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ホンダS800M クーペ 1970年式

車検 2024年4月

走行 不明(メーター読み:59,530マイル) 備考 逆輸入車(オーストラリア向け)、定員2名、4速マニュアル、オリジナル、ETC
長さ 329cm 139cm 高さ 119cm 重量 780kg 排気量 791cc
取材日2022年2月9日

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◆ホンダS800について
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ホンダ“エス”シリーズ、その最終型が1965年末にデビューしたS800です。S800はDOHCのバルブ機構、ローラーベアリングに4連CVキャブレターなど、当時、既に世界の頂点を究めつつあった二輪車や、1964年シーズンから正式参戦した“走る実験室”ことF1・GP譲りの技術がふんだんに投入され、僅か791ccという小さなエンジンを搭載しながら、「時計のように精密」と賞賛されました。S800は当時の国内レースではGT-Iカテゴリー1000ccクラスで常勝マシーンになる一方、本場ヨーロッパでも、生沢徹のドライブで1967年ニュルブルクリンク500kmレースにて1000ccクラス優勝を果たすなど、驚くべき戦果を残しています。モナコのグレース王妃や、フェラーリの世界的コレクターとして知られるフランスのピエール・バルディノン氏も愛用。スポーツカーについては先達たるヨーロッパのセレブリティーやエンスージアストからも極めて高い評価を得ていたようです。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、ホンダS800Mのクーペモデルです。

Mモデルは北米ベースのホンダS800の最終モデルです。主な特長は、フロントディスクブレーキや13インチラジアルタイヤ、ヒーター、サブマフラー、さらにフロントフェンダー、リヤクオーターのサイドマーカーなどです。

この個体は、オーストラリアから逆輸入されたエスハチ(通称名)です。S800Mにはオープンとクーペがあり、国内向けは、オープンしか販売されず、クーペは希少モデルと言えます。
本来のS800Mは末尾番号の下4桁が5で始まるということですが、この車両は6で始まっており、本当の最終ロットに当たるものだと思われます。
今となってはなかなか巡り合えないボディ、シャーシ、エンジンがオリジナルのままマッチングしている車両です。

現オーナーさんは約1年前に購入されます。
一通り気になる箇所を修理し、街乗りとして楽しんで来られたそうです。
しかし、他にも面倒をみる車が沢山あり、家族の方からも整理したらと言われたことからエンスーの杜への掲載依頼となりました。

ボディとエンジン番号がマッチング、右ハンドル、クーペモデルなど、希少なエスハチです。エスハチフリークの方にお勧めの一台だと思います。

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◆外観
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ボディはきれいな状態です。フロアのビード部もしっかり形が残っています。
前オーナーの方が2008年に全塗装、再メッキを行っているそうです。
ただし、14年前のため、所々に塗装の浮きが見られました。
左ドアアウターハンドルのボディ部には塗装のひび割れ、スモールライト、バックライトにもひび割れがあります。
テールゲートウインドウガラスにはボディと同じVINナンバーの刻印がありました。これは恐らく盗難防止用と思われます。
画像、動画ではRSCレプリカホイールを履いていますが、お渡しするときはスタンダードなスチールホイール(タイヤ付き)+ホイールキャップに交換します。RSCレプリカホイールは付属しません。

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◆内装
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オリジナルの仕様の内装です。
ステアリングホイールは樹脂製(前期はウッド製)、シフトノブはエボナイト製です。
スピードメーターはマイル表示のため、手作りのキロ表示板を貼り付けています。
ダッシュボードにある水温計は不動、そのため助手側に4個のメーターを追加しています。右から温度計、水温計、油圧計(不動)、水温計(不動)です。
オリジナルシート、運転席の座面に破れがあり、テープで補修しています。
また、左側のドアトリムにも穴があり、こちらもテープで補修しています。
シートベルトは3点式を装備しています。
オーディオはカセットデッキ、しかし、聞いたことはないそうです。
リヤスピーカーを装備、固定はしていません。
フロアマット、テールゲートルームのカーペットはオリジナルです。
ヒーター付き、エアコンではありません。
テールゲートのダンパーも利いています。

