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取材日2023年8月4日 |
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「ドアモビル製ポップアップルーフが付いた64年式ランドローバー・シリーズⅡAがイギリスより輸入されて来た・・・!耐久性で定評のある高年式200Tdiエンジン換装済みで、どこまでも〜どこまでも連れて行ってくれるタフなキャンパーは、人生を大きく彩る一台だった・・・!」 初めに・・・ 「シンプルな魅力に溢れるシリーズⅡAが信頼性のあるエンジン換装済みで、どこまでもキャンプに行けたら・・・さぞかし人生楽しいことだろう・・・」 クラシックカーとキャンピングカーの収集をライフスタイルとされておられるコレクター様が、英国の個人売買雑誌でこのクルマを偶然見つけられたのが物語の始まりでした・・・。 イエローのボディに赤いコットンプリントのカーテンが愛らしく映える車体・・・。取材していて感動しましたが、動画にもありますようにエンジン始動性も非常に良く、普段の街乗りにも十分使える希少なクラシック・ランドローバーであり、ファンシーなカラーリングとお二人様用キャンピングカーとして非常に魅力的な一台です・・・。 ただ、今回のお渡し条件は、「通関渡し」となりますので、これから日本国内の基準に基づいた整備を行い、国内新規登録をおこなって頂き、晴れて公道で乗り出せる一台であると言う事を前提といたします。 「世界中のコレクター垂涎の的・・・ローバー社製4WD黄金期時代のクラシックランドローバー・シリーズⅡAとは・・・」 1948年のシリーズI誕生から基本的デザインを変えず、一貫して世界一タフな4WDを生産し続けた4WD黄金期におけるランドローバーシリーズ・・・。特に不況に喘ぐ社会情勢下、1968年に国営企業ブリティッシュ・レイランド社になる以前の、ローバー社が生産した初期モデルに見られるその最も魅力的な部分たるや・・・、最新の電子制御に溢れ“快適さ”に征服されてしまった「現代のクルマ達」が、気がつかないままに失ってしまった、“クルマを操る喜び”と“疾走させる楽しさ”に満ち溢れており、人間の感性に触れる、根源的な魅力に溢れた部分が、はっきりと感じられるクルマだと言う所です・・・。 1948年に登場した初代ランドローバー・シリーズI〜IIの全盛期には、タフネスさが要求される軍用車としての使用のみならず、世界中の探検を生業とする冒険者の傍には必ず存在し、アマゾン川流域のジャングルから、ダージリンの山々を越えて、あるいはオーストラリアのアウトバックを駆け抜けて大活躍し、英国ではランドローバーシリーズのタフネスさを、少々比喩的表現も含め「世界人口の半分が、初めて出会った車はランドローバーだ・・・」と等と言われる程です・・・。 山道から荒れた林道を疾走した後・・・、そのままの姿でアーバンな品格の高い場所に乗り付けられると言う、おそらくランドローバーにのみ許される「明確な懐の深さ・・・」は、長らく英国王室御用達であった本質から、その滲み出る品格を長い歴史で裏付けた唯一無二のクルマと思える所以です・・・。 このボディ外装が「アルミ合金製」なのは、第二次大戦前後の英国では、配給が厳しかった鋼鉄を節約するため、航空機製造に使われていたアルミの方が容易に入手出来たから・・・この事が後の時代にこのクルマを語る大きなアイデンティティーになったのは実にユニークです・・・。 またビルマブライト・パネルの接合にも、航空機の様なスポット溶接やリベット留めが多用されているのは、ランドローバーの本拠である英国ソリハル工場は、元々航空機の製造工場であった為であり、この工場で、初期シリーズ1からほとんど変わらない製造工程で産み出されたボディは、その特徴的なリベット留め含み大半の部分が熟練職人のハンドメイドで製造され、頑強なラダーフレームの上に、アルミ合金製パネルのボディを載せるという基本構造を持ち続け、実に人間の感性に直接触れる製造方法で産み出されて来たものでした・・・。 こうして67年間継続されたランドローバーシリーズは、最新の衝突安全基準や排気ガス規制に対応することが難しくなったという理由により、201万6933台を製造した後、2016年1月29日についに生産を終了しました・・・。 その性格は無骨なまでも実に質実剛健・・・。 「左右フロントウイング上にライトが搭載された、英国車検証上は1964年10月登録の個体・・・鮮やかなイエローの車体に搭載されたのは、高年式の200Tdiエンジン・・・!むずかる事一切なく走り出すことが出来るほぼ60年前の個体をじっくり観ていきましょう・・・!」 1961~1971年生産されたシリーズⅡAは、どこへでも行ける究極のクラシックカーとして、今日においても非常に実用的な選択肢でしょう・・・。事実現在本国イギリスでも、シリーズⅡAは最も頑丈に製造されたモデルとして、最高傑作のクラシック・ランドローバーと言われます・・・。 