●ランドローバー・ディスカバリーにつきまして●
ディスカバリーは、ランドローバー社が発売しているSUVの一車種であり、レンジローバーの下に位置するランドローバーの中核車です。クラシックレンジローバーの廉価版として登場、構造的にはエアサスを抜いたもので、窓やドアノブなど共通部品も多々あります。レンジローバーの持つ高いオフロード性能はそのままに、設計を見直し、パネル割りや組み立ての合理化で、コストダウンと利益率の向上が図られています。その甲斐あって輸入車としては魅力的な価格設定で日本でも手軽に買える輸入SUVとして人気を博しました。一方でメルセデスのゲレンデよりもよっぽどいいと評判のゆったりとしたイギリス車らしい乗り心地が特徴的です。最後期モデルはスタビライザーが装着されており、ロールも多少抑えられています。内装はテレンス・コンランによるシンプルでありながら豪華なデザインです。伝統のコマンドポジションの一列目はもちろん、特長的なキックアップルーフと広い視野の二列目まで全席パノラマビューを実現しています。かつてのキャメルトロフィーをほうふつとさせるアドベンチャー感があって楽しいクルマに仕上がっています。
●今回ご紹介するお車につきまして●
1997年式の初代シリーズTのフェイズUでフロントマスクが意匠変更され、SRSデュアルエアバッグシステムとABSが装備されています。グレードはV8ガソリンモデルの最上級グレードであるV8iESです。
オーナーさんが7年前にワンオーナー車を購入されて以来大事に維持されています。もちろん経年劣化がみられる箇所はございますがとても25年以上を経過しているとは思えない良好なコンディションです。入手時の走行距離は4万キロほどで7年経過した現在も6万キロ台前半です。
●外装●
あまり街中でもみかけない落ち着いたブルーの外装色の純正色:ビアリッツ・ブルーです。
歴代オーナーさんが大事にされていたようで現オーナーさんが所有されてからは、ずっと屋内保管されており年式から考えれば非常によい塗装状態を維持されています。オーナーさんが入手されてから、研磨とコーティングを実施しています。リペイントの有無は不明です。細かな傷等は散見されますが、全体的に良好な状態です。その他モール類は部分的には劣化や退色がみられる箇所がございますが、全体的には良好な状態を維持されています。
●内装、電装関係●
明るいグレーの本革シートも経年劣化や使用によるスレやシワはございますが、良好な状態です。
天井はオーナー様が所有されてから、張り替えられており綺麗な状態ですが、一部施行が不十分でたるみが見られる箇所があったためピンでとめてある箇所がございます。
ステアリング、インパネ、ダッシュ等もウキやソリ、ワレはございません。
オーディオは社外オーディオに変更しておりますが、純正オーディオも保管してあります。エアコンは問題なく効きます。
ルームミラーに水銀滲みあったため、ドラレコ、バックカメラモニター内臓ミラー装着しています。
解放感を演出するサンルーフは稼働しますが、フロントのサンルーフのチルトができなくなっています。(リヤは開閉可能)パワーウィンドーも作動しますが、リアがときどき作動しないことがございます。
その他不具合点としては、クルーズコントロールが作動しない点、集中ドアロックで助手席のみ連動しないことがございます。(特に夏場)
●機関、足回り等●
タイヤは現在スタットレスを履いていますが、純正ホイール&夏タイヤも保管してありお付けいただけるとのことです。
足廻りはショック、スプリングともに交換済みで安定しております。ブレーキローター、パッドともに交換したばかりで当面安心してお乗りいただけます。
エンジンは好調を維持しており、取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定していました。
オーナーさんは遠出にも使用されていますが、出先で不動になったりしたことは一度もないそうです。
現在気になる点としては、排気音が少し大きくなってきた点、リヤバンパーが若干下がっている点がございますが、リヤバンパー下がりはボルト留めなので直せるとのことです。また、冷間時に下回りからコトコロ音がしますが原因不明のため、主治医と相談してそのままにしてあります。いずれも走行等に支障を及ぼすレベルのものではないとのことです。
●主な整備履歴●
直近の整備履歴は次のとおりです。
(2016年2月:41340km)車検整備、油脂類交換、デスビOH、INマニガスケット、ステダン、リアBJ交換
(2016年3月:41450km)ブレーキランプスイッチ、フロントマッドフラップ、ルームミラー交換
(2016年5月:42540km)夏冬タイヤ入れ替え、ロワホース交換
(2016年6月:42765km)ABSセンサー修理
(2016年6月:42910km)コーティング
(2016年12月:42256km)夏冬タイヤ入れ替え
(2017年1月:45954km)12ヶ月点検、F左右スプリングショック交換
PWレギュレーター、Fマッドガードステー交換
(2017年11月:50150km)夏冬タイヤ入れ替え
(2018年1月:50150km)車検整備、油脂類交換、フォグ取付
(2018年5月:52175km)ダウンパイプBバンク側修理、触媒内部ハガレ留
(2018年6月:52270km)触媒ダウンパイプYピース交換
(2018年7月:52572km)リアエアコンホース交換
(2018年11月:54000km)天井張り替え
(2018年11月:54203km)夏冬タイヤ入れ替え
(2019年3月:54272km)12ヶ月点検、油脂類交換、バッテリー交換、
(2020年1月:55221km)車検整備、油脂類交換、リアカメラ取付
(2020年7月:55646km)プラグコード、デスビローター・キャップ交換
(2021年2月:56611km)12ヶ月点検、プロペラシャフトグリスアップ
(2021年12月:58000km)バッテリー交換
(2021年12月:58000km)ヒッチメンバー取付、バックモニター、欧州13ピン電気工事、走行充電リレー、950登録
(2022年1月:58700km)車検整備、油脂類交換、カメラ配線、ブレーキ廻り点検整備
(2022年4月:59363km)リヤスプリング交換
新車時からの記録簿がすべて保管されておりますので詳細はご見学時にご確認ください。
●取材者私見●
スクエアなシルエットの中にも丸みのあるデザインは今見ても古くささを感じさせない普遍的なデザインですね。サイドがキックバックした独特の形状で後部座席上部にも採光のためのガラスウインドーが設けられ室内は解放感があります、
7人乗りながら、2列目の乗り心地も重視された設計となっており、2列目、3列目までエアコン吹き出し口が独立して設置されていて快適です。外装も落ち着いたブルー系の外装色で場面を選ばずにご使用可能かと思われます。
もちろん動力性能はレンジローバー譲りの本格派でアウトドアの相棒としても最適ではないでしょうか?ヒッチメンバー付でキャンパーやトレーラーの牽引もOKです。気になる点はオーナーさんがほぼすべて手を入れられ、走行距離もまだ6万キロ台前半ですのでまだまだ活躍してくれそうです。
日常使用されているため若干走行距離が伸びますことをご了承ください。
オーナーさんも大変気に入っており、まったく不満がないのですが、家庭環境の変化に伴い増車をしたため車庫事情により、売却を検討されています。お探しの方はぜひご検討ください。
なお、ご購入いただいた方にはHaynesマニュアルと、当時物のカタログをお付けいただけるとことです。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割り分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。