とても状態の良いHONDA NSX のご紹介です。

NSXは、本田技術研究所が中心となって開発し、オールアルミボディ等、数々の革新的な技術が織り込まれ、日本のみならず、世界的にも評価の高い名車です。
当時、エンジン供給していた関係から、F1ドライバーのアイルトン・セナ等も開発に関わった逸話も有名な話です。

また、空力や排熱の関係から長めに設計されたリヤオーバーハングは、副産物として十分なトランクスペースを生みました。
結果的には、スポーツカーとしての性能だけでなく、GTカーとしての要素も兼ね備えた、スペシャリティカーとしての評価も高い車でした。

現車は、最も人気の高い、I型の5MTです。

オーナーさんは2018年に購入されました。

これまでにも、ポルシェ911やロータスエリーゼ、エキシージ等、基本的にMTのスポーツカーを乗り継いでこられたオーナーさんが次の車をと思っていたのは、フォードフォーカスRSでした。

フォードフォーカスRSを購入するべく、とあるショップに見に行かれたのですが、諸所問題があり、偶然にも同じショップにあった現車であるNSXを購入する運びとなったそうです。

所有するきっかけは、ある意味偶然ですが、一度は乗ってみたいと思っていた車だったこと、修復歴が無く、手を入れればしっかりとした車に仕上がりそうだったことから決断されました。

購入後は内外装のレストアが始まります。

基本的な躯体は問題ありませんが、きれい好きのオーナーさんは徹底的にリフレッシュされます。

外装は状態が良かった為、小さな補修やクリアの再塗装程度ですが、内装はシート、ドアトリム、ステアリングの張替えを実施、その他にも、足回りやホイール等、約1年間かけて仕上げてこられました。

レストア費用の総額は250万円以上とのことですので、徹底的に手を加えられたのだと思います。

その甲斐あって、現状では、とても30年前の車とは思えないほど、きれいに仕上がっておりますので興味にある方はぜひ実車でご確認ください。

過去の履歴はありませんが、オーナーさんが所有されてからの履歴や明細書は全てありますので今後の参考にして下さい。

【外装】
前述しましたが、小傷の補修とクリアの再塗装を施されているため、とてもきれいな状態です。
また、当然、屋根付き車庫保管ですので各部の劣化も気になる部位もありません。

【内装】
シート、ドアトリム、ステアリングは張り替え済みでとてもきれいな状態です。

メータパネルをとても貴重なNSX-R用フルスケールメーターに交換

オーディオもスマートホンと連動する上位機種へ交換

【機関】
エンジン自体はノーマルですが、排気系とブレーキシステムに手を加えられています。
また購入時にタイミングベルトは交換されていますので、交換後の走行距離は約8,000�qです。

排気系は、等長タコ足、スポーツキャタライザー、チタンマフラーへ変更。
マフラーは、ルートKS製で車検対応、キャタライザーは車検の際、性能試験証明書の提示が必要ですが、もちろんそれもあります。

ブレーキシステムですが、当初装着されていたホンダALBシステムを撤去し、後期のABSに変更されています。
※ALBシステムはホンダが独自に開発したアンチロックブレーキシステムですが、大掛かりなシステムの割には制動距離が長く、オイル漏れも発生しやすいそうです。フロントフードを開けるとシトロエンにそっくりのアキュームレーターがあり一目瞭然との事、NSXを検討されている方は要チェックのポイントですよ。

【足回り】
モデューロのサスペンションキットに交換
サスペンションスプリング/ダンパーのキットです。車高調整の機能はありませんが、5段階の減衰力調整が可能です。
スプリングレートはNSXとNSX-Rの中間ほどで、固くないそうです。

購入時のアルミホイールは社外品だったため、ホンダ純正鍛造ホイールに交換
フロント16インチ、リア17インチの純正サイズです。
現在は入手困難で価格が上昇中の希少品です。

【その他】
純正のスペアタイヤは、フォールディングタイプで緊急時空気を入れて使用します。
製造から30年経過していることから使用は危険と判断し、廃棄したそうです。

キーは1本で取扱説明書はあります。

交換前のパーツはすべて廃棄されていますので、残っていません。

とてもきれいに仕上げてありますが、別に欲しい車ができた為、売却されます。これだけ仕上がった5MTのNSXは、なかなか無いと思いますので、程度の良い個体をお探しな方は是非ご検討ください。

また、本気で購入したいと思われる方は見学もできますので、遠慮なくお問い合わせください。

車は広島県東部にあります。

個人のため諸費用等はかかりませんが、リサイクル料（11,400円）と月割りの自動車税は別途必要です。

(登録や陸送等にかかる費用は別途必要となります。)