〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆マツダ・RX-7について
――――――――――――
RX-7は、1978年3月にサバンナの後継モデルとして 登場します。車名はサバンナRX-7、「R」が「ロータリーエンジン」、「X」が「未来を象徴する記号」を表し、「ロータリー・スペシャリティ」とも表現されます。「7」は「マツダ内での車格番号」です。
1991年のフルモデルチェンジを機に、マツダが当時展開していたアンフィニブランドによる発売となり、 車名がアンフィニ・RX-7 となりました。1997年10月、アンフィニブランドの廃止によりマツダ・RX-7となります。
エンジンは、シーケンシャルツインターボ化を施した13B型ロータリーエンジンを搭載、最高出力は255PSを発揮、パワーウエイトレシオ(重量/出力比)は5kg/PSを切っていました。その後エンジンの出力が向上、1996年1月のマイナーチェンジで265PS(MT車)、1999年1月のマイナーチェンジでは280PSに達しました。
マツダのユーノス・コスモが1996年に生産を終了して以降、RX-7は世界唯一のロータリーエンジン搭載量産車となります。RX-7は車体の軽量化やエンジンの高出力化を図るなど「ピュア・スポーツ」をコンセプトに掲げる車両として開発が続けられました。
しかし、日本国内市場および北米市場におけるスポーツカー需要の低下やターボ過給機付ロータリーエンジンの環境対策の行き詰まりなどの理由により、2002年8月に生産終了となりました。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆ご紹介する車両について
――――――――――――
今回ご紹介する車両は、最終特別限定車「RX-7スピリットR タイプA」です。
「スピリットR タイプA」は2名乗員、5MT、BBS社製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー、専用インパネ、レカロ社製フルバケットシートなどの専用パーツを装着した限定車です。(生産台数はタイプA、B、Cを含めて1500台限定)
現オーナーさんは2004年にマツダのディーラーで購入します。
現オーナーさんは過去にRX-7を所有していた時期があり、そのフィーリングが忘れられなく、再度RX-7に乗ろうと思い、購入されます。
RX-7の魅力とお聞きしたところ、ロータリーエンジンは独特な慣性モーメント(癖)があり、その特性を理解し、乗りこなすところに魅力があるとお話がありました。
現オーナーさんは、ロータリーエンジンを追求するあまり4基のエンジンを載せ替えているそうです。(もちろんトラブルの載せ替えもあったようです)
最後に載せ替えたエンジンはナイトスポーツでOHしたエンジンです。(2015年)
ナイトスポーツは、40年以上にわたり、ロータリーエンジに携わっている会社です。
特にRX-7を中心にチューニング、メンテナンスを行っています。
ナイトスポーツが仕上げたエンジンは、決してハイスペックではなく、基本性能の生かすチューンニングとお聞きしました。全体のバンランスが大事ということだと思います。
エンジン以外にも色々とモディファイしていらっしゃいますが、それらの内容は各項目のところでご紹介します。
一生乗る予定でしたが少し浮気心が・・・。
RX-7乗りのオーナーさんが仕上げた車、いい車だと思いました。
ぜひ、マニアックなRX-7の乗りの方、お問い合わせください。
〓〓〓〓
◆ボディ
――――
ボディカラーはイノセントブルーマイカー、きれいな状態です。購入後、水に濡らしたのは2回、それも洗車だけ、雨には打たれたことはないそうです。現オーナーさん以前はわかりません。
フロントスポイラーは本来樹脂製のブラックですがボディカラーの同色に塗装しています。
フロントスポイラーは右側に擦りキズがありました。フロントスポイラーは2回の交換歴があります。
フロント周りには飛び石によりキズがあります。
スピリットRと分かるエンブレムはフロントフェンダー左右にありました。
アルミホイールはレイズのCE28を装着、タイヤサイズはフロントが245/40R17、リヤが255
/40R17です。
オリジナルのBBS社製17インチアルミホイール+タイヤ付きがありますので付けて頂けます。ただし、タイヤは使えないそうです。
〓〓〓〓〓〓
◆インテリア
――――――
インテリアはほぼオリジナルですが、オーナーさんの好みによりモディファイしている個所があります。
その内容は
・モモ製ステアリングホイール モデル69
・レカロ製バケットシート(TS-G)、ドライバーズのみ
・ターボメーター設置(デフィ)
・ZDアドバンスシステムマルチディスプレイ設置(デフィ)
・アルパイン製ナビゲーションシステム
特に気になる個所はありません。
※オリジナルのレカロ製シートはありますので付けて頂けます。
〓〓〓〓
◆機関
――――
前述でご説明したようにナイトスポーツがOHしたロータリーエンジンを2015年に搭載、オドメーターの示していた数値は約70,000km、現在の走行距離が103,000kmであるのでエンジンの走った距離は約30,000kmとなります。
5速マニュアルとの組み合わせです。
クラッチはエクセディのハイパーマルチクラッチ、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)はクスコ製のタイプRSを装着しています。
エキゾーストシステムは、ナイトスポーツ製のステンレスマフラーを装着しています。
◆エンジンの仕様
・エンジン種類:水冷直列2ローター+インタークーラー付ツインターボ
・総排気量:654ccX2
・最高出力:280ps(206kW)/6500rpm
・最大トルク:32.0kgm(314Nm)/5000rpm
※クラッチ、LSD、エキゾーストマフラーの純正パーツがありますので付けて頂けます。
〓〓〓〓
◆足回り
――――
前後のショックアブソーバーはエナペタル、スプリングはアイバッハ、バネレートはフロント18k、リヤ16kです。
リヤのストラットタワーバーにはRE雨宮を装着しています。
◆サスペンションの仕様
・ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
・サスペンション形式(前):ダブルウィッシュボーン式
・サスペンション形式(後):ダブルウィッシュボーン式
・ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
・ブレーキ形式(後):ベンチレーテッドディスク
※前後のショックアブソーバー、スプリングの純正パーツがありますので付けて頂けます。ストラットタワーバーの純正パーツはないそうです。
〓〓〓〓〓〓〓
◆メンテナンス
―――――――
基本、現オーナーさんが整備をしています。
そのため、請求書や修理明細などは残っていません。
以下は定期点検の整備記録簿から拾っています。
これも全て揃っているわけではありません。
◆2002.8 1ヵ月点検 1,302km
◆2003.6 12ヵ月点検 8,173km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
◆2004.5 12ヵ月点検 11,271km
◆2005.6 車検 20,740km
◆2009.6 車検 48,462km
◆2011.7 車検 57,324km
◆2013.7 車検 68,476km
◆2017.7 車検 91,025km
◆2019.7 車検 97,433km
・発炎筒交換
・点火プラグ交換(4本)
◆2021.7 車検 101,142km
・ボンネットインシュレーター交換
・ボンネットファスナー交換
・オイルフィラーキャップ交換
◆2023.7 車検 102,598km
・ブレーキフルード交換
・発炎筒交換
・点火プラグ交換(4本)
シャッター付きのガレージに保管、雨の日には乗りません。
車の調子を維持するため、たまに乗りますので走行距離が伸びることをご承知おき願います。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。