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ランチアデルタHF 4WD 1987年式
車検 2025年4月 走行 91,722km 備考 D車、左H、5速MT、希少車
長さ 389cm 162cm 高さ 137cm 重量 1240kg 排気量 1995cc
取材日2023年4月23日

★ランチアデルタHF 4WDに関して
1986年をもって廃止されたグループBに代わり、世界ラリー選手権となったグループAの競技用車両および、その出場権獲得用の市販モデルであり、開発コードナンバーSE043が与えられたアバルトの作品でもある。

ドライブトレーンはグラベルやアイスバーンのみならず、ターマック(舗装路面)でも確実にパワーを伝える4輪駆動システムを採用し、センターデフにはビスカスカップリングを用い、世界ラリー選手権の1987年シーズンでは13戦中9勝を勝ち取る程、圧倒的な強さを誇った。

搭載される131アバルトラリーやランチアラリーで実績のあるターボチャージャー付きの水冷直列4気筒DOHCエンジンは、1995ccの排気量から、最高出力165ps/5250rpmを発揮し、最高速度は208km/hに達した。

◆当車について◆
D車、2021年4月に購入し、現在2オーナー目、取説・マニュアル関連あり、禁煙車、整備記録は現オーナー時のみあり、屋外にてボディカバー保管、事故歴・修復歴無し、ETC、レーダー、スペアキーなし

※型式/E-L31B5、原動機の型式/831B5、車台番号/ZLA831AB000393●●●

◆エクステリア◆
ボディカラーは鮮やかなロッソモンツァ(モンツァレッド)です。

36年前の個体とは思えない程色艶は良好で、もしかしたら一度オールペイントされているのかも知れませんが、とても良い状態が保たれています。

外観的にはマフラーとサイドシルのシール以外はオリジナルの状態が保たれています

サイドシルのシールはアバルトの開発コードナンバーであるSE043を模したもので、オーナーさんの自作とは思えない程のクオリティで、細やかな拘りが感じられます。
ちなみに純正はHF4WDです。

純正のクロモドラのホイールにはガリ傷は殆どありません。
タイヤはダンロップのラリースタッドレス、2022年9週製造の175/65R14で7〜8分山程あります。

なお、サマータイヤ(8部山程度)を履いたスパルコの15インチホイールが4本ありますので、お付けするそうです。

錆は下回りを含めて殆どありませんが、フロントウインドウ左下部に浮き錆があります。

その他気になる点としては
・フロントバンパー下部の石はね(多数)
・フロントバンパー右端の擦り傷
・リアバンパー左端の擦り傷
・リアバンパーをぶつけた際に出来たバンパー上部塗装の細かい割れ

が挙げられますが、何れも良く見ないと分からないレベルです。

◆インテリア◆
車内はほぼオリジナルの状態が保たれています。

モデファイ部分としては
・ECVコントローラー設置
・車速感知式レーダー装着
・NIクイックシフト交換(純正有)
・CD付きオーディオ交換
・ETC設置

以上となりますが、見た目はさほど違和感はありません。

エアコンはランチアとしては良く効いていました。

運転席のサイドサポート部分のアルカンタラに擦れがある以外は36年前の個体としての状態は良好です。

◆エンジン・整備関連◆
エンジンは軽いクランキングで掛かり、アイドリングは安定しています。
異音や異臭は無く、フケ上がりも良好で、オイル漏れはありません。

デルタに精通したショップで購入しましたが、メンテナンスも同じ所で行っており、メカニックも同じ人が担当しているそうです。

整備記録は現オーナー時のみとなりますが、下記を行っています。

【2021年4月/82,800km、購入時】
・車検整備
・タイミングベルト、他ベルト一式交換
・ベアリング交換
・プーリー交換
・ウオーターポンプ交換
・エアコンコンプレッサー、リキッドタンク交換
・ECVコントローラー設置
・ブローオフバルブ取り付けの為、特注ステンホース作成
・NIクイックシフト交換(純正有)
・ブレーキパッド前後交換(N1タイプ)
・イタリアより同一車両より型取りを行った、ワンオフフルチタンマフラー交換
 (純正リアエンドサイレンサーあり)
・マフラーハンガー交換
・クラッチ調整
・各種オイル交換、
・ラジエーター交換、
・ターボホース交換(特注ステン)
・車速感知レーダー装着
・純正14インチホイール交換
・足回り交換(コニー&アイバッハ)

【2023年3月/91,448km】
・車検整備
・ヘッドカバーガスケット交換
・ラジエーターキャップ交換
・デスビOリング交換
・左ドライブシャフトアウターブーツ交換
・バックランプスイッチ交換
・ラックエンド交換(同時にアライメント調整)
・タイロッドエンド交換
・エンジン、ミッション、デフ(各部オイル交換)
・クーラント交換

なお、ワンオフのチタンマフラーは車検対応では無いそうですが、主治医の所での車検は通っているそうです。

以上となりますが、現時点で不具合は無いそうです。

◆オーナーさんより一言◆
いつもメンテナンスをお願いしている主治医の所にこのデルタがあり、程度も良かったので購入しました。

デルタは今まで4台乗りましたが、このHF4WDが一番古いシリーズで、このシリーズからお馴染みの丸目4灯になっており、アバルトの開発コードナンバーSE043が与えられています。

