ローバー、MGブランドのRV8です。
MGBをベースに各所技術を一新し、2シーターオープンカーで、V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力は190馬力を誇ります。比較的コンパクトな車体に対してエンジンが大きいため、ボンネットの形状が丸く浮き出ているのが特徴的だと思います。
MGBをベースとしているので、パワーステアリングが搭載されてなく、四輪独立懸架ではないのですが、高出力に耐えるためにサスペンション等を一新し、また、開発費を抑えるためにヘッドライトはポルシェ・911から、ドアのとっては、ジャガー・XJ-Sから流用するなど当時の既存の車からのパーツが所々に使われています。
このRV8はタマが少なく大変貴重な車種だと思われます。
1993年から1995年までの間に約2,000台が生産され、そのうちおよそ75%は日本で販売されたとのことです。
今回のRV8は改造箇所がなくノーマルの状態とのことです。
オーナー様が購入したのは2017年です。エンスーの杜を通しての購入でした。
年間2000kmほど乗られていたそうです。
代々、イギリス車、アメリカ車を中心に乗ってこられたオーナー様ですが、上記のようにコンパクトな車体に約4000ccのエンジンを搭載しているので、パワーがある分、余裕のある運転ができるとのことです。
【整備履歴】
定期的なオイル交換
ブレーキフルード交換
ファンベルト交換
エアコンベルト交換
バッテリー交換
クラッチレリーズシリンダー交換
【外装】
ガレージ保管により、全体的に塗装は綺麗でした。イギリス車らしい鮮やかなグリーンです。
歴代のオーナーさんが大切に維持されてきたことが伺える良好な状態だと感じました。
フォグランプの隣の丸い穴には、エアコンファンが入っているとのことです。これは日本仕様であり、英国使用はライトが付くとのことです。
リアガラスの下にエクボ(へこみ)があるとのことでしたが、言われるまでは気づかなかったです。
特に気にならない程度だと思います。
ヘッドライトも黄ばみがなく綺麗な状態でした。幌はオリジナルのままであり、焼けも見受けられませんでした。幌カバーもございます。
【エンジン】
一発始動でかかります。全体的に綺麗な状態です。吹け上がり良く好調に回っていました。
比較的大きなエンジンのため、オープンの状態では運転中にエンジンの熱気が伝わってくるとのことです。
【内装】
全体的に綺麗です。木目調のパネルにベージュのシートで、英国らしい上品な印象を受けました。
シフトレバー、サイドブレーキレバーも汚れが目立たなく、ハンドルの擦れも目立ちませんでした。
ただ一つだけ交換が必要な個所があるとのことです。
それは、エアコンの温度を調整するスイッチです。スイッチが滑るような感じがして上手く調整できないとのことです。
ただ、エンジンルーム内のワイヤーを調整すれば大丈夫とのことです。実際に調整するところを見せてもらいましたが、少し手を突っ込むとワイヤーがあり、簡単に調整できると思います。
夏場と冬場に行えば大丈夫かと思います。
エアコン自体は調子良いとのことです。
【足回り】
タイヤはダンロップのエナセーブ「EC202」205/65R15を履いています。2013年に製造されたタイヤです。走行距離少ないために溝は十分にございますが、年数は経っています。
4本ともホイールにメッキの剥がれがございます。
【付属品】
幌カバー
リモコンキー
オーナー様は、ガレージ保管で購入後も大切に乗っていましたが、パワステではなくクラッチも重いため、日常的に乗る機会が少なくなってしまったことから、今回、手放すことを決めたそうです。
現在、代替えを検討中であるとのことです。
車は茨城県の下妻市にございます。
個人売買の為、消費税などはかかりません。
ご購入の方は、自動車税76,400円の月割り額の別途ご負担をお願い致します。