エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る


ホンダ 1300クーペ9 S 1970年式
車検 2026年11月 走行 86,962km(メーター表示) 備考 前期型、4速MT、オリジナル度高
長さ 414cm 149cm 高さ 132cm 重量 900kg 排気量 1290cc
取材日2021年4月21日

★ホンダ 1300クーペ9 Sに関して
ホンダが1969年から1972年まで生産・販売していた小型乗用車であり、グレードとしては、デラックス、カスタム、Sがあった。

二分割のフロントグリルに、丸型4灯式ヘッドランプの精悍なスタイリングを持ち、内装は、インパネがドライバー向きにセットされた「フライト・コックピット」(航空機の操縦席)が特徴的である。

駆動方式はFF、エンジンは空冷で、外気をフロントから取り込むことに加え、エンジンに空気の通路を設け、そこにファンで強制的に風を送り冷却するというDDAC(Duo Dyna Air Cooling system)を採用し、オイル潤滑は冷却に有利なドライサンプ方式である。

空冷直列4気筒SOHCオールアルミ製エンジンは、4基のキャブレターにより、1290ccの排気量から最高出力110PS/7300rpm、最大トルク10.5kgf·m/4,000rpmを発揮した。

◆当車について◆
2018年11月に購入、オーナー歴不明、整備マニュアルあり、禁煙車、整備記録は現オーナー時のみあり、ガレージ保管、事故歴・修復歴不明、ETC、スペアキーなし

※型式/H1300C、原動機の型式/H1300E、車台番号/H1300C-1014●●●

◆エクステリア◆
ボディカラーは鮮やかなイエローです。
純正色と同じカラーかどうかは不明ですが、オールペイントされており、状態は良好です。
元色はブルーメタリックだったそうですが、その痕跡を確認する事が難しい程、上手に塗られており、その際にレストアもされているようです。

ホイールも精悍なブラックに塗られており、最上級グレードのSに相応しい仕様になっています。
タイヤはダンロップ エナセーブ、2019年01週製造の165/80R13で、8分山程度あります。

錆は下回りを含めて殆どありません。

◆インテリア◆
内装はオリジナルの状態を保っています。

スパルタンな黒で統一されており、「フライトコクピット」と名づけられている運転席は、大型メーター、スイッチ類がドライバー に向って配置されています。

ダッシュボードのクラックは無く、シートの破れもありません。
天井は一部シミがありますが垂れはありません。

当時物のラジオは配線が繋がっていないせいか聞く事が出来ません。

クーラーは装備されていませんが、三角窓とリアウインドウがチルトするため夏場には重宝します。

◆エンジン・整備関連◆
エンジンはキーを捻り、電磁ポンプの音を確認してスタートさせます。
アイドリングは安定しており、空冷独特のエンジン音はビートルや911と比較して意外と静かです。
フケ上がりも良好で、オイル漏れはありません。

走行距離は確証が無いため参考値です。

オイル交換は半年〜1年毎に、距離は少ない時は100km程度、多い時でも2000km程度で行っています。

整備記録は現オーナー時のみとなりますが、購入してからの下記の費用が掛けられています。

【2019年1月/54,000円】

【2019年7月/1,080,000円】

【2019年11月/220,000円】

【2020年12月/356,450円】

合計で1,710,450円となり、それぞれの明細はありますが、内容が多岐に渡っていますので、現車確認の際にご確認下さい。、

パーツ類は、無い物は作ってしまう主治医のお蔭で、ボディや内装以外は何とでもなるそうで、しっかり診てもらっている事もあり、現状は特に不具合は無いそうです。

◆オーナーさんより一言◆
このクーペ9は3年ほど前に購入しました。
本田宗一郎が社長を退任するきっかけになったクルマとして有名です。
メカ優先で商業的には大失敗でしたが、マニアにはたまらないクルマです。

ボディ関連は購入時からこの状態でしたが、調子が悪かったメカを中心に、色々と手を入れましたので今は普通に乗れる状態です。

高速は100km/h巡航は可能で、燃費は市街地も合わせると15km/Lは走るのでなかなか優秀ですし、オーバーヒートした事はありません。

とても気に入っていましたが、他のクルマを購入したため車庫事情により、手放す事にしました。
整備先に関しては、神奈川県内にある主治医をご紹介する事も可能です。

なお付属する補修品として、以下をお付けします。
・燃料ポンプ(社外品と思われますが新品です)
・オイルフィルターエレメント3個(何れも社外品)
・エアーフィルター
・予備のフロントウインカーレンズ左右(もともと車についていたもので、劣化や汚れがあります)

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
オーナーさんのガレージに伺うと、51年前からタイムスリップして出てきたかの様なクーペ9が止まっていました。

色替えはされていますが、オリジナルの状態を保っており、なおかつ50年前の個体としては、ボディの腐りは無く、内装の程度も良好ですので、このままあと数十年は行けそうです。