ボンネットのバルジも無く、ブリスターフェンダーでは無い、ナローなスタイルですが、今までの中では一番車重が軽いためハンドリングが軽妙です。

一番のセールスポイントはワンオフのオールチタンのマフラーで、大枚はたいて取り付けただけあって、フケ上がりと音が良く、測定はしていませんが、オリジナルよりかなりパワーアップしていると思います。

とても気に入っており、ずっと乗り続けたいのですが、諸事情により止む無く手放さざるを得なくなってしまいました。

興味本位でなく、デルタをこよなく愛する方に乗って頂きたいと思います。

メンテナンスに関しては、近県の方であれば主治医を紹介出来ますし、内装のアルカンタラ&ミッソーニは主治医の所にはまだ新品がありますので張り替える事も出来ます。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
オーナーさんはエンスーの杜の常連様で、いつも味のある拘りの車を乗られています。

デルタは3年程前にHFインテグラーレ16Vを売却頂きましたが、今回は深紅のHF4WDを出品頂きました。

オーナーさんのドライブで試乗させて頂きましたが、コニーとアイバッハの組み合わせは、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な乗り心地でした。

また4台乗られたデルタの中でも一番ローパワーでありながらも、アクセルを踏み込むと同時にシートに押し付けられる加速は素晴らしく、あっと言う間に制限速度をオーバーする勢いでした。

扁平率65%のスタッドレスタイヤでの高速コーナリングはちょっとビビりましたが、強化されたブレーキと4WDのお陰か、難無くクリアしていきました。

動画ではスタッドレスタイヤのロードノイズが大きく、エンジン音やマフラー音がスポイルされてしまっていますが、サマータイヤであればもう少し堪能出来ると思います。

いまや高嶺の花となってしまっているデルタですが、10年以上前は廉価版の外車として手荒く扱われた個体が多く、ヤレや錆が出ている個体が多い中で、この状態は特筆すべきものだと思います。

製造から36年経って、現存する個体が少ない中、今となっては希少な存在のHF4WDですので、お探しの方はぜひご検討下さい。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、自動車販売店ではありません。
また掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントは2023年4月23日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんの都合上、日程は応相談でお願い致します。

◆購入される場合◆
・車両代金 
・自動車税 (45,400円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の精算をお願いします。
※ リサイクル料は未預託です。
※ 個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。




【2023年6月6日追記】
諸事情により値下げしました。
本気でお考えの方のお問い合わせをお待ちしています。
 450万円→390万円
画像クリックで拡大出来ます
1 今やタマ数が殆ど無くなった応年の名車「ランチアデルタ HF4WD」
2 36年前の個体とは思えない程の状態を保っている
3 オーナーさん提供のスパルコのホイールにサマータイヤを履いた写真
4 見た目は普通の4ドアハッチバック然としている
5 車高はアイバッハのスプリングで多少ローダウンされている
6 ノスタルジックさを感じさせるボクシーでコンパクトなデザイン
7 リアクオーターピラーにある伸長式のアンテナ
8 この車の素性を物語る左右2本出しのマフラー
9 パンパ―には軽微な擦り傷、フロント周辺には細かい石はねがある
10 エンブレムやグリルのヤレは無い
11 リフレクターの焼けは無い
12 塗装の色艶は良好
13 フロントガラスの石はねは無く、ウエザーストリップの状態も良好
14 フロントウインドウ左端の浮き錆
15 ルーフの日焼けは無い
16 レインモールの状態も良好
17 タイヤはダンロップのラリースタッドレス
18 右サイドには傷やエクボは無い
19 左サイドにも傷やエクボは無い
20 タイヤは7〜8分山程度
21 純正のクロモドラのホイールのガリ傷は殆ど無い
22 SE043はアバルトの開発コードナンバー
23 ランチアのエンブレムにはヤレがある
24 HFはHigh Fidelity=ハイ・ファイ(高い忠誠心)の意味
25 軽い擦り傷がある
26 画像では分かりにくいが、バンパーをぶつけた際に出来た塗装の細かい割れがある
27 オイル漏れは無く、ワンオフのチタンマフラーは良い色に焼けている
28 右サイドのアンダーパネルには錆は無く、ジャッキポイントもしっかりしている
29 左サイドにも錆は殆ど無い
30 野太い咆哮を放つ超軽量のチタンマフラー、黄色いショックはコニー
31 ドア下には錆は無く、内張の浮きも無い
32 アルカンタラ&ミッソーニの状態は良好
33 オリジナルの状態と殆ど変わらない状態が保たれている
34 ダッシュボードの日焼けや割れは無い
35 ランチアのホーンボタン付きの純正のステアリングの擦れも軽微
36 エンスー魂を揺さぶるメーター類
37 2.0まで調整可能なブーストコントローラー、普段は0.9に設定
38 サイド部分のアルカンタラには擦れがある
39 シートはデルタ専用のレカロ
40 ランチアならではのカラーコーディネイトが秀逸
41 分割可倒式のリアシートはサイド部分がアルカンタラで、センターはミッソーニのファブリック
42 天井はへりの部分に若干浮きがあるが概ね良好
43 ABCべダルには滑り止めが貼られている
44 リアハッチのダンパーの状態も良好
45 スペアタイヤはスペースセーバー式
46 インシュレーターの状態も良好
47 良く手入れされている事が伺える綺麗なエンジンルーム
48 ターボ付きのDOHC8バルブエンジンは、165psを絞り出す
49 綺麗な状態で残っているROSSO MONZAのボディカラーシール
50 保管してある純正のマフラー
 


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