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ローバー ミニ クーパー 1300i 1996年式
車検 2023年12月 走行 88,084km
取材時表示も
不明とします
備考 ・4MT ・右ハンドル エアコン稼働 ・ローバージャパン正規輸入車 ・1.3iインジェクションモデル ・車名 ローバー ・型式E-XN12A ・車体番号 SAXXNNAYCBD130XXX ・原動機の形式 12A
長さ 307cm 144cm 高さ 133cm 重量 720kg 排気量 1271cc
取材日2022年12月3日

「ベーシックなライフスタイルを、突如としてテンションMAXに変えてくれる貴重な一台・・・!エンスージアストなら一家に一台必需品・・・!最高に楽しいゴーカート・ドライビングで、プリミティブな魅力いっぱいのローバー製・最後のミニ・クーパーは、ひょっとして本物の上がりの車・・・?!」

1964年のモンテカルロラリー・・・。
最大難所であった小雪の舞うチェルニ峠のスペシャルステージで、ミニクーパーは大排気量のポルシェを背後から追い上げ、当時誰も想像し得なかった総合優勝を勝ち取り、その後3年間(実質的には4年間)に渡り、連続優勝の偉業を達成します・・・。オイルショックという時代背景の中、小型車開発のニーズの渦中産まれた、サー・アレック・イシゴニスが現代に残した革命的発明品・・・。
そのミニの伝説から約60年経過・・・。巷にはスイッチオンで動く、家電と化した車が溢れる現代において、クラシックミニはその気になれば、普段のお気に入りのワインディングを突如としてチェルニ峠に変えてくれる・・・!まさにベーシックなライフスタイルを、いつでもテンションMAXに変えてくれる貴重な存在であり、エンスージアストならずとも、老若男女・万人において、こればかりは何にも変えられない・・・“唯一無二のアイコン”へと昇華しているのです・・・。

「ツボを押さえた拘りのモディファイがなされた1996年式ローバーミニ・クーパー1.3i・・・! 少々ヤレた雰囲気も最高にクール・・・!気遣いなくいつでも楽しいインジェクションモデルも悪くはないぞ・・・!ファンto ドライブとはこの車の為の言葉・・・!」

「軽さこそすべて・・・」の心情で、MGミジェットにはじまり、スーパー7・・・そしてロータスまで・・・。英国ライトウエイトの数々の軽さの魅力にどっぷり浸透・・・、ついには自分自身の軽量化を実施中(笑)の筆者ですが、今回の取材で有り難くも試乗させて頂けたのは、機関コンディション上々の最後のクラシック・ミニとなる1996年式ローバーミニ・クーパー1300iでした・・・。
翌年1997年以降の操作系にホンダのパーツが流用される直前・・・エアバッグがついてしまう直前の、クラシック・ミニらしい雰囲気と走りが堪能出来る、最終型インジェクションモデルです・・・!

基本的には機関等よく整備されたノーマルの個体・・・。インジェクション・モデルらしく、冬場のコールド・スタートでもムズかる事なく、エンジン一発で始動の一台ですが、「やはりクラシック・ミニはこうでなきゃ!」と、このスタイルを好むエンスージアストにはとことん嬉しいツボを押さえた拘りのモディファイが実施された個体です・・・!

外観は希少な英国製10インチ・レボリューション・ホイールに、ダンロップフォーミュラRが装着され、車高もそれに合わせてハイローキットでセットアップ済み・・・!
今や貴重品となったルーキーセンター出しマフラーは、イエローに塗られたタイコ部分の視覚的効果は勿論、エキゾーストノートは俄然ホットに変化・・・!
ミラーも、オリジナルの大型ドアミラーから、クラシカルなルーカスタイプ・ミラーをフェンダーに移設・・・!
フロントのみですが、ターンシグナルはクラシカルなクリアレンズに交換済み・・・!
フィラーキャップには、これもクラシカルなアストンタイプ(キー付き)に変更済みと、実にスタイリッシュで魅力的な味付けがされています・・・。

内装に目をやると・・・。
クラシカルなセンターメーターに清楚なスミス製水温計・油圧計・電圧計ゲージ類が整然と並び、ドライバーの目の前にはガレージモーリス製・電気式ステッピングモーターのクロノメトリック式タコメーターが並びます・・・!
そしてドアハンドル〜レギュレータハンドルはアルミ削り出し製・・・延長されたシフトノブは、程よく使い込み、枯れたウッドのBMCマークが存在する・・・。
そんな細部のディテールに拘ったモディファイが既になされているのが嬉しい部分です・・・!

そんな雰囲気抜群の個体は、使い込まれた適度なヤレ感で更に味わいを昇華・・・!

