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取材日2024年4月2日 |
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↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「今まで本当にたくさんのクルマに乗ってきたけど・・・、やっぱりもう一度“あの頃”のベレットに乗りたかったんだよね・・・」 エンスーの杜の取材では、皆様大変な車歴の持ち主でおられる事に驚くこともしばしば・・・。日頃から筆者家族の教育相談含めて大変お世話になっている、このオーナー先生様のご武勇伝も錚々たるものです・・・! 国産車では今や絶盤名車となった当時物のギャランGTOに始まり、ハンドメイド117クーペ、そしてベレットGTを数台・・・、時間軸を同じくしてフラット4の魅力にもどっぷりと陶酔され、生涯乗られたタイプ1ビートルだけでも15台・・・!その後、フラット6にご興味の域が昇華されたのは言うまでもなく、80年代の911SからカレラCS、究極の911ターボへ・・・、そしてハイエンドの極みイタリアの跳ね馬達までと、まさに人生を通じてクルマの魅力の真髄を、酸いも甘いも知り尽くされたオーナー様のお話しは、一切気取る事無くいつも魅力的で大変ユニーク・・・。
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ベレットは、いすゞ自動車が1963年から1973年まで製造、翌年1974年まで販売していたクルマです・・・。 ベレットはまさに国産黎明期から世界に通じるエンジニアリングに挑戦した1960年代の日本車を代表する1台・・・。この努力がなかったら今日の日本製自動車の歴史は無かったと言っても過言では無い1台です・・・。 是が非でも海外メーカーのスポーツカー性能に追い付きたかった当時の背景は、海外スポーツカーのベンチマーキングを徹底して実施・・・、ベレットにおいても設計製作を含めたその開発プロセスは、それらを研究したエンジニアの意見主導で実施され、国産車初のフロント・ディスクブレーキ装備や、ラック&ピニオン式ステアリング・システム、四輪独立懸架サスペンション装備など、国内では新しい技術がチャレンジ的に盛り込まれた意欲作でした・・・。 ベレットに与えられた卵の様に丸みを帯びたボディデザインは、航空機デザインの影響を大きく受け、自動車にも空力を大いに意識した60年代当時ヨーロッパのオートモビル・デザインの最先端を周到したもので、テールエンドがスパッと切り落とされた、空力上の仮想ロングテール「コーダトロンカ」が採用されたものでした・・・。 コンパクトな車体ながらレース・フィールドで勝ち抜いた四輪独立懸架による優れた足回りと、群を抜いたブレーキ性能・・・、そして鋭いハンドリングなどの素晴らしい運動性能は、「ベレットは速いぞ・・・!」と当時の若者を熱狂させ、日本で初めてGT(グランツーリスモ)を名乗ったことで若者層のハートをがっちり捉えまさに垂涎の的となります・・・! 10年に及ぶモデル最後期の1970年3月には1600ファーストバックが生産中止したのに代わり、今回ご紹介のベレット1800GTが登場します・・・。
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前述のオーナー様が多感な青春期を過ごされたのは、まさにその様な勢いのあった時代・・・。 人生ステージの変化で様々なおクルマを沢山乗られてきても「ベレット程思い入れのあるクルマはなかった・・・」と振り返り、それらを手放して数年後・・・「やっぱりベレットに乗りたい・・・」と、積もる気持ちでご自身4台目のベレットとして購入されたのが、今回ご紹介する「72年式 いすゞ ベレット1800GT」になります・・・。 昭和40年代独特の欧州に追いつけ追い越せ・・・!という最もホットな勢いがあった時代のオールドタイマー達・・・。排気ガス規制に縛られるギリギリ直前の国産絶盤旧車の代表格とも言えるのがこの後期型ベレット1800GTの特色でしょう・・・。 生涯ベレット4台目となる筋金入りのオーナー様・・・「ベレットにもう一度乗りたい・・・。」と、速る気持ちを抑えつつ・・・改造された個体が多い中“オリジナルが色濃く残る一台”を探しに探し・・・、ようやく出逢われた一台がこの個体・・・。 まるでクルマに試されているかのように・・・オーナーが変われば色々問題が出るのが旧車の常(笑)ですが、この72年式ベレット1800GTも積載車でオーナー様のガレージに到着するや否や・・・エアコン・ベルトがロアホースに触れておりそこからクーラント漏れが発生・・・。