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取材日2021年3月28日 |
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「これぞBarn Foundバーンファウンド!魅惑の未再生MGミジェットMk-IIIに興奮MAX・・・!」
MGミジェットMk-III・・・ かく言う筆者もミジェットの魅力に毒された一人・・・。その原点は30年程前のアメリカ・・・レストアベースのミジェットを安価で購入し、そのシンプルな構造ゆえ思うがままに!半分壊しながらも(笑)ガレージでコツコツと仕上げて大いに楽しんだ経験があります。
「1275ccあのミニクーパーSの改良型エンジンを積んだMGミゼットMk-III」
若者向けの小さく軽く、安価なスポーツカーとして1958年に誕生したオースチン・ヒーレー・スプライトMk-Iが1961年にMk-IIへとモデルチェンジする際、バッジエンジニアリングとしてMGブランド版も用意され、MGミジェットMk-Iが誕生します。
実際このエンジンは76bhp/5800rpmのクーパーSエンジンを、シリンダーヘッドとエキゾーストバルブ変更等でデチューンしたもので、圧縮比はクーパーSエンジンの9.75:1から8.8:1に変更され、約15%ダウンの65hp/6000rpmに留められます。実はこれには理由があり、クーパーS仕様のエンジンをそのまま搭載すれば、当時より高価なMGBよりもMGミゼットMK-IIIの方が速くなる事が想定された為だったのです!
「まさにバーンファウンド不動車!倉庫を開けると魅惑の未再生MGミジェットMk-IIIが・・・!」
今回はかつてのミジェット経験からとても楽しみにでかけた取材でした。オーナー様にご案内頂いた倉庫の中で眠り続けていたのはMGミジェットMk-III・・・、1275ccのエンジンを積む右ハンドル、ブリティッシュグリーンの個体です。
オーナー様から拝見した、抹消登録証の記載からこの個体は、1978年に本国から輸入された貴重な右ハンドル車です。オーナー様によれば詳細な年式は不明との事ですが、オリジナルと思われるスチールメッキバンパーやホイールアーチの形状、そしてオルタネータでなくダイナモがエンジンルームで確認できる事から、1966年から1969年の間に生産された初期英国本国仕様と思われます。
オーナー様お手持ちの様々な記録から1993年までは元気に走行していた様子が分かります。現在オドメータは29900kmを指していますが、その後エンジンは28年間掛けた経緯が無さそうです。その28年間、今日に至るまで室内倉庫保管が続いたのは朗報で、フロア周りに腐りは無く確りしており、前後ホイールハウス後方やエンジンフード先端など、どうしても雨の溜まる部分のボディ腐食は年式想定内、内装もダッシュボードにも割れはありませんでした。このあたりは動画と写真50枚でご確認下さい。
オーナー様は、大変お忙しい要職にあられながらも、時間があればガレージにこもり、古い車はもちろん「メグロ」や「ラビット」といったクラシックバイクをコツコツご自身でレストアする「ガレージライフ」に至上の喜びを感じられるお方です。「ガレージには何時間でも居られるんだよね!」と満面の笑みでお答え頂く中に、大らかで優しいお人柄を感じる素敵なお方です。
そんなオーナー様がこのMGミジェットMk-IIIに出逢われたのは今から15年前の事、すでに動かなくなってから13年が経過したこの車を、「これぞバーンファウンド!魅惑の未再生MGミジェットMk-IIIに興奮MAX・・・!これならレストアできる!」との気持ちでご購入なさいます!
実は当初書類は無い状態だったのですが、まさに執念!海外に出国された以前の所有者を特定し、様々な所へ掛け合い、ついに抹消登録証明書を入手なさったのです。
またその頃が要職人生でも一番お忙しく責任重大な時期、一向にレストアする時間が作れず悶々とした時間を過ごされるのですが、ガレージの中で眠り続ける「未再生MGミジェットMk-III」を仕上げ、晴れて公道デビューさせるその時を夢見て・・・夜な夜なヘインズのワークマニュアルとMOSSのパーツカタログを眺め、まさに「心の拠り所」にされながら・・・、果てない「レストアへの夢」を大切に15年間も温められてこられたのです。
「なぜ?心の拠り所・・・にされていた程の果てないレストアへの夢を手放されるのですか?」
私の問いにオーナー様は、「前向きな心の整理」と仰います。溢れんばかりの情熱と気力は、要職繁忙期と比例するのかも・・・決して夢が消えたわけではなく、その思いを誰かに引き継いで欲しいとのお気持ちでの出品ご依頼でした。
現在抹消登録ですので、再生後車検取得すれば晴れて公道再デビューが可能な希少個体です。インターネットと翻訳AIは、豊富な新品パーツを英国本国から取り寄せる事を指先一つで出来る程容易にしてくれました!コンパクトで置き場所にもさほど困らず、取り回しの良いミジェットサイズは、きっとレストア作業をとても楽しいものにしてくれるでしょう!自宅ガレージで「ヒストリックな銘機1275ccエンジン再生プロジェクト」というのも意義深い響きです!
この記事をここまでお読み頂きオーナー様同様に「これぞバーンファウンド!魅惑の未再生MGミジェットMk-IIIに興奮MAX・・・!」と感じて頂けた貴方にこそ、晴れて公道走行するMGミジェットMk-IIIを夢見て、是非引き継いで頂きたい「ガレージの中の終わらぬ夢」プロジェクトなのです!
この素敵なレストアプロジェクト車両は現在、長野県にあります。 現在抹消登録中の車両ですので、現状渡しとさせて頂きます、個人間売買のため消費税や諸費用等はかかりません。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。 (お問い合わせに際して) 記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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