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◆ホンダ ビートについて
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1991年5月に登場した軽自動車初のミドシップスポーツカーのビートは、当時世界最小のミドシップスポーツカーとして登場しました。ボデーサイズ、エンジン容量共に軽規格内に収められていましたが、手を抜くことなく、すべてにわたって本格的な造り込みが行われました。
フロントシート背後に横置きされたエンジンはトゥデイ用直列3気筒をベースに、純スポーツカーユニットへとモディファイしたものです。
ノーマルアスピレーション、しかもSOHCながら3連スロットルなどでチューンされ、ライバル車は過給機の助けなくしては成し得なかった64PSのハイパワーを発揮すると共に、ボディはホイールベースを長めに取ることにより直進安定性を確保、また高い剛性シャシーにより走行の安定性も実現しました。
フルオープンのボディは、スタイリッシュで魅力的なスタイリングが与えられています。
世界的に見て希少なマイクロエキゾティックカーとして、一部のファンには絶大な支援を受けました。しかし、一般受けはしなく営業的に苦戦を強いられたようです。
それでも6年間で約3万台強が販売され、既に絶版車となっていますが今も根強い人気があり、全国に数え切れないオーナーズクラブがあります。
最近、めっきり見る機会が減ってきているのは残念ですがホンダのS600、S800の流れをくむライトウェイトカーとして今後も生き残ってほしい一台です。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、1999年モデルのホンダビートです。
現オーナーさん、ご友人の方から譲り受けます。
少し楽しむ予定で購入したのですが、他に面倒を見る車やバイクがあるため、エンスーの杜への掲載依頼となりました。
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◆外観
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塗装カラーはイエロー、クリアもあり、きれいな状態でした。
しかし、年数が経っているため、気になる個所もあります。
・左側フロントフェンダーの塗装の浮き
・ウインドウシールドガラスピラー部の塗装のひび割れ
・左右サイドシル部の継ぎ目の塗装割れ
・リヤバンパーの擦りキズ、割れ
などです。
幌はきれいな状態です。リヤスクリーンも透明でした。幌カバーがあります。
また、オープンで駐車するときに便利なハーフボディカバーがありますので付けて頂けます。
ヘッドライトは多少の曇りが出てきています。
ホイールはワタナベの8本スポークのアルミホイールを装着しています。
タイヤサイズはフロントが155/65R13、リヤが165/65R14です。
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◆内装
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オリジナルの状態を保ったきれいな内装だと思いました。
シートは専用のシートカバーを被せています。元のシート表皮の状態は確認していません。
ドライバーズシート側のシートクッション部に破れがありました。
スピードメーター、タコメーターはスポーツカーらしくホワイトメーターです。
タコメーターは8500回転からレッドゾーンです。
エアコンは2022年に修理しています。
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◆機関
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軽量でコンパクトな660MTREC(エムトレック)3気筒12バルブエンジンを搭載、5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせです。
エンジンECUは2022年に修理しています。
◆エンジン仕様
・種類:水冷直列3気筒SOHC12バルブ
・総排気量:656cc
・最高出力:64ps(47kW)/8100rpm
・最大トルク:6.1kg・m(59.8N・m)/7000rpm
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◆足回り
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ノーマルの足回りです。
・ステアリング形式:ラック&ピニオン(パワーアシスト無し)
・サスペンション形式(前):マクファーソン式
・サスペンション形式(後):マクファーソン式
・ブレーキ形式(前):ディスク
・ブレーキ形式(後):ディスク
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◆メンテナンスについて
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数枚の車検時の記録簿と、2022年に修理した明細書がありました。
見学時に見ていただければと思います。
更新記事(2024.8.1)
車検を更新しました。
以下の整備を実施しました。
・タイヤ新品交換
・燃料タンクのOH
価格は据え置きとしましたので実質の値下げです。
よろしくお願いいたします。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。