ノーマルのアーモンドグリーンの外装は、ミニお決まりのドア横、そしてリアパネル後部、フロントバンパーの隙間に数箇所錆が見られます・・・。(※写真・動画で表現していますのでご覧ください。) 
ここをどう捉えるかは新オーナー様次第・・・!
いずれどのミニも、水抜きが無いなど構造上の理由から、ボディ補修はいつか“必ず”行う必要がある部分・・・。現在のオーナー様は、「いつでも直せる事・・・」と捉えて、このヤレ感が生み出す、「経年というクラシック・ミニの雰囲気・・・」を積極的に楽しんで来られました・・・。

加えて・・・ミニ・クーパーロゴ入りオリジナルのレザーシートは、皺こそあれどクッションなど状態は良好・・・。ウッドパネルのひび割れなど、経年劣化が“ビンテージ感満載”で、あえて直さずこのまま乗りたい・・・!という気持ちにさせてくれる、オールド・ブリティッシュ・テイスト感溢れる個体なのです・・・!

機関は良くメンテナンスされ、インジェクションならではの全く“気遣い感無し”もちょっと素敵・・・!程よくローダウンされ、立ち姿も凛とした雰囲気の良いクラシック・ミニ・クーパーに、すっかり目から鱗・・・。アクセル・レスポンスも最高に素晴らしく、センター一本出しのスポーツマフラーからは、僅かな右足の踏み込みでさえ、小気味良い抜けた大人のサウンドを心に響かせてくれるのです・・・!

「乗り出してすぐにクラシック・テイストを堪能出来る貴重な存在・・・1996年式ローバーミニ1300i乗ってみました・・・!」

オーナー様の好みで変更された、クラシカルなウッドのモトリタの細い握りを味わい・・・左手を落とした丁度良いところにウッド製シフトノブを纏うロング・ストロークのシフトレバーが・・・絶妙にクロスした4速ミッション、勿論多用するのは3〜4速でしょうが、ここが実に小気味良いのです・・・!ここに・・・「ヒール&トゥしてねっ!」とクルマが言わんばかりのペダル位置・・・!クラシック・ミニにはエンスージアストを唸らせる魅力的な演出が至る所に存在します・・・!

天才サー・アレック・イシゴニスが、従来の金属スプリングで仕上がった、ミニ試作車の乗り味の悪さに愕然とし、急遽ひらめき的に思い付いた、ゴム製ダンパー・ラバー・コーンの恩恵は、ミニにオンリーワンのキャラクターである「あのダイレクト感」を与えます・・・。
720kg程度の車重・・・前後オーバーハングほぼなし、低い重心位置の車体に、素材弾性でエネルギー吸収させるラバーコーン・・・。ギャップでは少々跳ねるものの、そこから生まれる殆どロールしない・・・究極ダイレクトでクイックなハンドリングは、当時のレーシングドライバー達を唸らせ、ポルシェキラーとしてモンテカルロラリー車に抜擢された程の代物なのです・・・。

1997年式からは、いよいよクラシックミニにもエアバッグが採用されるなど、安全志向が強まる傾向に有りますが、その前年の1996年式は、前述の「元気なミニの息遣いが確り残る最終型」と言えるモデルです・・・。

また取材当日は冬場でしたが、昨今の夏場の暑さは、クラシック・ミニを楽しむには過酷な環境です・・・。クラシック・カーにエアコンなんて無いのが当然ですが、最後のミニ・クーパーは、ここは嬉しい期待外れ・・・!コンパクトな室内空間という事実も相まって、この時代のローバー製ミニ・クーパーの室内は、夏日でも快適そのものです・・・!それもその筈、この年代のミニに搭載されるエアコン・システムは、国産ユニクラ製で、冷え過ぎる程エアコンが効くのが特徴です・・・。

車体四隅に設置されたタイヤの息遣いが・・・、乗る人が車に合わせろ・・・と言わんばかりにオフセットし、トラックばりに抱えさせられる小径モトリタステアリングから、10インチ化されたこともあり、現代の車では味わえなくなってしまった「キックバック」を如実に感じられます・・・。そこに・・・!鼻先がスッと入って行きアクセル開度でコントロールするミニ独特の操縦性は・・・「えへへ・・エヘ・・・うわっ楽し〜」などという、訳の分からない独り言をドライビング中に発せさせる、世界中のエンスージアストを虜にする「何か」が必ずあるのです・・・!

これだから・・・街中を普通に乗るのが楽しいのは勿論・・・!
お気に入りのワインディングのダウンヒルなど、日本で合法的に許される速度範囲内で・・・
全く後ろめたさを感じる事なく・・・
持てる性能200%楽しめる・・・!
と言うのがなんと言っても96年式クラシック・ミニ・クーパー1300iの醍醐味です・・・!

もっと軽いスーパー・スポーツを持ってしても・・・中には8桁程の投資をしたとしても・・・、乗れる場所が無くストレスが残ってしまう・・・。
その様な経験をお持ちの御仁程ご理解頂ける・・・。
それこそがプリミティブなミニの最大の魅力では無いでしょうか・・・!

是非写真50枚の説明と詳細動画、走行動画をあわせてご覧下さい!