シリーズⅡAが生産された1961年から1971年までの10年間は、皮肉にも日本車勢が本格的に世界市場に参入する前夜・・・、アメリカの4WDメーカーは国内市場開拓に注力していた時代であり、まさに英国製4WD車の黄金時代だったのです・・・。 無骨さが目立ったシリーズIは、1958年に登場したシリーズIIで、よりマイルドなスタイリングに変更されますが、そのわずか3年後・・・、さらなる開発によってシリーズⅡAが誕生します・・・。 英国車検証上の登録初年度は1964年1月10日・・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・最初の三桁(251)Model: Land Rover, Series ⅡA/Body type: Basic/Wheel base: 109in. Model years: 1962-1971 Destination: Home market, right-hand drive (RHD) ・次の五桁(05588) Serial number シリアルナンバー ・最後の一桁記号(B) Design: One significant design modification, Suffix used from March 1963 till April 1966 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とあり、初期登録の際になんだかのボディ・デザインが変更されて発売された個体であることが読み取れます・・・。 加えて80年代にレストアが施された記録がありますが、極初期からドアモビル社のポップアップルーフがついている事で、これが接尾のBを表している可能性があります・・・。 さてこの個体の最も特徴的なドアモビル社のポップアップテントを見ていきましょう・・・! キャンピングカーの設備的には・・・(動画も一緒にご確認ください) ・ 蛇口付きシンク となっています・・・。 1955年に設立したDORMOBILE社(ドアモビル社)の歴史も紐解くととても面白く、イギリス・ケント州のコーチビルダー、マーティン・ウォルター氏が製造したキャンピングカーへのコンバージョンを行う会社です・・・。 余談ですが、車内で寝泊まりできるキャンピングカーのアイデアは、イギリス国内では税金対策として生まれたものだったのです・・・! 尚、一時期衰退したものの1997年にはレストア需要が同社を持ち上げ、現在はハンプシャー州リンドハーストを拠点としてスペアパーツの供給やクラシックモデルのフルレストアも行っておりパーツの供給も万全としています・・・。 クラシックなルックスに現代的な走り・・・ L型エンジン換装はポジティブなイメージとして捉えることが出来、世界中のランドローバー愛好家から、適切なメンテナンスを施せば50万キロを超える使用が可能な程、強力で長寿命のユニットとしての地位を確立した200Tdiエンジンはどこまでも連れて行ってくれる安心感が実に嬉しいものです・・・。 加えてシリーズⅡAのルックスにドアモービル・キャンパーの組み合わせはきっと日本中探しても出てこない仕様でしょう・・・。 他の追随を許さない無敵の質実剛健さ・・・。頑丈で耐久性がありながら、エレガンスも兼ね備えているランドローバーは英国デザインの最高峰の証です・・・。 一度きりの人生です・・・是非想いを叶えてみてください・・・! 「1964年式 ランドローバー シリーズⅡA 109in LWBドアモビル キャンパー取材後記・・・」 こればかりは・・・「探しても絶対見つからない・・・出会いを待つしかない個性溢れる個体・・・」と思います・・・。 「ドアモビル製ポップアップルーフが付いた64年式ランドローバー・シリーズⅡAがイギリスより輸入されて来た・・・!耐久性で定評のある高年式200Tdiエンジン換装済みで、どこまでも〜どこまでも連れて行ってくれるタフなキャンパーは、人生を大きく彩る一台だった・・・!」 国内新規登録など少々ハードルは高いもののチャレンジする価値は十分です・・・! これは間違いなく人生を大きく彩ってくれる一台・・・! 是非至高のクラシックランドローバーシリーズⅡAドアモビル キャンパー体験見学に群馬県までお越しください・・・! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。 本記事内容は、2023年8月4日10時より、晴天の元、約5時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビュー、試乗体験したものを元に執筆作成したものです。限られた時間での確認につき現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい・・・。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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