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取材日2021年9月23日 |
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ローバーミニの最終モデル・ケンジントンのMk-1仕様車です。 1959年より連綿と続いてきたミニの系譜ですが、21世紀を迎えるにあたって排出ガス基準や衝突安全基準にいよいよ満たなくなり、BMWよって開発される次期ミニが登場するまでの延命策として、1997年に最後のマイナーチェンジを受けることになります。 日本においてはSRSエアバッグ装備やサイドインパクトバー採用などが主たる内容でその他は大きく変わることなく、モデル末期の車によくある限定仕様車を矢継ぎ早にリリースしつつ、2000年10月に最後のミニがラインオフされました。 今回のお車は、その最終モデルのAT車をMk-1仕様に仕立てたものになります。 ●● プロフィール ●● こちらのお車は、現オーナーさんが2016年7月にショップにて購入したものになります。 購入時の走行距離は約47,000kmですので、概ね9,000km強/年くらいのペースで走行しています。 購入した時点でATが不調だったため、納車後まもなくATをOHしています。 大きな特徴としては、 1:最終型でインジェクション、ATという仕様 2:Mk-1仕様(ケンジントンベース) 3:その他随所にモディファイ実施済み が挙げられます。 購入後のメンテナンスやモディファイは主にクラシックミニに精通している専門店にて行われています。 現オーナーさんの整備履歴は概ね残っています。 ●● 外装 ●● MK-1仕様を基本に、数々のモディファイが施されています。 主なものは、 ・Mk-1仕様(グリル、バンパー、テールランプ、エンブレムetc.) ・オールペイント(ホワイト/ブラウンメタリックのツートン) ・メッキミラー(オーバーテイクミラー含む) あたりが挙げられます。 主な瑕疵としては、 ・左ドアミラー付け根付近のサビ ・左ドア下部に複数あるサビ ・左フロントフェンダー先端部にあるこぶし大の凹み ・右ドア下部にあるサビ ・サイドシルモール欠損 あたりと、その他軽微なキズ、飛び石等が挙げられます。 塗装については、元色がブリティッシュレーシンググリーンで、トランク内等で判別できます。 現オーナーさんが購入時よりオールペンしてあったとのことです。 塗装面自体は艶があり良好ですが、部分的にサビが出ています。 特にドア回り、その中でも左側にサビが比較的多く出ており、右側にも若干ですが認められます。 ●● 内装 ●● こちらは一転してノーマルのケンジントンに準じています。 内装のモディファイとしては、 ・アルミペダル(DELTA) ・社外ウッドドアグリップ、レバー、レギュレーターハンドル(各左右) ・社外ドア用カップホルダー(左右) ・シフトノブ(モーリスエンブレム付き) ・ポータブルナビ、ETC、ドラレコ ・キーレスエントリー&エンジンスターター ・社外簡易追加メーター(室温、時計、湿度、トリップx2) ・マグネット式スマホホルダー ・透明アクリル製フロントウインドウ用導風板(自作) ・ダッシュパネル左右にスピーカーを追加 ・スモークフィルム(リア3面) ・ハイマウントストップランプ あたりが挙げられます。 純正デッキと6連装CDチェンジャーは稼働するとのことですが、ボリューム調節はややコツがいるようです。 主な瑕疵としては、 ・ウッドパネルのヒビ、色あせ ・助手席座面右サイドの1cm程度の破れ ・ATセレクター部のゲート用カバー欠損 ・ATセレクター部のインジケーターパネルに部分的な欠け あたりが挙げられます。 天井内張は大きな垂れなどはありませんが、年式相応の汚れや劣化は見られます。 (動画で確認できます) エアコンは問題ありません。 ●● 機関・足回り ●● ケンジントンのノーマル仕様を基本に、幾つかモディファイが加えられています。 主なモディファイとしては、 ・カヤバショックアブソーバー ・磁力型オイルフィルターPECS ・ハイローKIT ・インジェクション燃料増量スプリング(5%増量) が挙げられます。 主な整備記録としては、 @2016年7月 ・納車時にリビルドAT換装 @2016年9月 ・ショックアブソーバー&スプリング交換 ・ATふれ止めキット装着 @2016年9月 ・安心オートマ交換ベーシックセット(OH) @2016年10月 ・PECS取付 @2016年11月 ・冷却水路洗浄 @2017年1月 ・ラックブッシュ交換 ・ボールジョイント分解整備片側 ・ロアアームブッシュ左右交換 ・バキュームホース交換 ・サーモガスケット交換 @2017年2月 ・SPI用ステッパーモーター交換 ・ロアホースのインマニパイプ水漏れ修理 @2017年3月 ・CSA TDS交換 ・ステアリングアジャスター取付 ・インジェクション洗浄 ・インジェクション燃料増量スプリング(5%増量)取付 ・キーリングライト取付 ・WSC-VTE取付 @2017年4月 ・F右キャリパー交換(中古) @2017年6月 ・ファンブレード交換 ・サーモガスケット交換 ・スロットルボディガスケット交換 ・ファンベルト交換 @2017年7月 ・PECS用ガスケット交換 @2017年7月 ・テンションロッドブッシュ交換 ・Rブレーキホイールシリンダー交換 ・ナックルジョイントリア左右交換 ・ATエレメントシール交換・PECS洗浄 @2017年83月 ・ステアリング取付、ラック調整 @2017年11月 ・スピーカー取付 @2017年12月 ・ファンベルトテンショナー調整 ・バイパスホース交換 ・スロットル&インマニ脱着・組み直し エンジン調整 @2018年3月 ・エンジンスターター・リモコンドアロック取付 ・ファンベルト交換 @2018年6月 ・ブレーキS/W調整 ・ポジション球交換 ・ECU新品交換(アイドリング不調修理) @2018年8月 ・Rブレーキシュー交換 ・フューエルフィルター交換 ・プラグ交換 ・ステディロッドブッシュ交換 ・タイヤ交換 ・ブレーキローター&パッド交換 ・フロントショック左(カヤバ)交換 ・F右キャリパー交換(中古) ・電動ファン配線修理 @2018年12月 ・サーモスタット、ガスケット、ハウジング交換 @2019年1月 ・オーバーテイクミラー取付 @2019年3月 ・フロントショック左(カヤバ)交換 @2019年4月 ・PECS用フィルターリング、シール交換 @2019年5月 ・PECS洗浄 ・ドレンエクステンション交換 ・ドレンボルト修理 @2019年7月 ・ACアンプ取付 @2019年11月 ・アースケーブル修理 ・お気づきアラーム取付 @2020年8月 ・ボールジョイント調整 右 ・ボールジョイントブーツ交換 ・Fハブベアリング洗浄 右 ・Fハブベアリングシール交換(インナー/アウター) ・ステディロッドブッシュ交換 ・ラックエンド交換 ・スモールランプソケット&バルブ交換 右 ・ECUホース コネクター、S、L交換 @2020年9月 ・シートクッション交換 ・スロットルリンケージ調整 ・エアクリーナー交換 ・バキュームホース交換 @2020年12月 ・ウインカー修理、中古パーツ取付 が挙げられます。 基本的に不具合は見つかり次第すぐ修理するようにしていたとのことです。 オイルは3000km毎に交換、その2回に1回はグリスアップをしているとのことです。 また、多少の滲みはあるとのことです。 ●● インプレッション ●● ホワイトルーフ/ブラウンメタリックのツートンカラーが何ともお洒落な佇まいです。 オールペンしたというだけあって、なかなかレアなカラーリングです。 そしてそのお洒落なカラーリングにMk-1仕様のモディファイが決まっています。 MK-1仕様とは言ってもドア回りはノーマルのままですが、違和感は全くなく、クラシカルなグリルや小ぶりなテールランプがボディカラーにしっくり馴染んでいます。 そのドア回りにはサビが浮いているのが玉にキズですが、気になるようなら板金修理をしても良いかもしれません。 インテリアはほぼノーマルのケンジントンのままですが、高級仕立てであるケンジントンのベージュレザーシートや淡いグリーンのカーペットはそのまま外装色にフィットしているのがいいですね。 ウッドパネルのヒビや日焼け、シート表皮のヤレ感もありますが、味わいと言える範疇とも捉えられ、フランクに乗りこなすにはお誂え向きだとも言えます。 助手席にて試乗させていただきましたが、走りそのものは至ってノーマルのインジェクションミニといった趣で、穏やかに軽快に街乗りを楽しむことができます。 エンジン始動やATの挙動を含め、その所作に危うさを感じるような点が感じられず、音や乗り心地も含め尖ったところはありませんが、そういったいわゆる普通さが際立つのは、コンスタントにマイレージを重ねてきたことと、マメにメンテナンスを施し続けてきた恩恵だと言えるかもしれません。 むしろ逆な(外装がキレイで調子が悪い)車両も少なくないなか、見逃せない点だと言えるでしょう。 ●● その他 ●● メンテナンスに必要な工具類(ジャッキ、グリスガン、インチ工具etc.)をお付けします。 スタッドレスタイヤ4本(ホイール付き)をお付けします。 ルーフキャリア(RV INNO)をお付けします。 日常的に使用しているので、走行距離は伸びていきます。 色調の微妙な違いやキズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、 オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。 ●● まとめ ●● 価格がピンキリなクラシックミニですが、コンディションとのバランスを考えつつリーズナブルな価格ながらミニらしさを存分に楽しめるのは、この価格帯あたりからと言えるのではないでしょうか。 この車両は内外装に年式相応のヤレこそ感じさせますが、機関のコンディションが良いだけに、普段使いのパートナーとして検討している方にとっては魅力的な車と言えるでしょうし、気になるところは直しながら乗るという選択肢もありですね。 何よりまず他ではお目にかかることのないこのカラーリングは、それだけで乗る価値があると言えますね。 オーナーさんは車両整理のため、売却を希望されています。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(10,480円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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