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◆マセラティ・クアトロポルテ5代目について
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5代目のマセラティ・クアトロポルテは2003年9月に開催された第60回フランクフルトモーターショーで発表されます。
エクステリアデザインはピリンファリーナが手掛けたもので、当時同社に所属していた奥山清行によるものです。
開発に際しては当時マセラティの親会社であるフェラーリの技術を積極的に取り入れ、性能、信頼性の両面で大幅に進化したモデルとして登場します。
エンジンは4.2リッターV8気筒DOHCエンジンを搭載、フェラーリ・F430と同じベースエンジンです。
トランスミッションは、デュオセレクトと呼ばれるセミオートマチック、当初は1グレードのみでしたが後にいくつかのグレードが追加されます。
また、市場の要望に応えるために通常のオートマチックも追加されます。
駆動方式は、デュオセレクトモデルがミッション本体をリヤアクスル直前に配置するトランスアクスル方式を採用、前後の重量バランスが47:53、オートマチックモデルは通常のレイアウトですが前後の重量バランスが49:51と、両モデル共とも理想的な重量バランスを実現、運動性能を高めています。
マセラティ・クアトロポルテは高級車でありながらボディカラーは10色以上、そして内装色も多くの選択肢がありました。また、ホイールデザインやブレーキキャリパーのカラーまでも選択できるという高級車ではなかなか見られない構成となっていました。
最新の装備も備え、安全性の高いセダンとして好評を博し、人気のモデルとして2012年まで生産されました。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、2007年のマセラティ・クアトロポルテ スポーツGT、左ハンドル、6速オートマチックモデルです。
現オーナーさんは欧州車専門店で購入しました。
◆スポーツGTモデルの主な装備
・20インチアルミホイール
・ブラックメッシュのフロントグリル
・ブラックメッシュのサイドグリル
・Sport GTエンブレム
・カーボンファイバー製インパネセンターパネル
もちろん、足回りはスポーツGTの走りに相応しい専用スカイフックサスペンションとなっています。
スタイルはピニンファリーナデザイン、美しい4ドアモデルですね。
エンジンはタイミングベルトではなく、タイミングチェーンのため、安心です。
トランスミションは、デュオセレクトではなく、変速機能付きの普通のオートマチックです。クラッチの残量を気にしなくても乗れるのがいいですね。
リモコンキーは2本あります。
車のコンディションを維持するため、たまに走る程度です。
車庫整理のための売却です。
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◆外観
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ボディカラーは、グリージョ・アルフィエリです。
落ち着きあるカラーであり、上品さが漂います。
リヤフェンダーのラインはイタリア車の色気を感じます。
4枚のドアのドアアウターハンドル内側には電動と手動のレリーズスイッチが2個あります。手動はバッテリーが上がった時に使います。緊急用ですね。
トランクリッドはオートクローズ付きです。(ボタンを押すと自動的開閉するタイプではありません)
エンジンフードのエンブレムの近くに塗装のヒビが見られました。
右フロントのサイドシル樹脂パーツに擦りキズがありました。
アルミホイールは純正の20インチ、タイヤサイズは、フロントが245/35ZR20、リヤが285/30ZR20です。
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◆内装
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本革、カーボンパネル、アルカンターラの天井、豪華な内装です。
フロントシートは電動式パワーシート、ドライバーズシートはメモリー付きです。
左右のフロントシートにはヒーター機能が付いています。
ステアリングホイールにはマニュアル操作ができるパドルスイッチがあります。
ナビゲーション、オートエアコン付きです。
ナビゲーションは更新していませんので古いデータのままです。
サンルーフが装備、可動を確認しています。
リヤガラスには電動式のサンシェード付きです。
ペダルはアルミ製パッド、マセラティのトライデントマークがありました。
イタリア車特有のベタツキは多少ありました。
コンビネーションメーター内のタイヤプレッシャー警告灯が点灯したので、先日タイヤプレッシャーセンサーを4個新品と交換しましたが、警告灯は点灯しています。
警告灯を消灯させるためには、ディーラーにあるテスターを接続してエラー消去する必要があるとお聞きしました。
現在、警告灯は点灯していますが異常ではありません。
フロアコンソールに少しキズがありました。
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◆機関
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エンジンは4.2リッターV8気筒DOHCエンジンを搭載、フェラーリ・F430と同じエンジンをベースにしています。6速オートマチックとの組み合わせです。
◆エンジン仕様
種類:V型8気筒DOHC32バルブ
総排気量:4244cc
最高出力:401ps(295kW)/7100rpm
最大トルク:45.0kg・m(442N・m)/4250rpm
エキゾーストマフラーはノーマルですが迫力のあるエキゾーストノートを聞くことができます。気持ちが盛り上がりますね。
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◆足回り
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電子制御式スカイフックサスペンション、ブレンボー製4ポッドのディスクブレーキ、すべてオリジナルの足回りです。
少し試乗させて頂きました。乗り心地最高です。
◆仕様
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):ダブルウイッシュボーン
サスペンション形式(後):ダブルウイッシュボーン
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ベンチレーテッドディスク
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◆メンテナンスについて
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残っている整備記録を紹介します。(いずれもコーンズで整備)
◆2015.2 車検 11,284km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・ハイフレア交換
・ワイパーブレード交換
・エアコンフィルター交換
・タイヤリペアキット交換
◆2014.3 1年点検 9,743km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・リモコンキーB/T交換
・エアコンフィルター交換
◆2013.6 一般整備 8,569km
・リコール(外‐1935)
・キャンペーン(205)
・リヤタイロッド交換
◆2013.2 車検 7,843km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・ハイフレア交換
・ワイパーブレード交換
・助手席側ドアアンダーライト交換
・右サイドマーカーライト交換
・リモコンキーバッテリー交換
◆2012.2 1年点検 6,340km
・サブタンクキャップ交換
・リモコン電池交換
◆2011.2 車検 4,639km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・スパークプラグ交換
・エアコンフィルター交換
・フューエルタンク交換
◆2010.1 1年点検 2,868km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・LLC交換
・ブレーキフルード交換
・パワーステアリングオイル交換
・エアコンベルト交換
・ウォーターポンプベルト交換
・エアクリーナーフィルター交換
・ラジエターファンレジスター交換
・サイドマーカーLH交換
・エアコンドライヤ交換
・エアコンOリング交換
・エアコンガス充填
・リモコンB/T交換
・右タイヤパンク修理
・バッテリー充電
・サービスインフォメーションリセット
◆2009.2 1年点検 1,334km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・エアコンフィルター交換
・リコール(外‐1556)
・サスペンションレバーボールジョイント締め付け
・右バンクタイミングバリエーター交換
以下の整備は現オーナーさんが行なった整備です。
◆2024.4 一般整備
・オルタネーター交換
・インテークマニホールドガスケット交換
・フロントサスペンションストラットロアブッシュ交換
・バッテリー充電
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。