「1996年式ローバー・ミニ・クーパー1300取材後記・・・」

ガレージには名だたる1950年代〜のクラシックカーがずらり、まるで車好きの桃源郷のような環境でコレクションし、鑑賞なさる事を最大の喜びにされる、クラシックカーをこよなく愛されるオーナー様が、時折乗ってダイレクトなミニを楽しまれているのが今回ご紹介した1996年式ミニ・クーパーです・・・。

少しヤレたアーモンドグリーンの外装に10インチホイールセット・・・センターメーターにスミスの計器類が並ぶこのミニを大変気に入っておられますが・・・ガレージの中の車両を、順次気に入って頂ける方、大切にして頂ける方に継いで頂きたい・・・との思いで出品依頼されるのです・・・。

「ベーシックなライフスタイルを、突如としてテンションMAXに変えてくれる貴重な一台・・・!エンスージアストなら一家に一台必需品・・・!最高に楽しいゴーカート・ドライビングで、プリミティブな魅力いっぱいのローバー製・最後のミニ・クーパーは、ひょっとして本物の上がりの車・・・?!」

オーナー様の「次の引き継いで頂ける方への想い」含め、確りメンテナンスされた個体はきっと、素晴らしい「ミニがある生活」を、これを読む「まだ見ぬ新オーナー様」へ提供してくれる事
・・・と感じた私の取材後記でした。

是非ワクワク感いっぱいの見学に、雪の全く無い群馬県南部へお越しください。

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このちょっと素敵な「1996年式 ローバー・ミニ・クーパー1300i」は現在、群馬県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての「自動車税月割精算(年額¥39,600」並びに「リサイクル預託金(\10,260)」に関してはご購入者様にご負担頂く事になります。
陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。
大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く、詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2022年12月3日10時より、晴天の元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビュー、試乗体験したものを元に執筆作成したものです。限られた時間での確認につき現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい・・・。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

220万円→160万円
画像クリックで拡大出来ます
1996年式 ローバー ミニ クーパー 1300i
車検 令和5年12月  走行 88084km 取材時表示も不明とします
4MT ・右ハンドル ・ローバージャパン正規輸入車 1.3iインジェクションモデル
車名 ローバー ・型式E-XN12A ・車体番号 SAXXNNAYCBD130XXX ・原動機の形式 12A ・排気量 1271cc
ベーシックなライフスタイルを、突如としてテンションMAXに変えてくれる貴重な一台
最高に楽しいゴーカート・ドライビングで、プリミティブな魅力いっぱいのローバー製・最後のミニ・クーパー
一見とても綺麗なアーモンド・グリーンが目を惹く
少々ヤレたビンテージ感があるのがこの個体の特徴
10インチ化に合わせて適度にローダウンしたスタイルがミニらしい
フロントマーカーはクリアタイプに交換済み
メッキパーツには錆浮なし
四隅に張り出したタイヤのイメージが10インチによってさらに強調される
英国製レボリューション製10インチホイールにダンロップ製フォーミュラR(165/70R10)を履く
ホイールは傷なく綺麗な状態
ホイール&ボディ相関図
リアエンド下部も酷使された様子は無い
ルーキー製センター出しマフラー装着、出力アップが想定出来る
アストンタイプフィラーキャップはキー付き
最も錆が出やすいレインガーター後方には錆無し
左フェンダー上にクリアの劣化した様子が窺える
ボディ左ホイールハウス後方に錆補修痕あり
右ドア下の錆浮の様子
ボディ右ホイールハウス後方に錆補修痕あり
左ドア下の錆浮の様子
クラシカルなセンターメーターに清楚なスミス製水温計・油圧計・電圧計ゲージ類が整然と並ぶ
ステアリングはモトリタ・ウッドに変更済み、程よく使い込まれた感が実に良い
ウッド・パネルにはクラックと表面クリア層にヘアラインが入る
オドメーターは88084kmを指すも交換済みが前提なので実走行は不明
ガレージ・モーリス製・電気式クロノメトリック・タコメーター装着
新品では出ない経年による雰囲気・味わいあり
この年代のエアコン・システムは、国産ユニクラ製で冷え過ぎる程エアコンが効くのが特徴
使い込まれたウッド・シフトノブはエクステンション・ロッド付き
アルミ削り出しのレギュレーター・ハンドル類も経年で渋く光る
リアビューミラーもクラシカルなルーカスタイプに変更済み
ステアリングコラムハイトもアングル・アジャスターで調整
モスグリーンのインテリアカラーとウッドのカラーが実によくマッチ
ミニ・クーパー専用バケットタイプレザーシート
リンクルがあるが、染める・磨き込む・愛用する・・・で解決できそうな状態
同様にリンクルはあるものの確りした座り心地は健在
ナビシートは座面・シートバックとも良い状態
リアシートは流石に使用感無く良い状態
よくメンテナンスされたエンジン・基本的にノーマル
エアクリーナーの蓋も良い状態で残る
綺麗なエンジンルーム・・・大切に保管管理されておられる個体
リアトランクルームも使用感少なく綺麗なイメージ
燃料タンク外観・・・綺麗な状態
スペアタイヤはノーマルサイズが搭載、右はバッテリーカバー
エンジン〜ミッション下部、オイル雫は見当たらない
フロントバンパー内側の錆イメージ
ノーマルの12インチ・ホイール・タイヤセットが付属、ハブキャップ欠品が1セットあり


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