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MG J2 ミジェット 1933年式
車検 2023年5月 走行 51,453km
(メーター読み)
備考 中古並行車、右H、フルレストア、国内2オーナー
長さ 320cm 129cm 高さ 123cm 重量 630kg 排気量 847cc
取材日2022年6月11日

★MG J2 ミジェットに関して
超小型を意味する「Midget」のJシリーズは、1932年にモーターショーで発表された。
Jシリーズは4モデルがあり、J1は4人乗りのオープンまたはクローズドボディ、J2は2人乗りのオープン、J3はスーパーチャージャーを装備した2人乗りのオープン、J4は同じくスーパーチャージャーを装備した2人乗りのオープンのレーシングバージョンであった。

ボンネット上に革製の固定ストラップがついたロングノーズとショートデッキのスタイルに、ヘッドランプとラジエーター用の保護メッシュグリル、大型のリアマウントのガソリンタンク、ストラップで固定されたスペアタイヤ、オプションのエアロスクリーンを備えた折りたたみ式フラットウィンドスクリーン、センターロックのワイヤーホイールなどを組み込んだデザインであった。

スプリングスポークのフラットステアリングに水温計、油温計、油圧計、電流計を装備し、長いボンネットを持ち上げると、エンジンルームからフットスペースまで見える構造はメンテナンスが容易であるという利点があった。

搭載される水冷4気筒SOHCエンジンは、SUのツインキャブレターにより、847ccの排気量から、最高出力36hp/5500rpmを発揮し、最高速度は129km/hに達した。

◆当車について◆
1999年国内登録の中古並行車、2019年3月に購入し、日本国内では現在2オーナー目、取説・マニュアル関連無し、整備記録は現オーナーの車検時のみあり、屋内ガレージ保管、事故歴・修復歴不明、スペアキーあり

※型式/不明、原動機の型式/MG735A、車台番号/J10●●●

◆エクステリア◆
ボディカラーはブルーの2トーン、購入時からこの仕様だったとの事で、オリジナルもこのカラーリングだった模様です。
ボディはレストアされており、とても90年近く経っているとは思えない程、状態は良好です。

ヘッドライトのバルブはLED、夜間に乗った事が無いのでどの程度明るいかは分からないそうです。

サイドミラーは見ずらいとの事で国産のバイク用に変更されていますが、オリジナルはあります。

幌と幌カバー、トノカバーがありますがサイドスクリーンはありません。
幌の破れは無く、スクリーンは透明感がありますが、あまり使用しないため若干縮みがあります。

ワイヤースポークのホイールは19インチ、幅は5インチ(10cm)、BLOCKLEYのチューブタイヤは製造年月は不明ですが9分山以上あります。

フロントのサスペンションにはショックアブソーバーが装備されていますが、調整はしていないとの事です。

気になる点としては右フェンダー上部のエンブレムの周辺に塗装のクラックと、右サイドのボディに小傷がある程度です。

◆インテリア◆
車内もレストアされていますが、オリジナルより電動ファンやウオーターポンプのスイッチ類が増設されています。

大径のステアリングは滑り止めのために麻縄が巻かれています。

スピードメーターは表示はmileですが、実際はkmで表示されているとの事です。
なお走行距離は確証が無いため参考値です。

タコメーターは装備されていませんが、スピードメーターに4速、3速時の大よその回転数が分かる様な表示がされています。

鋳型で作られたゲートは4速、H型のシフトパターンですが、通常とは逆で右上が1速で左下が4速です。

シートベルトは2点式、助手席側は身体を支える事が出来ないため、ダッシュボードに手摺が付けられています。

念のため、助手席側の足元には消火器が装備されています。

◆エンジン・整備関連◆
エンジンは軽いクランキングで掛かり、アイドリングは低回転(500rpm程度?)で安定しています。

両サイドのエンジンフードを開けると、エンジンだけでなく足元までが見える仕組みになっており、メンテナンスには非常に便利です。

スイッチ式の電動ファンが装備されていますが、渋滞時に使用する位で殆ど使う事は無いそうです。

また同じくスイッチ式のウオーターポンプも付けられています。

整備は殆どオーナーさん自身が行っており、車検のみ整備工場に依頼しているそうで、整備記録はその際のものしかありません。

なおパーツ類は現在でもイギリスから取り寄せる事が出来るためメンテナンスに困る事は無いそうです。

現状は特に不具合は無いそうですが、オイル漏れが若干ありました。

◆オーナーさんより一言◆
小型のコンパクトな車が好きで、メッサーシュミットやオースチンセブン チャミィ、MGTC、オースチン7スペシャル、新し目の車では、ミニやライレーエルフ、日野ルノーなどを乗りました。

このJ2 ミジェットは知り合いの紹介でたまたま手に入れる事が出来ましたが、市場には殆ど出て来ない個体なのでとても気に入っています。

晴れの日に県内を中心にイベント等に出掛けていますが、目立ちますし、良く質問されるので、ダッシュボードに車名とスペック表を貼っています(笑)

メンテナンスは殆ど自分で行って、車検だけは整備先にお願いしていますが、パーツ類はイギリス本国で今でもありますので、ネットで注文して交換や取り付けをしています。

メカニズムがシンプルなのでちょっとした知識があれば、ご自分で出来ると思いますし、関東近辺の方であれば整備先をご紹介しても構いません。

購入して3年程ですし、非常に気に入っていましたが、家のリフォームのための費用捻出のために止む無く手放す事にしました。
また機会があれば手に入れたいと思っています。

