今回ご紹介するのはいすゞ　１１７クーペ　ハンドメイド（ＰＡ９０）、１９７１年式の１６００ＤＯＨＣ、ジウジアーロのデザインによる流麗なクーペです。

経年による衰えは散見されますが、全体的に美しく、純正ホイールキャップを有した貴重な個体です。

当時、大卒初任給が４万円前後の時代に１７２万円と高嶺の花でした。

なお、車名の１１７は開発コードと言われています。

オーナーさんは１９９７年１０月頃に入手され２５年余り雨天には乗らず、もっぱらイベント等に乗って愉しんでこられ現在に至っております。



【外観】

ボンネットは風にあおられ少し曲がったそうでチリが合っていません。
（板金で直りそうとお聞きしています。）

ボンネット前端部にサビ浮きが見受けられます。

購入時ドアミラーが付いていましたので外して純正のフェンダーミラーに交換されています。
（ドアミラーを外した跡はアルミテープで目隠ししています。）

右前フェンダーの前部にデントが後部に塗装の浮きが見受けられ、左前のフェンダーには小傷が散見されています。

ホイールは貴重な純正のホイールキャップが4本に有り、大きなガリ傷など無く、おおむね綺麗な状態です。

アンテナは曲がっていませんが伸ばしたまま動きません。
（手動でも動かないそうです。）

リアタイヤのマッドフラップは無地の物が付いていますが、最近117クーペの純正ロゴマーク付きの物を入手されましたので、クリップで仮止めしています。


【内装・装備】

運転席側三角窓は可動ですが、ダイヤルは空転します。助手席側はダイヤル連動で可動します。

ジャッキアップポイントは荒れていますが、これ以上の荒れを防ぐ為錆止めが施されているようです。

運転席座面端部が破れ、テープにて補修されています。

リアシートは座面の一部が破れていますが、おおむね綺麗です。

ドアトリムは綺麗ですが、助手席側左上部がめくれています。

天井ライニングに垂れ等は見受けられず綺麗です。

フロアマットをめくったフロア部分は運転席助手席とも綺麗です。

ダッシュボードはセンター付近に逆Ｙ字状に割れが見受けられますが、全体的に艶もあり綺麗。

メーターパネルのウッドは割れもなくおおむね綺麗です。

ステアリングはウッドに劣化が見受けられますが、割れなどはないようです。

クーラーは作動しているそうですが、効きません。

ラジオは不動です。



【エンジン・足回り】

あまり乗らないので、通常の車検整備以外は特に必要ないそうです。

現在特に不調はございません。


【その他】

ガレージ保管です。

ナンバーは2桁で（希望ナンバーできない時代）「・１１７」の貴重な番号です

オーナーさんはこのナンバープレートがなくなることが心残りのようでしたが、定年を機に心機一転車の入れ替えを考えられているそうです。

どなたか大事にしてくださる方に引き継いでいただければ幸いです。



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お車は徳島県にあります。


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