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◆510型ブルーバードについて
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510型ブルーバードは1967年に三代目として登場します。直線的でスポーティーなラインを取り入れた『スーパーソニックライン』と呼ばれるデザインで話題となりました。
技術面では当時吸収合併したプリンス自動車の技術を取り入れ、L型エンジンの搭載、日産初の4輪独立懸架の採用、『技術の日産』をアピールすると共に、510型ブルーバードは大ヒット作となりました。
日本国外でも欧州車並みに高度なスペックを備えた魅力的なセダンとして「プアマンズ・BMW」との評されました。また、モータースポーツでも活躍、初めて北米市場でヒットした日本車となりました。
当時の米国では高校生が初めて乗るクルマとして人気を博し、その世代の米国人にとっては思い出深いクルマのようです。続いて開発された初代フェアレディZと共に、北米輸出市場における日産(ダットサン)の躍進を実現した存在ともいえます。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、P510型ブルーバード4ドアセダン、1600SSSモデルです。
現オーナーさんは約11年前に個人売買で購入されます。購入時はキャブレターをソレックスに換装する作業が途中でしたので、その作業を引き継ぐと共に全般的な点検と整備を実施、ナンバーを取得し現在に至ります。
前オーナーの方から伝え聞く話では、ファーストオーナーの方が20年ぐらい納屋で保管してあった車両を前オーナーが購入、前オーナーの方も購入後、屋内で保管だったそうです。
そのため、ボディは多少の錆やキズ、凹みなどは見られますが、とても48年経過した車両とは思えない状態でした。もちろん内装もきれいで経年劣化を感じさせません。
機関の状態もいい状態とお聞きしました。
現オーナーさんは、510フリークの方で、この510を購入する前には2ドアクーペの1600SSSを乗っていらっしゃったそうです。
今回510セダンに乗り、ブルーバードは制覇、次のステップと車庫整理のため、エンスーの杜への掲載依頼となりました。
◆現オーナーさんが購入したときに実施した整備内容
・キャブレター取付け及びリンク調整(バンジョーボルト製作)
・スターターモーター修理(接点磨き)
・電磁燃料ポンプ固定及びヒューズボックス取付け、配管、配線
・バッテリー(40B19R)取付け、取付けステー製作
・IG系配線修理(ディストリビューターポイント磨き、点火タイミング調整)
・マフラー及び吊りゴム、U字ボルト交換(中間パイプサビ取り&耐熱塗装)
・キャブレター取付け及びリンク調整(バンジョーボルト製作)
・ラジエター冷却水及びラジエターホース交換
・クラッチマスターシリンダーOH、クラッチオイル交換
・クラッチレリーズシリンダー交換(油圧ホース交換及びエア抜き)
・リヤブレーキ修理(ホイールシリンダー交換、ライニング調整、クーリング、サイドブレーキワイヤグリスアップ)
・フロントブレーキ修理(ピストンOH、エア抜き)
・ブレーキマスター交換(ブレーキオイル交換、エア抜き)
・燃料タンク交換(サビ取り、燃料ゲージ及びOリング交換)
・エンジンオイル及びエレメント交換
・配線修理(ステアリングコラム下、後部フラッシャーリレー部)
◆ストックパーツ
・ラジエターグリル(1600SSS用)
・1600SSS用バッヂ
・純正スチールホイール
・純正ホイールカバー
・取扱説明書
・整備手帳
・保証書
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◆ボディ
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塗装はオリジナルのままです。48年経過していますので少し艶がなくなってきていますがフロアはオリジナルの状態を維持しており、しっかりしたボディであることは見た目にもわかります。
ボディ全体を見ますと小さい凹み、キズ、タッチペイント跡など見られますがオリジナルという視線でみるといいコンディションだと思います。
オリジナルと違うパーツがありますのでご紹介しておきます。現在装着していますラジエターグリルは1600SSS用ではありません。これはオーナーさんが他のバッヂ(VAN)を装着するために交換しています。ただし、1600SSS用のラジエターグリルはありますので付けて頂けます。
リヤのテールライトはセダンのものではなく、1600SSSクーペのものが装着しています。セダンのものはないそうです。
前後のメッキバンパーは大変きれいな状態でした。
また、ウインドウガラスのモールなどのメッキもきれいです。
ホイールは社外のビルボリバージュのアルミホイール、タイヤサイズはフロントが155/65R14、リヤが165/65R14を履いています。
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◆インテリア
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オリジナルで大変きれいな状態を維持されています。
計器類、スイッチ類も正常に作動していました。シート、ドアの内張り、天井もきれいな状態です。運転席シートは、シートクッションのサイドに少し破れが見られました。
天井のサンバイザーに新車当時のビニールが被せてありました。
モモ製ステアリングホイールの革巻き部分に擦れが見られます。
シフトノブはウッド製です。
ダッシュボードに吊り下げ式のクーラーユニットが装備していますが使用したことはないため、作動の有無は確認していません。
AMラジオを装備していますが配線をカットしているようで不動です。
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◆機関
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L16型エンジン、ソレックスのツインキャブレターに換装、トランスミッションは4速のマニュアルミッションです。
ソレックスキャブ以外はオリジナルです。
エンジン始動もスムーズ、アイドリングも安定していました。
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◆足回り
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前後のスプリングを交換し、ローダウンとなっています。
ディファレンシャルはノーマルです。
特に不具合はありません。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。