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◆初代ホンダ シティについて
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1981年に初代ホンダシティが登場します。標準モデルで全長3380mmに対して全高を1470mmと高めに設定した、ユニークなトールボーイデザインの3ドアハッチバックボディは、広い居住空間と十分なラッゲージスペースを実現しました。
英国のロックグループである「マッドネス」を起用したユーモラスな広告キャンペーンも話題となりました。(ホンダホンダホンダ!シティ!・・・)
1982年には、1.2リッター直4 SOHCエンジンにターボチャージャーを備えて、最高出力を標準の67PSから100PSに高めた高性能版のシティ ターボが追加設定します。
続いて1983年には通称“ブルドッグ”ことシティ ターボIIが登場、ブリスターフェンダー、エアダムスカートやサイドステップなどのエアロパーツでボディを武装します。
ターボユニットは空冷式インタークーラーを備え、過給圧を高めて110PSまでハイチューン。さらに4000rpm以下でフルスロットルにした際に10秒間だけ過給圧を10%高める、スクランブルブーストと呼ばれる機能を備えていました。
車重は735kgにすぎず、馬力あたりの重量は当時の国産スポーツモデルではトップクラスの6.7kg/ps、大排気量の車と勝負ができるリトルダイナマイト、ハッチバックでした。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、ホンダシティターボII、シティの中でも最強のモデルです。
ワンオーナーのオリジナルの車両です。
ボディは多少の劣化が見られますが、きちっと塗装し、コーティングを実施すれば、きれいな状態に生まれ変われると思います。
購入から39年経過、その間の走行距離はわずか25,095km、車検は切らずに維持しています。
エンジンはかかります。エアコンも効いていましたが最新の車と効きは違うと思います。
1.2リッター、インタークーラー付きのターボエンジンは最近の傾向であるダウンサイジングエンジン、マニュアル5速、ホットハッチ(少しいい方が古いかも)のエンスー車です。
オーナーさんは、寄る年波には勝てず、手放しますということです。
当時、一世を風靡したシティターボ、ぜひコアな方にお譲りしたいと思います。
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◆外観
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塗装のクリアは剥がれています。特にルーフ部は塗装の剥がれも見られます。
フロントバンパー左コーナーに擦りキズがあります。
両サイドにあるデカール「TURBO II WITH INTERCOOLER」は文字が欠けている個所がありました。
4つのホイールに装着しているマッドガードは健在です。
スチールホイールはサビがありました。タイヤは賞味期限が切れています。
リヤの3枚のガラスはスモーク塗装しています。フィルムではありません。
ハッチバックの塗装を一度剥がそうとしたそうですが、熱線を傷つける可能性があるため、途中で止めたそうです。
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◆内装
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多少の汚れ、一部樹脂パーツの劣化は見られますが、全体的にはきれいな状態だと思います。シートはスポーツタイプのシート、生地はベロアだと思います。
ドライバーズシートにクッション部の破れがありました。
グローブボックス上部にクーラーボックスがありました。缶ジュースなどを入れて冷やすことができます。
インパネセンターにFMトランシーバーが装備していますが、作動の有無は不明です。
ここに装着する純正パネルはありますのでお付けします。
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◆機関
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エンジンはインタークーラーを追加、PGM-FIに過給圧の制御を追加し、シティターボより最高出力は10ps、最大トルクも1.3kgmアップしています。
トランスミションは5速マニュアルのみ、走りを重視した仕様です。
特に不具合はないそうです。
◆エンジン仕様
形式:水令直列4気筒SOHCインタークーラー付きターボエンジン
総排気量:1,231cc
最高出力(PS/rpm):110/5,500
最大トルク(kg-m/rpm):16.3/3,000
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◆足回り
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サスペンションは、オリジナルのストラット式4輪独立懸架です。
前後のスタビライザーバーはパワーアップに伴い、シティターボより強化しています。
ブレーキも大型のセミメタルパッドが用いられています。
特に不具合はないそうです。
◆足回り仕様
ステアリング形式:ラック&ピニオン式
サスペンション形式(前):マクファーソン・ストラット方式独立懸架
サスペンション形式(後):マクファーソン・ストラット方式独立懸架(コイル分離式)
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ドラムブレーキ
タイヤサイズ:185/60 R13
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◆メンテナンスについて
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残っているメンテナンス記録簿を以下に記します。
◆1998.10 車検 19,334km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・クーラント交換
・ブレーキオイル交換
・リヤマフラー交換
・フロント左ステアリングエンドブーツ交換
・ワイパーゴム交換
・タイヤ空気圧調整
・ファンベルト調整
◆2000.2 車検 19,914km
・エンジンオイル交換
・タイミングベルト交換
・タイミングテンショナー交換
・ファンベルト交換
・リヤブレーキカップキット交換
・デフミッションオイル交換
・エアコンガス充填
◆2002.3 車検 20,718km
・エンジンオイル交換
・クーラント交換
・ワイパーゴム交換
・ブレーキオイル交換
◆2006.3 車検 23,100km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・フェーエルエレメント交換
・ワイパーゴム交換
◆2008.3 車検 23,470km
・エンジンオイル交換
・ブレーキフルード交換
・リヤブレーキカップキット交換
・ブレーキマスターカップキット交換
・リヤハブインナーシール交換
・ラジエターキャップ交換
・ワイパーゴム交換
・発煙筒交換
◆2012.9 車検 23,832km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・左右タイロッドエンドブーツ交換
・パンク修理
・リヤブレーキカップキット交換
◆2014.9 車検 24,537km
・エンジンオイル交換
・ブレーキフルード交換
・ワイパーゴム交換
◆2016.10 車検 24,745km
・エンジンオイル交換
・クーラント交換
・ブレーキオイル交換
・ファンベルト交換
・クーラーベルト交換
・タイミングベルト交換
・テンショナーベアリング交換
・カムフロントシール交換
・クランクフロントシール交換
・発煙筒交換
・エアコンガス充填
・A/C Oリング交換
◆2018.10 車検 25,038km
・エンジンオイル交換
・右バックライトバルブ交換
◆2020.10 車検 25,091km
・エンジンオイル交換
KAROの新品マットがありますのでお付けします。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。