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ジャガー XJ ソブリン 4.0-V8 2003年式
車検 2022年11月 走行 150,000km 備考 ディーラー車 5AT ツーオーナー ETC ナビ
長さ 502cm 180cm 高さ 136cm 重量 1740kg 排気量 3996cc
取材日2022年3月19日

程度良好なX308の4リッター・ソブリンの最終型です。

創業者ウィリアム・ライオンズが承認した最後のジャガーであるXJ40系(1986~1994)のビッグマイナーチェンジ版であるX300系は、XJ40で不評だったエクステリアデザインがシリーズVまでのスタイリングを彷彿とさせるものにリデザインされ、その刷新されたボディパネルの精度も向上、更に同じ直6ながらより洗練度信頼性がアップしたエンジンにも変更され、また電装系もそれまでのルーカス製から日本電装製へと変更と、その魅力を大幅向上させ、日本市場においてもスマッシュヒットとなりました。

そのX300の更なるマイナーチェンジ版が1998年登場のX308です。

X300からの変更点は、外装こそ最小限なものの、内装は丸味を帯びたものに大幅刷新、エンジンは伝統の直6/V12から新開発のV8に置き換えられ、ATも4速から5速へとグレードアップされと、その魅力にますます磨きがかけられたX308は、輸入高級車としてはじゅうぶんリーズナブルと言える戦略的価格も相まって、一層評価が高まることとなります。

そんなXJ40からの系譜は2003年にようやくフルモデルチェンジされX350系となり、それをもってウィリアム・ライオンズが手掛けたジャガーの終焉となったのでした。

●● プロフィール ●●

こちらの車は、多くのエンスー車両を乗り継ぎ、現在も10台以上お持ちのオーナーさんが、ワンオーナー車を2013年3月に購入したものです。

オーナーさんのコメントがこちらになります。

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平成25年3月に1オーナー13万km台走行にて購入しました。

私は旧車を10台以上保有しております。

専用メカニックを付けて修理をし、専用倉庫を借り、常にベストコンディションを保っています。

旧車ジャガーにおいては、ダブルシックス 、マークU、Eタイプをレストアする、業界で有名なメカニックによるチェックと修理です。

13万km台走行でしたが、購入前には前オーナーがミッションをリビルト品に交換しています。

車両購入時に気になるキズは塗装・修復し仕上げてあります。

自分では高速道路での使用がほとんどです。

上記専用倉庫で保管し、9年で1.5万km程度の走行です。

車両購入時の修理箇所は下記となります。

・ショックアブソーバー取付ブッシュ全交換

・エンジンヘッドカバーガスケット左右交換

・ファンベルトテンショナー交換

・ファンベルトアイドルプーリー交換

・バッテリー交換

・ABSユニットはんだ剥がれ修理

・ヘッドライトをキセノンに交換、その後ロービームのみLEDバルブに交換

直近では下記を修理しております。

・ラジエーターサブタンク及びラジエーターキャップ交換

・ウォーターポンプ交換

・サーモスタット交換

・サーモスタットハウジング交換

・ファンベルト交換

・ワイパーブレード交換

・車検ごとにブレーキフルード、エンジンオイル、オイルフィルターを交換

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とのことです。

基本的には上記メカニックにお任せでメンテナンスを依頼しているため明細は残っていないのですが、記憶にある範囲では、というかたちとなりますので、上記以外にも必要に応じて色々とメンテが施されているとのことです。

保管は上記ガレージもしくは地下駐車場ですので日光に当たることなく、内外装の劣化は最小限に留められています。

●● 外装 ●●

基本的にノーマルです。

目立つようなキズや凹みはありません。

先述のとおり、必要箇所にリペイントが施され、塗装面は全般的にとてもキレイな状態です。

ゴム、ガラス、メッキ、灯火類の状態も至って良好です。

劣化部分としては、

・フロントに数カ所の飛び石跡

・フロントバンパー下端のスリキズ

・ヘッドライトの曇り

が挙げられますが、どれも軽微or目立たない状態です。

●● 内装 ●●

こちらも基本的にノーマルです。

モディファイされている箇所は、

・インダッシュナビ

・ETC

となっています。

劣化部分としては、

・ウッドパネルのクラック(運転席ドア内張上部、助手席ドア内張アームレスト部等)

が挙げられます。

また、劣化部分ではありませんが、社外インダッシュナビのためステアリングスイッチは連動していません。

チャコール/ライトグレーパイピングのレザーシートは劣化も少なく良好です。

天井の垂れはありません。

ダッシュに割れはありません。


●● 機関・足回り ●●

基本的にノーマルです。

先述のとおり、専門メカニックによってしかるべき費用をかけてメンテナンスされています。


●● インプレッション ●●

X300と一見大きく違わないようにも見えるX308ですが、見れば見るほど違いが際立ってきます。

そのあたりはエンスー諸氏であればご存知かと思いますが、エクステリアの端的な違いはディテールに丸みを帯びた箇所が増え、一層モダンになり高級感が増したのがX308です。

