掲載いただいたのは、昭和４０年式のセドリック、グレードはカスタムです。
入手されたのは約８年前、もちろんですがシャッター付の車庫に保管されてます。
博物館に展示されてそうな年式ですが、何ら問題無く走行できる状態です。
平成２９年に車検は切れてますが、コンディション維持のため定期的に動かされてます。

【外観】
５６年もの年月を存続してきた個体に、若輩者の取材者が程度が良いとか悪いとかをコメントするのはおこがましいのですが、目に留まった箇所については粛々と記載します。
屋根には経年劣化の塗装クラックが見受けられました。
右側前後ドアに５ミリほどの塗装カケが２カ所と同１ミリが多数点在してます。
この年代ですとボディーの腐食が気になるところですが、下回りはきれいです。入手された時にはサビがあったのですが、近県にあるクラシックカーのレストアを得意とする、というよりは専門としている整備士に依頼され、修復されました。オリジナリティを尊重したいため、塗装についてはその部分のみとされてます。

【内装】
当時物のシートカバーが装着されており、一部めくったところシート表面はきれいな状態でした。クッションの弾力もありました。
クーラーユニットは装備されてましたが、コンプレッサーのベルトは外されており、動作は確認できません。

【機関】
エンジンのかかり具合はすこぶる良くて、アイドリングも驚くほど静かで安定していました。
軽くレーシングしていただきましたが、取材者はセドリックイコール６気筒だと思い込んでいました。４気筒なんですね。スムースでした。

お気に入りの一台ですが、趣味のクルマもそろそろ卒業しようかと、今回掲載いただくことになりました。

車両は石川県にございます。