■■■今回紹介のモデル■■■
1961年7月(昭和36年)国内初度登録のモデルになります。
1975年(昭和50年)ごろ知人の前オーナーさんが、購入されたそうです。
今から、7〜8年前に現オーナーさんが、購入されました。
車両は、カーポートにボディカバーを使用して保管されています。
今回、他に乗ってみたい車両が見つかり車両入れ替えの為に当サイトに掲載依頼を頂きました。
■■■MG−TFシリーズについて■■■
MG−Tタイプは、1936年から1955年にかけてMGが生産したボディオンフレームオープン2シータースポーツカーのシリーズです。このシリーズには、MG−TA、MG−TB、MG−TC、MG−TD、MG−TFミゼットが含まれていました。
1953年10月にMG−TFミゼットは、発売されました。
TDまで連綿と守られたビンテージ期以来の伝統的ロードスタースタイルに、初めてモダナイズの手が加えられました。前後フェンダーは、TD以前のモデルよりもさらに流麗に裾を引いたタイプになり、左右ヘッドライトをビルドイン、ラジエターグリルは大きく後傾すると共に、リアの燃料タンクも傾斜を強めていました。またラジエターキャップはダミーになる一方、メーター類はすべてMGのオクタゴンを象って八角形化されるなど、ピュアな部分が次第に薄れていったことが、旧来の懐古的MGファンの嗜好には馴染まなかったといわれました。エンジンは、TC、TD、TD−MKUと同じXPAG型直列4気筒OHV1250ccユニットが継承されました。
1954年11月には、XPAG型のボアを広げて1466cc、63PSになりトルクが17%増加したTF−1500へと進化しました。
1955年4月で生産が終了し、MGAに取って代わられました。
■■車両の仕様■■
◆車検証記載事項
・車名:MG
・車台番号:TF1283
・型式:TF改
・原動機の型式:静[52]32静
[走行距離計表示値]76,300mi(令和2年7月17日)
[旧走行距離計表示値]76,200mi(平成30年5月22日)
◆変速機
・4速MT
◆タイヤ/ホイール
・155R15(FIRESTONE製F−560)/ワイヤーホイール
■■特徴とお勧めポイント■■
・機関は、絶好調。
・デフは、2回前の車検整備時にOH済み。
・エンジン等は、オリジナル。
(CHAMPION製ビンテージプラグコード、オイルディップスティック等)
・外装の状態は、塗装の割れ、錆等レベルはよく有りません。前オーナーさん及び現オーナーさん共に中途半端な補修をしていないようですが、機関のコンディションは、良好で走りに関しては、問題無く楽しめる車両です。
■■整備履歴■■(記録の残っている内容になります。)
◆2018年5月(平成30年):<車検整備>
・PENNZOIL GEARPLUS SAE80W−90GL−5
・デフハウジングGK
・デフPINION O/S
・デフキャリア B/G
・シャックルブッシュSET
・ブレーキマスター リペアKIT
・ホイールシリンダー(F)
・リペアキットFホイールシリンダー(残2個分)
・リペアキットRホイールシリンダー
・ホイールシリンダーアダプター
・ブリートニップルホイールシリンダー
◆2020年7月(令和2年):<車検整備>
・バッテリー 交換
・フォグランプ 修理
◆メンテナンス整備は、英国車のスペシャルショップにて実施しています。
■■外装の状態■■
・外装の状態は、余り良くありません。塗装の割れ、錆等がボディ全体の箇所に有ります。
・幌の状態は、大きな破れ、穴等致命的な箇所はありませんが内側の汚れは有ります。
リヤスクリーンの状態は、大きな割れ、キズは、ありませんが曇り及び細かいキズは、有ります。
幌の開閉については、オーナーさんも今までに数回程度の使用の為、今回取材時は、綺麗に閉じることは、出来ませんでした。
・バンパー、ラジエターグリル等メッキ部は、塗装の状態に比べで綺麗な状態です。
(大きな錆等無く多少のくすみが有る程度です。)
■■内装の状態■■
・八角形のメーター類を含め左右対称のインパネは、クラシックMGのモデルらしいデザインです。
・外装の状態に比較すると良い状態です。
・シートに大きな破れは有りませんが、しわ及び擦れは有ります。
(リペアが必要なレベルでは有りません。)
・ダッシュパネルに割れは無く、メーターパネルの状態も良好ですが、ルームミラーのメッキ枠に錆が有ります。
■■機関の状態■■
・機関の状態は、良好で絶好調で現在気になる箇所は有りません。
エンジンのアイドリング状態も安定しています。排気系も異音、異常な黒煙等無く良好です。
・タイヤの山は、十分有り、暫く交換の必要は無いと思います。
<取材後の感想>
・現状の状態で車検を取得してクラシックMGを楽しむことが出来るレベルには、十分な車両だと思います。
ただし、永く所有して楽しむことを考えるようであれば、外装について手を入れる必要が有ると思いますが、クルマをバリ物に仕上げることが楽しみにする方には、ベース車両として魅力的な一台で良い個体だと思います。
■掲載記事内容について■
掲載記事内容は、オーナー様のコメント等お伺いした内容と見聞したものを元に作成したもので現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
整備履歴、修復歴など記事内容に関しては、全てエンスーの杜で確認及び裏づけを取ったもの
ではありません。
分かる限りの欠点も書いてありますがオーナー様の伝達忘れなどもあります。
中古で購入されたオーナー様の中には、モデル年やグレード、仕様などを勘違いされている方
もおります。事故の有無などはパッと見で分からないこともありますし、オーナー様ですら知らない修復歴・事故歴などもありえますので掲載記事の内容はあくまでも参考にして頂きご検討をお願い致します。
■現車確認に関して■
現車確認、見学については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。
個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、「現車確認申込書」を
お送りしますので、基本的に「現車確認申込書」の内容にご承諾頂いた方のみとさせて頂きます。
「現車確認申込書」は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所は、お申込み頂いた方だけにご案内致します。)
現車状態等のコメントは、あくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、取材時から月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。
■購入される場合■
個人売買の為、消費税、諸費用はかかりませんが、リサイクル料(¥11,180−)と、月割りの自動車税(年額:¥39,600−)のご負担をお願いいたします。
ご購入については、ご自身で納得行くまでご覧になり、またオーナー様ともお話し頂き、最終的には、自己責任でご購入されるようにお願い致します。
現状渡しのノークレームとなります。
購入する車両の陸送等(積載車)の手配は、購入者さんご本人に行っていただきます。
購入する車両の名義変更(移転登録)は、購入者さんご本人に行っていただきます。
車検の無い車の車検取得費用は、購入者さんの負担になります。
現車は、静岡県にあります。