■今回紹介する車両について
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1981年、当時のホンダの主力小型車である「シビック」よりも更に小さいコンパクトカーとして販売されました。
デビューを告げるテレビCMは鮮烈かつ、車のスタイリングに負けず大変ユーモラスでした。子供達がこぞって「ムカデダンス」をまねて遊んでいる光景を懐かしく思い出します。
その3年後の1984年にピニンファリーナが幌の設計を手がた「カブリオレ」を追加。国産オープンカーとしては14年ぶりで、同社のS800以来の販売となりました。
オーナーさんは7年程前に中古車ショップで出会い購入されました。
当時の走行距離は約28000km、オリジナルのボディに社外の白いホイールが装着されていたそうです。
走行距離が少ないこともあり機関周りの状態は良く、また内装も綺麗な状態だったとのこと。
購入後、マフラーに穴が空いていた事が分かったので交換しましたが、それ以外に大きなトラブルは無く、幌を開けて快調にドライブを楽しんでおられるそうです。
セカンドカーとして所有されている現オーナーさんとしては雨天未使用だそうです。
最近はドライブする機会がめっきり減ってしまった為、大切にしながらも、楽しんで乗っていただける方に引き継ぎたいという事で売却を決められました。
■外装
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オリジナルのマイアミブルーの外装は明るい色という事もあり、経年劣化や紫外線の影響で多少退色しております。
ボディ自体に大きな凹等のダメージはありませんが、ドアエッジやボンネットに小傷、またシティのウィークポイントである、サイドシル下のつなぎ目部分は錆が見られます。
プラスチックのバンパーは4つ角とも擦り傷が見られるものの、劣化は少なく良好だと思います。
ヘッドライトやテールレンズは年式を考えれば良好。使用に問題もありません。
手動の幌はビニール製で、リアウインド周りに解れがあります。ここは幌の開閉で必ず擦れる部分ですので、やむを得ないのではないでしょうか。
購入された方のお好みで、別色のジャーマントップで張り替えると見違えると思います。
またオーナーさんは雨天未使用の為、下廻りは大変綺麗な状態です。また雨漏りするかどうかは不明です。
幌を開けた際に使用するトノカバーが付属。取材時に問題なく取付出来ました。
オリジナルで無い部分として、唯一のアルミホイールは「無限」で、引き締まった印象を受けるホイールデザインだと思います。ホイールにはガリ傷が見られます。
■内装
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黒い内装にグレンチェック柄のオリジナルシートは目立つ汚れはありませんでした。
シートにはへタリも感じず、走行距離の少なさからも見てとれると思います。
内装はステアリングからマットまでオリジナル。オーディオのみカロッツェリア(DEH−P650)に換装されておりました。
こちらも正常に音は鳴り使用可能です。
ダッシュボードに割れはありませんが、日焼けによる劣化は見られます。
メーター類やエアコンは正常可動で、不具合は無いそうです。
■機関・電装
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エンジンは1発始動でアイドリングは安定しております。
購入後に大きなトラブル無く、現状走行に気になる不具合も無いとのこと。
■メンテナンス(直近3回の車検内容のみ抜粋)
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2018年11月 走行30141km
・車検整備
・オイル交換
・LLC交換
・サーモスタット交換
・電動ファンリレー交換
2020年10月 走行31849km
・車検整備
・エアクリーナエレメント交換
・左タイロッドエンドブーツ交換
・マフラー交換
・ワイパーゴム交換
2022年10月 走行33720km
・車検整備
・オイル交換
・ブレーキフルード交換
・リヤホイールシリンダーカップOH
・ステアリングラック右ブーツ交換
・エンジンオイルドレーンパッキン交換
・ワイパーゴム交換
■付属パーツ
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・フューエルフィルター
・フューエルポンプ
・デスビキャップ
・タイミングベルト
・ウォーターポンプ
・タイミングベルトテンショナ
・オイルレベルゲージ
・ラジエターホース
・リアブレーキシュー
・トランクダンパー
(以上、社外品新品)
・ブレーキ、クラッチペダルパッド
(純正部品)
・フェンダーマーカー台座ゴム
(リメイク品)
・テールレンズ(左右)
(中古品)
・整備記録簿
車両は東京都多摩地区にあります。
車両代金の他に精算する費用はありません。
個人売買の為消費税はかかりません。