三菱360は昭和36年（1961年）に新三菱重工業が発売した同社では初めての4輪商用軽自動車です。

製造は岡山県倉敷の水島製作所が担当し1946年以来製造を担当してきた三菱水島系貨物型オート3輪の技術と１万台以上を売り上げていた三菱オート３輪での経験を踏まえて開発された軽ボンネットバンで、その後発売される初代ミニカや初代ミニキャブのベースにもなったモデルです。

ラインナップはデラックスバン・スタンダードバン・パネルバン・ピックアップの4車種で駆動方式はフロントエンジン・リアドライブ、ドアは前開き式を採用、足回りはフロント横置き独立リーフスプリング、リアが半楕円リーフリジットという耐久性重視の構造を採用。

エンジンはME21型2ストローク強制空冷2気筒359ｃｃで最高出力は17馬力を発生しフルシンクロ4速コラムＭＴとの組み合わせで最高速度80ｋｍという当時の日本の道路事情では十分な性能でした。

オーナーさんが実車を購入したのは平成26年で購入時の走行距離は70700ｋｍほどでした、その後令和2年まで継続検査を受けて使用しており現在の走行距離は76532ｋｍです。

外装塗装について

おそらくオリジナルと思われる塗装は年式相応の劣化が見られます、所々に塗装の剥がれやへこみなども見受けられます、全体的にはサビは少なくレストアベースとしては良好な車両ですしこのままでもよい雰囲気があります。

内装についてもオリジナルを保っており年式相応の傷みが見受けられます。

エンジンミッション機関については現在不具合なく好調です、現車は2ストロークエンジンのためエンジンオイルは分離給油方式ですが現車は混合燃料で使用しております、オイルを入れれば分離給油としても使用できます。

平成26年車検時（走行70700ｋｍ）時にＦブレーキカップキット。Ｒブレーキカップキット、ブレーキホース

ブレーキライニング、ミッションリヤシールなどの交換を行っています。

走行距離はメーター読み76532ｋｍでしたが年式を考慮し不明としておきます。

非常に希少な車両ですサビも少なくリーズナブルな三菱360をお探しの方一見の価値ありです。

車は岡山県加賀郡にあります。

個人のため消費税はかかりません。