【TD2000に関して】
マレーシアのTDカーズ社が生産する「TD2000」は、1950年代の名車MG「TD」のリプロダクションモデルであり、製作にあたり本国に残っていたジグを取り寄せ、日本の技術を学び、フォルクスワーゲンの技術者をスカウトして、ジャガーの指導による設計の見直しを行なうなどその姿勢は徹底している。
トヨタ製3S-FE4気筒DOHCエンジンは、1998ccの排気量から、最高出力130ps/5600rpm、最大トルク18.3kg/4400rpmを発揮、エアコンなどのオプションや内外装のカラーリングも楽しめる。
エンジンは一種類のみ、右ハンドルのワングレードのみで、トランスミッションは5MTと4ATから選択可能である。
【現車について】
現オーナー様が2014年10月に、1オーナー車、ディーラー車(光岡自動車物)、走行約12,000kmの実車を購入しました。
購入時に装備されていたオプション品は以下の6点です。
・エアコン
・ソニーCDプレーヤーCDX-S2210(取説あり)
・モトリタステアリング
・ステンレスラゲッジラック
・クォーターベント
・専用フロアマット
オーナーズマニュアル・配線図・カラー番号等あり。
整備記録は現オーナー時のみあり、事故歴・修復歴不明(恐らく無い模様)。
トノカバー(ハーフとフルの2種類)、駐車時の保護カバー、スペアキーが付属します。
【外観】
ボディカラー名称は「スターリングシルバーメタリック」。塗装状態は良好で艶やかな光沢があります。
下回りの防錆処理を毎年実施しています。
ガレージ保管で雨天未使用(乾燥路のみ走行)です。
傷は殆どありませんが、左後方フェンダー部にのみ擦り傷のタッチペン痕があります。
ブラックの幌の状態は、使用していないため擦れや縮みは無く、スクリーンの透明感もあります。
幌をかけるには手動の為10分程度掛かります(フルオープンにするにもそれなりに時間が掛ります)。外した幌とサイドスクリーンはリアのストレージに格納出来ます。
オプションのクオーターベント(ウインドウディフレクター)が装着されており、オープン走行時の風の巻き込みを軽減しています。
スペアタイヤを覆う様に、折りたたみ式のステンレスラゲッジラックが設置されております。
気になる点としては、左後方の擦り傷もそうですが、フロント部に数カ所飛び石による傷があります。また、ヘッドライトの台座には磨きをかけても緑青が出てしまうようです。
2020年3月の車検時、下まわり防錆処理、前後バンパーの再メッキ実施済です。
タイヤは195/60R15で5分山程度ありますが、新車時(2006年)製造の物です。太陽に晒されていない事もあり、ひび割れも差ほど大きくないと感じました。
【車内】
車内はオプションのエアコンとモトリタのステアリングが付いており、オリジナルの状態を保っています。
エアコンの吹き出し口は2箇所しかありませんが、基本的に幌は使用せず常時オープン仕様で乗車していたそうです。夏場のエアコンというよりも、冬場足下の暖をとる事での使用が多かったそうです。
その為、今回幌をかけることが数回目の出来事だったそうです。降雨降雪時は乗車せず屋内保管していた為、シートの雨漏りなどについては確認できておりません。
ウッドのクラックも無く、シートの擦れも軽微で気にならない程度です。
サイドブレーキ付近が走行中温かくなる現象が起きるそうですが、構造上エンジンの熱が伝わるもので問題はないそうです。
【機関】
信頼のおけるトヨタ製エンジン(セリカ・カムリに搭載されていた3S-FE型)を搭載していることもあり、エンジン始動も問題なく、とても静かで吹け上がりも軽やかに感じました。
整備はディーラー(光岡自動車)ですべて行っていたそうです。走行距離が少ない事もあり、購入時の物品交換以降は消耗品の交換補充程度で不具合もなく快調に使用しています。
また、エンジン内部の洗浄、オイル交換、オイルフィルター交換を毎年実施しています。
●2014年10月購入時の整備/約12,000km
・リヤブレーキホース左右交換
・アッパーボールジョイント左右交換
・ロアアームジョイントダストブーツ左右交換
・タイロッドエンドダストブーツ左右交換
■2024年4月に車検を継続しました。(車検満了日:2026年4月29日)
■経年劣化による割れ(右ドア内側)と車体内側にヒビやハガレ等あり。
■3.06万キロ時に、タイヤとバッテリーを交換。
■2024年5月12日現在の走行距離は3.10万キロ。
個人売買のため、消費税は掛かりません。
今年度自動車税とリサイクル料はオーナー様のご厚意によりサービスといたします。