なおパーツ類とスペアタイヤが5本ありますので、お付けします。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
オーナーさんは年代物のコンパクトカーをこよなく愛する方で、エンスーの杜の常連様です。

今回、ご掲載頂いたのは国内では滅多に見かけないMG J2 Midget。
90年近く前の個体が動態保存されていました。

取材後に同乗走行させて頂きましたが、乗り心地は良く、野太い音を放ちながら街中を走行していると非常に視線を感じました。

また意外とトルクがあり、街中では頻繁にシフトせず4速に入れっぱなしでもな何らストレスなく走れていました。
高速では70km/h程度であれば巡航は可能との事ですが、いかんせんパワーが無いため上り坂や山道では厳しい様です。

4速ミッションは全てノンシンクロですので、ダブルクラッチで回転を合わせる必要があります。

オープンでありながらもバスタブにつかったようなシートポジションの関係か、風はあまり顔に当たりませんでした。

シートは座面と背もたれ部分の調整が可能との事ですが、身長171cmの私は調整無しでも大丈夫でした。

ヒーターは装備されていませんが、足元にある剥き出しのミッションが走り出すとヒーター代わりになりますので、冬場には最適です。
ただかなり熱いので、夏場は遮熱シート等で覆った方が良いかも知れません。

パーツの供給は問題ない様ですので、生誕100周年迄、あるいはそれ以上乗り続ける事は可能だと思いますが、お探しの方にはご検討頂きたい逸車です。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、自動車販売店ではありません。
また掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントは2022年6月11日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんのお仕事の関係上、日程は土日とさせて頂きます。

◆購入される場合◆
・車両代金のみ 
・自動車税やリサイクル料の請求は致しません。
※ 個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

 720万円
 
画像クリックで拡大出来ます
1 約90年の時を経て今だに現役の1933年式MG J2 Midget
2 時期は不明だがレストアされている
3 2トーンのカラーリングは最初からこの仕様だった模様
4 幌はあるがサイドスクリーンは無い
5 街中では非常に目立つスタイリング
6 リアには40Lサイズのガソリンタンクを装着
7 キャンバストップの状態は良好
8 車幅は129cmだがフェンダー部分を除くと90cm程度が乗車スペース
9 スクリーンの割れは無く、透明感もある
10 駐車時に便利なトノカバー
11 スクリーン部分はメーター確認用
12 蜂の巣状の巨大なラジエーター、メッキの状態は良好
13 ブレーキはワイヤー式
14 ライトのバルブはLED
15 元祖ショックアブソーバー
16 フロント右フェンダーのエンブレム周辺の塗装のクラック
17 塗装の状態は良好、革ベルトの擦れは軽微
18 2重の可倒式のフロントウインドウにワイパーも装備
19 前側のウインドウを倒すと、レーシングスクリーンだけになる
20 BLOCKLEYのチューブ式の19インチタイヤの幅は4インチ(10cm)
21 エンジンフードはロックが可能、指し棒の先には小傷がある
22 保管場所のステッカー貼付部分は英国では車検のステッカーが貼られる
23 ボディの殆どがアルミ製
24 ホイールセンターのスピンナー脱着用の工具あり
25 フェンダーの素材はスチール
26 ステンレスのストラップで止められたスペアタイヤ、本国のナンバープレートがそのまま付けられている
27 オレンジはウインカー、中央はブレーキランプ、右上は反射板
28 オイルパン周辺にはオイル漏れが多少ある
29 右サイドのアンダーパネル、赤いのはミッション
30 左サイドのアンダーパネル、フロアパネルには板が使用されている
31 リア周辺、白い板の部分にはバッテリーを2つ搭載
32 シートベルトは2点式、助手席側には手摺を設置し、幌カバーがされている
33 幌の骨組み部分はトランクに収納、幌はこの上に被せるだけ
34 アルミ磨き出しのダッシュボード、大径のステアリングは抱え込む様なドライビングスタイルになる
35 H型の4速MTは通常とは逆で右上が1速になる、左サイドにはオーナーさん自作の車両スペックを貼付
36 スピードメーターmile表示だがKmとして表示されるとの事。なお内側の赤いラインが4速でのおおよそのエンジン回転数、黄色が3速での回転数となる。ちなみに30km/h時は4速では2000rpm、3速では2900rpmとなる
37 シートは座面と背もたれ部分の調整が可能
38 便利なドアポケットにはMGのロゴ入り、アルミ製のドアは非常に軽量だがたてつけはしっかりしている
39 社名入りのサイドスカットルは市販されているとの事
40 踏力を要するクラッチ、MGのロゴが入ったミッションは走り出すとヒーター代わりになる
41 2つあるレバーは左がチョーク、右がアイドリング調整用、垂直に立ったバーはサイドブレーキ
42 クランク用の棒があるが、クランク式はオイル漏れするため現在では使用不可になっている
43 キルスイッチ付きの12Vのバッテリーを2個搭載(1つは予備用)
44 エンジンフードを開けると、ABCペダル部分もむき出しになる
45 キャブはSUのツイン、Midget J2 type Chassisと刻まれたプレート、腰下は鋳鉄でヘッドカバー部分はアルミ
46 コーチワークは「CARBODIES」によるもの、左側は予備のプラグ
47 電動のラジエーターとウオーターポンプを装備
48 前後ブレーキと前後スプリングのグリスアップ用のニップル
49 モーリスモータース社のプレートはかすれて読み取りにくい
50 付属するパーツ類は他にホイールが5本あり
 


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