダー内側、ボディフェンダーの耳処理が切りっぱなしになっている事・・・。
 オーバーフェンダーが装着されることが前提なので処理されていない・・・

・リアトランクを開けて確認できる、リアホイールハウス上部、リアクオーターパネル内側に車体強度を上げるための補強パネルが装着されている・・・

などが確認できます・・・。

走行は5桁表示の73578kmを現在表示しておりますが、エンジン交換後の実走行などは不明とのこと、半世紀前の個体ということもあり、走行は不明となっていますが、そんなことは無意味と感じる程、真新しいエンジンをパワー炸裂で乗る「本物GT-R」は実に感動的で感慨深く、これに乗るものを深い味わいに誘うものと容易に想像つきます・・・。

レザーのジョイント部分に若干のほつれが見られるドライバーシート、並びにナビシートは状態こそ良いものの、こちらは流石に後年張り替え済みとの事、ドアの内張のレストアはGTのものを使うことでレストアされています・・・。
リアシート並びにリア周りの内装は当時物のオリジナル・・・。大変貴重な当時物のオリジナル・ステアリングは、あえて外して保管されておられます・・・。(付属部品写真参照)

現存する可能な限りの新品パーツが惜しげもなく投入されレストアが施されている個体、真新しいK4ヘッドS20エンジンの恩恵もあり、大変見事に仕上がっているKPGC10 GT-Rと、お見受けした次第でした・・・。

「71年式日産スカイライン2000GT-R KPGC10取材後書き・・・」

こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります。
様々な事情から手放す事を決意された筈なのに・・・、インタビューしていると我が子の事の様に目をキラキラ輝かせて、手放す雰囲気など全く無く・・・、笑顔満面に愛車自慢頂くオーナー様達・・・。

長い年月大変ご苦労され貴重な個体を最高に良い状態で保管・・・、何か不具合がありメカニックに預けている間はまさに我慢の日々・・・。そんな苦労の連続で長年我が子の様に大切にされてこられた貴重な個体を手放される想い・・・。

「こんなに素晴らしい、とても素晴らしく仕上がったGT-Rをなぜ手放されるのですか・・・?」との私の愚問に、笑いながら一言、「そろそろバトンタッチしなくては・・・」と仰ったのがとても印象的な取材でした・・・。

その想いでご自身で撮影紹介された動画がありますので併せて是非ご覧ください・・・。
https://youtu.be/9yjWbWsq4Og

「極上・・・至高のGT-R降臨・・・!新品K4ヘッド搭載エンジンに載せ替え済み・・・各部フルレストアされた孤高の存在からは崇高なるオーラを感じる一台・・・!これぞ生涯をささげる究極の上がりの一台にふさわしい個体なり・・・!」

まずこれは探しても見つからない・・・出会いを待つしかない・・・、一度手に入れたらきっと手放すことは無い歴史を語れる一台は、これを読まれるまだ見ぬ新オーナー様人生を大きく変えてくれる事となるでしょう・・・!

人生上がりのクルマにふさわしい一台・・・。

是非貴重な試乗体験に長野県までお越しください。

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この大変貴重な「1971年式 日産スカイライン 2000GT-R KPGC10 フルレストア済 ニューK4ヘッド・エンジン搭載車」は現在長野県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両の購入に際しては、一時抹消登録中の為、リサイクル預託金精算のみご負担をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2022年9月30日13時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

4400万円→3700万円
画像クリックで拡大出来ます
1971年式 日産スカイライン 2000GT-R KPGC10
現在一時抹消登録中、走行は73578Km取材時表示も不明といたします
車体番号 KPGC10-000630、型式 KPGC10、原動機 S20
フルレストア済み車両、ニューK4ヘッド搭載エンジン載せ替え済み
各部フルレストアされた孤高の存在からは崇高なるオーラを感じる一台
これぞ生涯をささげる究極の上がりの一台にふさわしい個体なり・・・!
まるでショールームの様な空調付き室内空間にて保管管理されている個体
数年前にドンガラ状態からフッ素塗装を用いて外装塗装並びにフルレストアされました
特徴的サーフラインも見事に健在です
特徴的リアスポイラー、メッキパーツも良い状態です
リアバンパー下回りのイメージ
太く張り出したリアホイールとボディの相性は素晴らしく魅力的
可能な限り新品パーツを使いレストアが施されています
特徴的フロントマスクの意匠も素晴らしく健在
マーカーなども新品にてレストアされています
当時物のステッカー健在
GT-Rのドラフター健在です
GT-Rならではのこの深いリムが実に魅力的
オーバーフェンダー内側のボディの耳処理は切りっぱなし・・・ホンモノの証
冷却フィンがついたリアドラムブレーキもGT-Rならでは
故・桜井眞一郎氏がハンガーでなぞったと言われるサーフラインも健在
ルーフの状態も申し分ありません
GT-R専用ワタナベホイール
オリジナルのフェンダーミラー健在
リア周りの状態・・・スポイラーの角度が実に魅惑的
赤く結晶塗装されたS20K4ヘッドエンジン
ソレックスデュアルキャブレターが3連で並ぶ実に魅惑のカット
新品K4ヘッド搭載のエンジンに載せ替えています
これこそタコ足・・・!有機物の様なイメージが実に美しい
マニホールドも良い状態です
エンジンフード裏もとても綺麗な状態
リアトランクを開けると・・・長距離レースを想定した100L燃料タンクが・・・
この3角のプレートがホイールハウス上部の補強財・・・ホンモノGT-Rの証
レストアされたインテリアは漆黒の男の世界
メーターパネル樹脂も良い状態です
1万回転まで刻まれたタコメーターが尋常では無い!オレンジのニードル
シフトブーツなども状態良し、各部ウッドパーツも当時ならではの高級仕様
3連メーターがGT-Rを語ります・・・
この車の性格を語るイメージ
肘掛けなどもオリジナルで残ります
フロントシートは張り替え済み・・・リアはオリジナル
ドライバーシートのステッチ横に乗り降りによる破れがあります
これは補修してあげたい所・・・
リアシートはオリジナルです・・・使用感は粗ありません
ルーフに損傷なし、時代物ルームライトが魅力的
ドア内張はGTのそれでレストア済み、オリジナル・ステアリングは外して保管しています
ファンネル並びにTOKICOのガスショック(1本)オリジナル・ステアリングが付属します
各部ブッシュもレストアされ良い状態です
レーシングカーのそれをイメージさせるデフ〜太いドライブシャフト
まさに上がりの一台では無いでしょうか・・・。


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