〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆ジャガーXKについて
―――――――――――
モータースポーツシーンにおいて数々の栄光を手にしてきたジャガー。そのスポーツモデルに与えられた伝統の称号が「XK」です。
1948 年にデビューしたのが「XK120」、その後「XK140」、「XK150」と続いていき、現行 XK シリーズのデザイン上のモチーフとなる「E-TYPE」が 1961 年に登場します。
E-TYPE がXK の名を冠さなかったのはレースカーである C-TYPE、D-TYPE に由来したものだと言われています。1975 年に惜しまれながらも姿を消した E-TYPE に代わり登場したモデルが「XJ-S」。サルーンである XJ シリーズのスポーツモデルであることは車名でも明らかであり、リヤウインドウ周りの造形が特徴的なモデルだったのですが、純粋なスポーツモデルでは無かったことからやはり XK の名が冠されることはありませんでした。
XJ-S は多くのマイナーチェンジを繰り返し、実に 20 年の長きに渡り、ジャガーを代表するモデルとなりました。そして 1996 年 3 月のジュネーブショー、遂に「XK」が復活する時を迎えました。E-TYPE を思わせる流麗なボディラインや楕円形のフロントグリル、そして新設計の 4 リッター V8 エンジンにちなんで「XK8」と名付けられたこのモデルは、35 年ぶりに「XK」の名を冠する“ジャガーのスポーツカー”としてデビューしました。
グレードは、294馬力の4.0リッター V8 DOHCエンジンを搭載したXK8のクーペとコンバーチブル、375馬力の4.0リッター V8 DOHCスーパーチャージャーエンジンを搭載したXKRのクーペとコンバーチブルがあり、ミッションはすべて5ATとの組み合わせ、クーペ、コンバーチブルともに4シーターの設定でした。
2002年には、エンジンの排気量が4.2リッターに変更、6速オートマチックとなります。
2006年には2代目が登場、2014年に生産が中止となります。
それ以降、「XK」モデルの登場はありませんが、「XK」の復活はジャガーフリークの願いではないでしょうか。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆ご紹介する車両について
――――――――――――
今回ご紹介する車両は、ジャガーXKRクーペ、初代モデルとなります。
やはりスタイリングはE-TYPEを彷彿させますね。内装はコノリーレザーシート、本革&ウッドステアリングホイール、ウォールナットウッドトリムが標準設定、高級感が漂います。装備も充実、オートエアコン、クルーズコントロール、ワイヤレスドアロック、DVDナビゲーション、ETCが装着されていました。
パワーユニットは4.0リッター V8 DOHCスーパーチャージャーエンジンを搭載、トランスミッションは5速オートマチックです。
現オーナーさんは、ネットで見つけ、衝動的に購入したそうです。
しかし、実際に乗ってみると自分が思っていたドライブフィールと違っていたそうです。
エンスーの杜への掲載依頼となりました。
特に不具合がある訳ではありません。
私も試乗しましたが、ジャガー特有の猫足は健在、エンジンもパワーがあり、普段の足にも使えると感じました。高速道路の走行はしていませんが、街中では柔らかい足回りが高速道路ではピタッと路面を吸い付くように走るのは想像できます。
多少走行距離は多めですが、大人のクーペに乗ってみたい方、ぜひ見て頂き、走行をお試しください。
〓〓〓〓
◆外観
――――
ボディカラーはグレーメタリック、きれいな状態です。
ライトレンズ類は透明です。
フロントポジションライトはLED化しています。
フロントグリルはメッシュグリル、スポーティさを表現しています。
リヤスポイラー付き、バックカメラを装備しています。
電動式アンテナは電源を外しているそうです。ラジオの電源を入れるたびに上下するのが気になるため、手動で操作しています。
ホイールは純正アルミホイール、ガリ傷があります。
タイヤサイズは、フロントが245/45R18、リヤが255/45R18です。
タイヤ溝は2分から3分山、交換時期だと思います。
ワイヤレスドアロック付きですが、反応が少し遅いようです。
〓〓〓〓
◆内装
――――
内装はきれいな状態です。計器類、スイッチ類に異常はありません。
フロントシートは左右とも電動式パワーシート、本革シートは少し擦れがありましたので購入時補修しています。
ウッドパネルは大変きれいな状態です。
社外のナビゲーションを装備、ETC付きです。
天井に垂れはありません。リヤシェルフの内張りには少し皺がありました。
エアコンはよく効いていました。
〓〓〓〓
◆機関
――――
4.0リッターV8DOHCスーパーチャージャーエンジン搭載、5速オートマチックトランスミッションとの組み合わせです。
スーパーチャージャー付きなのでスタートからトルクを感じることができます。
シフトゲートは「J」ゲート、シフトショックはあまり感じません。
◆エンジン仕様
・種類:水冷V型8気筒DOHCスーパーチャージャー
・総排気量:3996cc
・最高出力:375ps(276kW)/6150rpm
・最大トルク:53.5kg・m(524.7N・m)/3600rpm
・燃料供給装置:電子制御燃料噴射(デンソー製)
◆トランスミッション仕様
・5速オートマチックトランスミッション
〓〓〓〓
◆足回り
――――
オリジナルの足回りです。
特に不具合はないそうです。
◆足回りの仕様
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):ダブルウィッシュボーン独立懸架
サスペンション形式(後):ウィッシュボーン独立懸架
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ベンチレーテッドディスク
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆メンテナンスについて
―――――――――――
残っている整備記録簿から整備項目をピックアップしています。
◆1999.12.16 新車点検 1,465km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ワイパーゴム交換
◆2000.6.2 1年点検 2,351km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ワイパーゴム交換
・ドアミラーレンズ交換
◆2001.6.15 1年点検 8,214km
・エアクリーナーエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・ワイパーゴム交換
◆2002.5.29 車検 12,158km
・右フロントロワーアームブッシュ交換
・ドアミラースイッチ交換
◆2003.6.4 1年点検 17,030km
・エアクリーナーエレメント交換
・フロントブレーキパッド交換
・ブレーキフルード交換
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ワイパーゴム交換
・冷却水交換
・スーパーチャージャー駆動ベルト交換
・サーモスタット交換
◆2004.6.8 車検 18,913km
・ブレーキフルード交換
◆2006.6.14 1年点検 25,932km
・フロントブレーキパッド交換
・ブレーキフルード交換
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ワイパーゴム交換
・左ライトウォッシャージェット取付け
・スロットルボディ交換
・デフピニオンフランジシーリング
・左右フロントロワーアームブッシュ交換
・発煙筒交換
・バッテリー充電
・ストップバルブ、左フロントウインカーバルブ、リヤウインカーバルブ交換
・ワイパーゴム交換
◆2010.6.22 車検 35,826km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
◆2012.6.22 車検 38,744km
・ヒーターホース、コネクター、ブリーザーホース交換
・フロントスタビリンク交換
・ブレーキフルード交換
・バッテリー充電
・エンジンオイル交換
・左右ウインカーリピーターライト交換
・ワイパーゴム交換
・ルームミラー交換
・ワイパーアームブラケット交換
・非常信号灯交換
◆2014.7.2 車検 43,231km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・バッテリー交換
・ブレーキフルード交換
・ライセンスプレートライトバルブ交換
・左右ドアミラー交換
・ワイパーゴム交換
・ブレーキパッド交換
・フロントブレーキディスク交換
◆2016.7.25 車検 50,100km
屋根付き車庫に保管。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。