サイドブレーキが止まらない現象が出て部品交換で対処・・・。エンジン始動がままならずデストリビューターのポイント交換で対処など、数々の手荒な洗礼を受けられたとの事・・・。その後問題を一つ一つ対処する中で、クルマとの相互信頼関係が構築出来たのか、それからはオーナー様のスタイルにベストマッチ・・・するに至ります・・・! この個体を含めてベレット4台所有されたオーナー様・・・、「機関未再生のオリジナルが色濃く残るベレットとしては良い程度だと思います・・・。」とじっくりその詳細をお伺い致しました。 錆対策を施しオールペイントされた外装や同様に防錆対策処理された下回りなど一通り拝見し撮影いたしましたが、大きな錆や腐食はなく、ブッシュなどもまだ大丈夫で立ち姿もシャキッとしています・・・。 当時ハイスペックな115PSを誇ったG180型エンジンは、オイルの滲みは当然あるものの不具合無く、ツインSUキャブのセッテイングも出ており、コールドスタート含めて快調に回り、クルマ全体の好調ぶりを窺わせるものでした・・・。 オリジナルで残る内装〜ウエザーストリップ類はまだ使える状態ですが、今後仕上げるのであれば・・・、レインカッターの一部に切れがあったり、ウインドウモールなどゴムパーツには傷みがあることなど見受けられます・・・。 またドライバーシートは経年劣化でヒビ割れが始まっており、簡易的にテープで補修し普段はシートカバーをかけて傷みの進行を遅らせる様に工夫されておられます・・・。 またブラックのフェルトを模ってカバーをかぶせておられますが、ダッシュボードに2箇所ほどクラックの修理痕があります・・・。 この個体には嬉しい当時物の吊り下げ式クーラーが付いており、レシプロタイプのコンプレッサーがエンジンルームに鎮座していますが、定期的なガス補充はやはり必要とのことでした・・・。 またスピードメーターは62840kmの時に現在の220km表示の物に交換してあります・・・。この交換時の記録は、外装〜下回りのレストア記録と共に写真で残っていますので車両と共に引き継いでいただく事ができます・・・。 晴れてベレットをもう一度手に入れられたオーナー様・・・。1970年代当時のオリジナルと想い出が色濃く残るベレットを駆り、雄大な安曇野の山麓線をベレット1800GTの快音を響かせて走ることを何よりの楽しみとされてこられました・・・。 よく晴れた取材当日も動画撮影の為にとても気持ちよく近隣をドライブしていただきましたが、往年のベレットは「これぞスポーツカーそのもの・・・!若き日の憧れを今楽しむ・・・!」という醍醐味に溢れ、エンスージアストなマインドをくすぐるホットな走りを筆者に体感させてくれる素晴らしいものでした・・・!
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現時点では外装〜下回り以外未再生の最終個体・・・。 「特に斜め後ろからのGTの雰囲気が良いんだよね・・・」とはオーナー様のお言葉・・・。 そんな筆者に「人生ステージの変化・・・」と穏やかにお話し頂くオーナー様・・・。 「やっぱりベレットに乗りたい・・・!」ベテラン・エンスージアスト様が若き日の想い出を追いかけられた72年式後期型ベレット1800GTは、外装・下回りレストア〜オールペイント済みも、機関〜内装はオリジナルが色濃く残る貴重な一台だった・・・! 是非そんなオーナー様の想いに触れる、温かい見学に山々の美しい長野県安曇野までお越しください・・・。
このとても素晴らしい「1972年式 いすゞ ベレット 1800GT」は現在、長野県安曇野にあります。 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。 本記事内容は、2024年4月2日晴天下13時より、約3時間の取材時間の中で、乗車体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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商談中 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新規掲載開始より48時間、見学(購入希望)予約を受け付けます。
購入希望の方が複数いた場合は、現状の価格から入札になります。 ※購入、商談については、早いもの順ではありません。 ※48時間経過後は、お問い合わせ順にご案内いたします。 ※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。 |
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