コストダウンが進んだ部分もありますが(フロントグリルが300は金属にクロームメッキだったものの、308では樹脂メッキとなった等)、そのあたりの処理は巧みで、コストダウンを感じさせません。

特にコンディションが良いと、その傾向が顕著です。

19年15万kmを経たとは思えないほどシャンとした佇まいのこの車ですが、見た目だけではなく中身のコンディションも経年をあまり感じさせません。

ドアの開け閉めから始まり、ステアリングやレバー類、スイッチ類のピシッとしつつも軽やかでしっとりした感じは往時のまま、ジャガーならではの繊細なフィーリングを堪能することができます。

XJ40のテイストを色濃く残したX300のインテリアから大幅刷新し曲線を多用したものに変貌を遂げたX308のインテリアは、その後続く一連のジャガー車のインテリアの先鞭をつけたもので、一気にモダンかつ高品質なものとなりましたが、この車はその魅力を程度の良い状態で味わうことが可能です。

もっと低走行距離の車両でも、紫外線や雑な扱いのためヘタったインテリアの個体も少なくありませんが、屋根無し駐車場での保管、日常的な渋滞や頻繁な乗り降りの繰り返しで、そういった、低走行なのに程度がイマイチの車がつくられてしまいます。

でも、上品でお洒落なジャガーこそキレイなコンディションで乗りたいものですね。

ATはX308の弱点と言われていますが、この車はリビルト品に交換済みなところも高ポイントです。

助手席にて試乗させていただきましたが、4リッターV8エンジンはあくまできめ細かくスムーズに、豊かなトルク感でこの大柄な車を走らせます。

異音もなく静かそのものですが、常に滑らかなエンジンの存在や、柔らかくも吸い付くようなフィーリング、いわゆる猫足を感じながら走る感触は、日本車もドイツ車も真似のできないジャガーならではの味わいです。

それでいてクラシックジャガーにはつきものの、故障やメンテナンスの不安が大幅に少なくなっているのですから、ジャガー本来の魅力だけを日常的に堪能できる車と言っても良いのではないでしょうか。

●● その他 ●●

コンディション維持を目的とした高速走行のため、走行距離は延びて行きます。

小さなキズや色味等が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

X308はシリーズVまでのXJとは比べ物にならないくらい信頼性が上がり、維持がしやすく日常使用に無理がなくなっています。

機能やパフォーマンスも現代的ですから、その意味でもほとんど普通の輸入車といった感覚で乗ることが可能です。

それでいてXJ40からの系譜、つまりウィリアム・ライオンズが手掛けた最後の、ジャガーらしいジャガーなのですから非常に価値は高いのに、リーズナブルな価格で乗れるところがいいですね。

そんなジャガーらしさを安心して楽しみたい方にはもちろんお勧めしたいですし、クラシックジャガーをはじめとした旧いエンスー車を持つ方の普段使いにも最適と言えるのではないでしょうか。

オーナーさんは車両整理のため、売却を希望されています。

お車は、東京都渋谷区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(18,400円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
120万円→80万円
画像クリックで拡大出来ます
程度が良いX308です。 
XJ40以前のスタイルに回帰した、ジャガーらしいエクステリア。 
 
このフォルムこそXJらしさですね。 
 
控えめで上品な高級感です。 
 
フロントからサイドにかけて至ってキレイです。 
 
 
 
若干の飛び石は見られます。 
前照灯にやや曇りが見られるものの、良好な灯火類。 
メッキのコンディションも良好です。 
 
 
ホイールは4本とも概ねこのような状態です。 
塗装の状態も至って良好です。 
塗装・ゴム・メッキ・ガラスの状態の良さがわかります。 
リア回りもグッドコンディションですね。 
 
 
 
リア回りの灯火類、エンブレム、メッキパーツもキレイですね。 
 
 
 
ボンネット裏のインシュレーターも良好ですね。 
エンジンルームも良好です。 
トランクルームも至って良好ですね。 
深さはそれなりですが、じゅうぶんな容量が確保されています。 
 
下回りも良好です。 
 
インテリアのコンディションも良好です。 
 
X300から一気に洗練度合いが増したインテリアデザイン。 
チャコールのインテリアはシックかつ実用性も高いですね。 
 
 
若干ですがクラックのある箇所があります。 
 
 
 
ゲストをもてなす上質なジャガー流インテリア。  
リアシートから前席の電動スライドを調整するスイッチ。 
リアシート用のシートヒーターも装備。 
シートの掛け心地もしっかり保たれています。 
チャコールのシート生地にライトグレーのパイピングがお洒落ですね。 
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 本部
TEL/043-498-2322(カナモリ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
kanamori-t@msg.biglobe.ne.jp

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