●マセラティ・シャマルにつきまして●
マセラティ・シャマルは、1990年にデビュー、そして1996年までにわずか369台しか生産されなかった、希少なスポーツカーです。エンスーの杜に掲載させていただくのも今回が初めてという大変希少なお車です。1430kgの車重に326psのＶ8エンジン、最高速は270km/hという当時としては非常に高いスペックを持ってました。デザインはカウンタックと同じマルチェロ・ガンディーニが担当しています。控えめなフロントに比べ張り出したブリスター・フェンダーやスポイラーで武装され同世代のフェラーリやランボルギーニを思わせる堂々したリヤスタイルが特徴的です。

●今回ご紹介するお車につきまして●
真っ赤なロッソカラーが目を引く１９９５年式のマセラティ・シャマルです。かつてお父様が同じクルマを所有していたというオーナーさんが1年ほど前に手に入れられました。お父様もかなりのカーマニアで様々なスーパーカーを始めとするお車を乗り継ぎ、最後に所有されていたのがマセラティ・シャマルでとても印象に残っており、どうしてももう一度乗ってみたくなったのだそうです。もちろん屋内保管で外装、内装、機関ともにとてもよいコンディションを維持されています。とても気に入っていらっしゃいますが、十分に堪能され、まだまだ乗ってみたいお車があるとのことで、大事にしてくれる方に引き継いでいただければとのことで、今回掲載の運びとなりました。わずか369台しか生産されなかった希少なお車で、なおかつ普通に走行できて、このコンディションを維持している個体は貴重かと存じます。

●外装●
朱色に近い一段明るめのロッソカラーの外装は非常に良好な状態で、十分な光沢がございます。過去の再塗装歴は不明ですが大きなキズ、ヘコミ等は確認できません。随所に散りばめられたスモークブラックのパーツとのコントラストもバッチリ決まっています。ウインドー廻りやモール類も状態良好です。

●内装、電装関係●
ブラックレザーの内装も良好な状態を維持しています。
フロント本革シートは、スレや破れもなく非常に良好な状態です。リヤ本革シートは使用感がなく非常に綺麗な状態です。天井も垂れ等はなく綺麗な状態です。ステアリングやシフトレバー、サイドブレーキレバーのウッド部分も非常に綺麗な状態です。レザーで覆われたインパネ、ダッシュ等も大変良好な状態を維持されています。オーディオはカロッツェリア製のＣＤチューナーをインストールしています。
エアコンも現代車なみとはいきませんが、十分効きます。パワステ、パワーウインドーも問題なく作動します。

●機関、足回り等●
タイヤはフロント225/45Ｒ/16、リヤ245/45R16に新車時のホイール（OZ社製）がついています。走行距離も少なくタイヤのヤマはまだ十分に残っています。
ご厚意で撮影場所付近の道路を同乗させていただきましたが、足廻りはしっかりしている印象でした。固すぎずかつ安定した乗り心地です。低すぎないシートポジションでフロントの見切りもよく扱い安そうな感じでした。下廻りも目立つ腐食等はなく状態も良好です。撮影中に拝見する限りオイルの滲み等も確認できませんでした。エンジンは好調を維持しているようで、取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定していました。走行中も気持ちよく加速して不安なく都内の交通の流れに乗っていました。ミッションについて特に不具合はないようで若干シフトの入りが曖昧というシャマルの特徴があるようですが、シフトチェンジも問題なさそうでした。

●直近の主な整備履歴抜粋●
オーナーさんが所有されてから１年なので特に大きな整備記録はございません。
前オーナーさん所有時の記録簿を見ると
（令和３年２月）
タイミングベルト一式、ウォーターポンプ、補記ベルト一式を交換されているよう
です。
●取材者私見●
一見して、とてもきれいなお車という印象です。外装は傷やヘコミも確認できず、屋内保管で綺麗な状態を維持されています。テンションの上がる朱色に近いロッソカラーの外装色とブラック系の内装の組み合わせがとってもお洒落です。レザーやウッドを効果的に使った上品な内装も外装同様、綺麗に維持されていらっしゃいます。現代車と比べて大きすぎないボディサイズで取り回しもよさそうです。派手すぎない外装ですがブリスターフェンダーやスポイラー、エアインテークが只者ではない雰囲気を醸し出しています。野太いエンジン音はいい音を奏でますが、アイドリング時は決して大きすぎない排気音です。なんといってもわずか369台しか生産されなかった希少なお車で、なおかつ普通に走行できて、このコンディションを維持している個体は貴重かと存じます。お探しの方はぜひご検討ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割り分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。