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イノチェンティ・ミニクーパー1300 1978年式
車検 一時抹消
(1992年8月)
走行 不明 備考並行車、左ハンドル、1275ccエンジン、SUツインキャブ、4速マニュアル、カスタム多数
長さ 308cm 143cm 高さ 133cm 重量 670kg 排気量 1270cc
取材日2021年11月20日

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◆イノチェンティ・ミニについて
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世界的に有名となったミニは、世界各国で生産されます。イタリアのイノチェンティ社もその一つです。イノチェンティ社は元々大手の鋼管および工作機械メーカーで、ランプレッタ・スクーターで大成功を収めたのち英国BMCと提携、60年にオースチンのライセンス生産を開始し、自動車業界に進出しました。

1965年からは、ノックダウン(現地組み立て)方式で自社ブランドのミニの生産を開始します。本国と同様にMk-I『イノチェンティ・ミニ・マイナー848cc』・Mk-Ⅱとモデルチェンジをし、1969年頃から、本国仕様とは趣を異にした『イノチェンティ・ミニ』排気量1001ccと『イノチェンティ・ミニ・クーパー』排気量1275ccを生産します(いずれもMk-Ⅲモデルです)。
外観的な特徴としてエクステリアでは本国仕様にない三角窓、中央にメッキバーが1本入ったブラック塗装のフロントグリルなど、インテリアではイエーガー製の6連メーターや豪華なシートが採用されました。イノチェンティ・ミニクーパーは、本国のミニクーパーSの生産が打ち切られた後もしばらく生産されたようです。
また、クラブマンシリーズ最上級の1275GTよりパワフルなエンジンを搭載していたため、高い人気を集めていたようです。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、イノチェンティ・ミニクーパー1300モデルです。
ワンオーナーの車を現在のオーナーさんが譲り受けます。
この車両、通常のミニとは大きく変わっているところがあります。それはフェンダーと一体化したボンネット(スチール製)であり、後開きとなっているところです。
また、その他にも前後のバンパーはMk-I仕様、フロントグリルはMk-Ⅲ仕様、ドアウインドウガラスはMk-Ⅲ仕様、トラックリッドもMk-Ⅲ仕様となっています。
内装は6連メーターではなく、ウッド製のインストルメントパネルにセンターメーター、タコメーターなどを装備、イノチェンティ・ミニというよりはクラシックミニのMk-Ⅲと言ってもいいかもしれません。
今でも人気のMk-Ⅲ、一味違うミニに乗りたい方は打ってつけのミニと思います。
エンジンも1.3リッター、走りも期待できるミニです。
現オーナーさん、譲り受けたものの他にもたくさんの車とバイクを所有、やはり好きな方に乗って頂いた方がいいと思い、エンスーの杜への掲載依頼となりました。

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◆外観
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全体的にきれいな状態ですが経年劣化の個所も見あたります。
ルーフは塗装のひび割れがありました。塗装の浮き、キズなどもあります。
リヤスカートパネルにサビ、腐りがありましたが、この部分は鈑金修理してお渡します。
ドア下の錆はありませんでした。
ボンネットは、ボンネットラッチが左右にあり、両側で固定します。
バンパーは前後ともオーバーライダー付きです。
アウトサイドミラーは、ベレGタイプのフェンダーミラーになっています。
ヘッドライトはルーカス製のP700を装備しています。
ポールアンテナは少し変わった形状でした。今まで見たことが形状なのですが、社外品かもしれません。
ホイールはスチールホイールにホイールキャップ付き、タイヤサイズは145R10です。

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◆内装
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ウッドのインストルメントパネルにセンターメーター、タコメーターとクラシックミニの仕上がりとなっています。
シートは高級感のあるシートです。張り替えと補修をしています。
フロントシートベルトはいすゞ製の3点式シートベルトが装着していました。
フロアマットには「KARO」製です。
ステアリングホイールはOBAの革巻きの3本スポークが装着していました。
キルスイッチを装備しています。
ヒーター付き、クーラーは装備していません。

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◆機関
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エンジンは1275ccエンジンを搭載、4速マニュアルミッションとの組み合わせです。
SUツインキャブ仕様、オリジナルのミニとおなじですが、パワーは若干マイルドな味付けとなっているようです。
取材時はキャブの調子が悪く、エンジンを掛けていませんが、先日、オーナーさんから修理しましたと連絡があり、取材をしてきました。エンジンはすぐにかかり、アイドリングは安定していることを確認しました。調子はいいようです。
◆エンジン仕様
・形式:水冷4気筒OHVエンジン
・総排気量:1275cc
・最高出力:71ps/5,800rpm(SAE)
・最大トルク:11.0kgm/3,200rpm(SAE)
・燃料装置:キャブレター×2

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◆足回り
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ラバーコーンの足回りです。
◆仕様
・ステアリング形式:ラック&ピニオン
・フロントサスペンション形式:ダブルウィッシュボーン/ラバーコーン
・リヤサスペンション形式:トレーリングアーム/ラバーコーン
・フロントブレーキ形式:ディスクブレーキ
・リヤブレーキ形式:ドラムブレーキ

屋根付き車庫に保管。

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。



更新記事(2023.3.29)
キャブの調整が終わり、エンジンが掛かるようになり、動画をエンジンが掛かってる動画に差し替えました。同時に価格を260万円から220万円に値下げをしました。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 260万円→220万円
画像クリックで拡大出来ます
クラシックミニのフロントマスク
マーク3のトランクリッド
今の時代でも通用するデザインと思います
 
フロントドアウインドウガラスに三角窓はありません
リヤのラインも素敵です
 
レイランドのフロントエンブレム
フロントフェンダー一体式ボンネット
後開き
ヒンジ部
 
ライトレンズ類
フロントターンシグナルライト下にサビはありません
オーバーフェンダーはリベット止め
変わった形状のポールアンテナ
メッキパーツの状態は良好です
塗装の割れ、邑、キズなど
右サイドアンダーボディ部
左サイドアンダーボディ部
10インチのスチールホイール
コックピット
エアインレットグリル
タコメーターと電流計
燃料計、スピードメーター、油圧計
 
 
センターパネル
シフトコンロールレバー、パーキングブレーキレバー
ドライバーズシート
パッセンジャーシート
シートクッション部の補修
リヤシート
 
 
天井、前
天井、後
フロア部
ABCペダル
キルスイッチ
ドアトリム、ドア下
エンジンルーム
エンジンルーム、左側面
エンジンルーム、右側面
 
エンジンオイルパン部
トランクリッド
トランクルーム
サスペンション部
センターマフラー


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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