また直近の数年できっちり整備を行っていますので、旧車にありがちな、購入してから湯水の如く整備費用が掛かるといった懸念も当面は無さそうです。

ラジエーターを風で冷やすくらいなら、最初からエンジン自体を風で冷やしてしまおうと言うバイク屋ならではの発想をした本田宗一郎が拘り抜いたこの空冷のクーペ9、お探しの方はぜひご検討頂きたい逸車です。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、自動車販売店ではありません。
掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントは2021年4月21日の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんのお仕事の関係上、日程は応相談でお願い致します。

◆購入される場合◆
・車両代金(法人名義ですが、税込価格となっています) 
・自動車税(39,600円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の精算をお願いします。
※ リサイクル料は未預託です。
※ 支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。


【2022年4月18日追記】
オーナーさんからご連絡があり、走行距離がコンディション維持のため100km程度伸びただけで、他は特に変わりはないとの事でした。

【2022年11月1日追記】
車検を更新しました。
内容は油脂類(エンジン、トランスミッション、ブレーキ)等の交換程度で、特に不具合は無く、走行距離は約87,600kmとなりました。
また、遠距離の移動も普通に行え、高速での100km/hの巡航も可能との事です。
なお価格は据え置きとしますので、実質の値下げとなります。


【2024.11.5追記】
車検更新しました。
通常の点検作業以外に下記作業(作業伝票より抜粋)を行っています。
・ドライサンプタンク等脱着清掃作業一式
・スパークプラグ清掃調整
・エンジン各部点検/調整作業一式
・ドライブシャフト各部分解
・ブーツ制作
・CVジョイント分解清掃点検組組立
・フロントサブフレーム錆防止作業
売却を決意されて掲載中にも関わらず、愛情の注ぎ方が伝わる妥協のない整備内容です。
尚、価格は据え置きですので実質値下げとなります。

 330万円
 
画像クリックで拡大出来ます
1 応年の名車ホンダ1300クーペ9S
2 ボディはレストアされオールペイントされている
3 丸目4灯の独特なフェイス
4 ブラックのホイールとミラーが精悍さを醸し出している
5 ファストバックのクーペスタイル
6 マフラーは2本出し
7 ポジティブキャンバー気味のリアタイヤ
8 意外と静かだが快音を放つマフラー
9 風通しが良い作りがされている
10 最上級グレードであるS
11 バンパーに小さい凹みがあるが状態は良好
12 塗装の状態は良好
13 アルミのモールやワイパーは多少ヤレはあるが状態は良好
14 アンテナは窓から手を出して引き出すタイプ
15 リアウインドウは熱線無しの素ガラス
16 タイヤはダンロップの165/80R13
17 エンブレムは色が抜けている
18 左サイドに傷やエクボは無い
19 夏場には嬉しい三角窓
20 リアウインドウもチルト可
21 綺麗に塗られたオリジナルのホイール
22 トランクはキーで開閉
23 バンパーの状態は良好
24 ウインカーの樹脂のヤレは軽微
25 複雑な機構のエンジン下部
26 マフラーは右サイドに設置
27 右サイドの錆はマフラーの表面にある程度
28 左サイドの錆は殆ど無い
29 リアサスはリーフスプリング、独特な形状のマフラー
30 ドア下の状態は良好で内張の浮きは無い
31 内張のヤレは比較的軽微
32 オリジナルの状態が保たれている
33 ダッシュボードのクラックは無い
34 フライトコクピットの運転席
35 220km/hまで刻まれたスピードメーター
36 4速MT、ラジオは不動
37 シートベルトは3点式
38 シートの状態は良好
39 ヒール&トウがやりやすいペダルレイアウト
40 リアシートの状態も良好
41 パーセルシェルフの状態も良好
42 サンバイザーは運転席のみ、天井にはシミがある
43 開けたままにするには支えが必要
44 フロアの状態は良好、スペアタイヤは無し
45 付属するエアーフィルター
46 ボンネットは意外と軽い
47 ケイヒンの4連キャブにMSDとハイテンションコードを装着
48 オイルキャッチタンクが付けられ、アーシングがされている
49 手前はオイルタンク(オイル潤滑はドライサンプ方式)
50 希少なサービスマニュアル
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 神奈川
TEL/090-3910-8469 森本(モリモト)まで
※電話に出られない場合は、メッセージを入れて頂ければ折り返しご連絡致します。

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
※上記をクリックするとメールソフトが立ち上がりますが、お問い合わせの車両名を必ずご記入下さい。
※携帯のメールアドレスの場合、当方から返信してもメールが届かない場合ありますので、それ以外のメールアドレスでご連絡下さい。

注1)上記をクリックしてもメールソフトが立ち上がらない場合は、enthuno.morimoto@gmail.comをコピーしてメールの宛先に入力して頂くか、お電話でご連絡下さい。
注2)こちらからのメールが迷惑メール扱いされている事がありますので、返信メールが来ない場合は、迷惑メールフォルダもお確かめ下さい。
注3) 携帯やスマホからのメールの場合、こちらからのメールが届かない場合がありますので、PCのアドレスをご連絡頂くか、上記のメールアドレスからのメールを受信出来る様に設定をお願いします。

  エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る   上に戻る