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◆機関
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パワーユニットは800ccのDOHC、バルブ機構はローラーベアリング、4連CVキャブレター、当時の技術の粋を集めたエンジンです。
エンジンの始動はスムーズ、アイドリングも安定、吹き上がりも最高でした。
トランスミッションはフルシンクロの4速マニュアルです。
2008年にヘッド周りオーバーホールしているそうです。その他にアーシング施工、後付けの電動ファン、LLCサブタンク付きラジエーターを装備しています。
◆エンジンのスペック(カタログ値)
エンジンの種類:水冷4サイクル4気筒DOHC
総排気量:791cc
最大出力:70PS/8,000rpm
最大トルク:6.7kgm/6,000rpm

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◆足回り
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以下が足回りのスペックです。
◆ステアリング形式:ラック&ピニオンタイプ
◆フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン/トーションバー
◆リヤサスペンション:5リンク・コイル・リジツド
◆フロントブレーキ:ディスク
◆リヤブレーキ:リーディングトレーリング式ドラム

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◆メンテナンスについて
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現オーナーさんが実施したメンテナンスをご紹介します。
・RSCレプリカホイール+タイヤ交換(付属しません)
・ダイナモOH
・レギュレーターOH
・ブレーキOH
・ペダルパッド交換
・アクセルペダル加工(ヒール&トゥをしやすくするため)

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◆その他
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以下のストックパーツがありますので付けて頂けるそうです。
・ルームライトカバー
・ラジエターキャップ
・シガーライター(新品)
・ライトバルブ
・ヒューズ
・スパークプラグ
・シフトノブ(新品)

車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。



更新記事(2022.5.18)
車検を更新しました。価格を据え置きとしましたので実質の値下げとなります。
車検整備はエンジンオイルを交換したぐらいとお聞きしました。

更新記事(2022.9.1)
値下げをします。本田宗一郎が思い描いた理想の小型スポーツカー、一度は乗ってみたいと思いませんか。

更新記事(2023.5.20)
値下げをします。画像、動画で履いていますRSCレプリカホイールは、スチールホイール(ホイールキャップ付き)+ホイールキャップに交換してお渡しとなります。コンディションは変わっていません。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 558万円→518万円
画像クリックで拡大出来ます
ボンネットにパワーバジルあり 
クーペモデルのリヤスタイル、個性的ですね 
カッコイイですね 
ライトウェイトスポーツカーです 
サイドビューもカッコイイ 
 
 
 
ライトレンズ類 
サイドのエンブレム 
塗装のひび割れ 
燃料タンクキャップ 
フロントアンダー部、きれいですね 
テールゲートウインドウガラス 
テールゲートウインドウガラスにはVINの刻印あり 
左サイドシルアンダー部 
右サイドシルアンダー部 
コックピット 
メーター類@(スピードとタコメーター) 
メーター類A(水温計不動、電流計、燃料計) 
 
センターコンソール(照明ライト点灯します) 
シフトレバー、パーキングブレーキレバー 
メーター類B(右から温度計、水温計、油圧計不動、水温計不動) 
ドライバーズシート 
シートクッション補修跡 
パッセンジャーシート 
天井 
左クォータートリム 
右クォータートリム 
左ドアトリム 
右ドアトリム 
ABCペダル 
エンジンルーム 
 
4連CVキャブレター 
銘板 
エンジンオイルパン部@ 
エンジンオイルパン部A 
テールゲート 
テールゲートルーム 
ジャッキ、工具 
RSCレプリカホイール(付属しません) 
サスペンション部 
リヤディファレンシャル部 
左エキゾーストパイプ 
右エキゾーストパイプ 
純正スチールホイール+タイヤ(お渡し時に履き替えます) 
純正ホイールカバー(ホイールに取り付けます) 
ストックパーツ 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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