モダンなスタイリングを持つスペシャリティカー、初代シルビアです。
SP310型のシャーシに架装されたボディは継ぎ目のないハンドメイドの仕上がりで、そのエレガントさは誰もが目を引くところでしょう。
今年の2月に個人より購入し、さらなるコンディションアップに向け約半年かけ仕上げたものです。 何故仕上げたにもかかわらず早くも手放すかは後述するとして、良い状態で乗りたいと言うオーナーさんの意向がうかがえます。
外観の白のボディカラーは前オーナー所有時に塗装をしたものです。 時期は平成13年で、前オーナーが当時の色が気に入らず購入直後に行ったそうです。 約9年を経過しているものの車庫にて保管されていたせいか、現在でも退色は見られず、ツヤは損なわれておりません。 ドア下にサビ浮きは見られるものの、大きなサビや腐りは確認できませんでした。 前後バンパーは最近再メッキをしていますのでピカピカに輝いていました。
ただ、一見してオリジナルと異なる箇所が見られます。 前後エンブレムなし・サイドミラー・前後ガラスモール・Fサイドウインカー・またヘッドライトを囲むモールが付いておりません。 購入時にはすでにこの状態でしたので以前に他車のものを流用したと思われます。
内装は白を基調としたもので、当時としてはかなりモダンであったと想像できます。 シートは2脚とも購入後に張替えを行いました。 今後傷みが出にくいよう表皮だけでなくフレームも塗装を行っているそうで、相当なコストをかけています。 尚、運転席は約10cmレールを後にずらしています。 天井に垂れはありません。 ダッシュなどヤレは見られますが、傷んでいる状態にはありません。 シフトノブはオリジナルではないようです。
機関は万全を期すべく購入後すぐに整備に入れました。 ダットサン系ではつとに有名なショップにて時間をかけメンテを行っています。
大まかに内容を挙げます。
・車検基本整備
・キャブレターOH
・デスビポイントアーム交換
・プラグ・ファンベルト交換
・各メタル点検
・オイルパンガスケット交換
・燃料ポンプダイヤフラム・ガスケット・ホース・フィルター交換
・ラジエターアッパー・ロアホース交換
・ブレーキ4輪点検(右Fキャリパーシリンダー交換 リアホイルシリンダーカップキット)
・タイロットエンドブーツ交換(4箇所)
・オイル・フィルター エアフィルター交換 などなど
エンジンは現在好調、何ら不具合は感じないそうです。
マフラーは形状を見るとオリジナルとは異なるため過去に交換されていると思われます。
電装系では、バッテリーは新品交換しています。
メーター類は問題ありませんが、時計は不動です。
ラジオは修理しましたので問題なく聞けます。
距離は根拠となるものがありませんので、参考値として下さい。
ホイールキャップはオリジナルではありません。
付属品としてヘッドライトの枠1セットと専用パーツリストがあります。
リサイクル券は未預託です。
自動車税はオーナーさんのご好意により清算は不要です。
以前、旧車イベントの日にこの初代シルビアが3台揃っているところにたまたま出くわし、エレガントなスタイリングと贅沢な2シーターの内装に魅せられたのが始まりでした。 ようやく見つけ、しっかりと整備も施し、いざこれから楽しもうと思った矢先、売却を決意する何ともしがたい理由がありました。 それは、ドライビングポジションが思った以上に窮屈であった事です。 オーナーさんは大柄な方でもあり、シートを10cm下げたにもかかわらず良好なポジションが得られなかったそうです。 眺めているだけでも良いとも思ったそうですが、元来クルマは走らせてこそ、がオーナーさんの趣向ですので、このまま乗らなくなってしまうのではとの懸念から今回売却の意向となりました。 それ以外は問題なく、助手席にて試乗させて頂きましたが、エンジンは好調さを感じました。 新調したシートにより車内も快適で、当時のスペシャリティカーの雰囲気を味わえました。 オリジナルとは異なる箇所も散見されますが、ご自身で長く乗るつもりで整備もしていますので、その辺りに魅力を覚える初代シルビアを望まれる方に選んで頂きたい1台です。
実車は東京都多摩市にあります。