エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る


ホンダ NSX 1991年式
車検 2021年11月 走行 17,000km 備考 トランスミッションAT
長さ 443cm 181cm 高さ 117cm 重量 1390kg 排気量 2970cc
取材日2021年2月

80年代にF1に復帰したホンダは、自社のイメージを代表するスポーツカーを作りたいとの思いから、バブル絶頂期の1990年に初代NSXを世に送り出しました。
車高が低く、リトラクタブル式ヘッドライト、ミッドシップのレイアウトはまさにスーパーカー。量産車としては世界初のオールアルミ・モノコックボディで車体全体で約200kgの軽量化に成功し、エンジンはフィーリングを重視した高性能な高回転型VTECエンジンを採用しました。

辛口で知られた自動車評論家の徳大寺有恒も自身で所有し、「世界中に存在する6気筒エンジンのベスト、世界中のミッドシップカー中、最もコーナリングスピードの速い車で、動力性能とハンドリングという機能面からいって、現在世界一のスポーツカーだ」と断言する程で、日本初のスーパーカーとして一時代を築いた車となりました。

今回紹介するお車は30年前からタイムスリップしてきたかのような、新車と見まごう程の極上車。
このクオリティのお車はなかなか出てこないと思いますので、とにかく程度が良いものを・・とお探しの方は是非押さえておくべき一台だと思います。この機会をお見逃しなく。

【外装】
このお車ですが、オーナ様が10年かけて程度極上のものを探されて、2018年に購入されたものです。MT、AT、こだわらずに探されたそうですが、MT車には満足のいく程度の車が無く、程度最重視で選ばれたとのこと。
コンディションや走行距離から見て、投機目的で買われて保管されていたものが市場に出てきたのではないでしょうか。

新車からの塗装は最高に奇麗で擦り傷、飛び石傷、タッチアップ跡など皆無です。
当然、修復歴や板金塗装歴も無いとのこと。
アルミホイールはセンターキャップ部分が樹脂製ですが、経年変化でアルミ部分と色が少し変わるとのことで、ホイールは奇麗に再塗装されており、タイヤ交換時にどうしても付いてしまう小傷以外はガリ傷等も無く、新品のような状態です。

全体として素晴らしいコンディションで、これに文句を言うならもう買う車が無いでしょうね・・・、と言いたくなる程に、とにかく綺麗なお車です。

【内装】
内装も可能な限り綺麗にされており、状態は極上と言って良いと思います。
新車時のビニールがそのまま付いている箇所もありますし、運転時にはシートにビニールをかけた上で乗られており、使用感の出ないように徹底的に気を使われています。
内装についても私が見る限り、ケチを付けるところがありません。

エアコンも効いていますしラジオも使えます。ただし、ラジオの電源を入れた際に「ボッ」とスイッチ音が出ています。また、純正オーディオのカセットについては、カセットテープが無いため作動確認ができませんでした。

【機関】
機関も快調で、不具合箇所も、わかっているものは無いとのことです。
ただ、長く乗らなかった後の乗り出し直後のみですが、パワステユニットから数秒程音が出て、その後は何事もなかったように鳴り止むという症状があるとのことです。気になって販売店を通じて確認したところ、この年式のNSXに良くある症状らしいのですが、現在パワステのガタも皆無で、作動、走行にも支障がないためそのままにしているそうです。この音については取材時には確認できませんでした。
このようにオーナー様は細かいところにもかなり気を配られているようです。

助手席で試乗させていただきましたが、足回りのへたりもなく、乗り心地も良好でした。
誰でも気を遣わずに乗れ、高性能が発揮できるというのが流石、made in Japanですね。
オーナー様は2018年に購入され、購入後は約700kmを走行されています。

使用状況ですが、基本的にはコレクションとして眺めて楽しむのみとのことです。ただし、走っても絶好調で無ければ意味が無いため、コンディション維持のために晴天の日を選んでたまに乗られているとのことです。

保管はシャッター付きガレージ内で、天気の良い日にはガレージのドアを開け、更にNSXの全てを開け換気を徹底し、車内には乾燥グッズを入れて防カビ、防サビ対策を行われているとのことです。また、バッテリーの劣化を防止するため、CTEKのチャージャーを常時接続されているそうです。

タイヤはダンロップの2020年製のDIREZZA Z3で、前後共にノーマルサイズ。走行距離は取材時200km未満でほぼ新品に近い状態です(距離は多少増える可能性あり)。

【後付けパーツ】
ありません。フルノーマル車両です。

【整備履歴】
2013.12(車検時)  14000km
2015.11(車検時) 15700km
2018.07(車検時) 16300km
ガラスモール、トランクダンパー、エンジンルームダンパー、オイルエレメント
ドレンワッシャー、バッテリー交換。リトラクタブルヘッドライト調整。
オーディオパネル、ワイパーのペイント
2019.08 16510Km
タイミングベルト、テンショナー、サーモスタット、ラジエターキャップ、
LLC、補機ベルト、ヘッドカバーガスケット、ATF、オイル、オイルフィルター、
ブレーキフルード交換
2020.11(車検時) 16800km
前後タイヤ交換

走行距離が少ないこともあって、重整備の履歴はありません。

【取材担当者からの一言】
今回のお車はオーナー様がとにかく気を使って、できうる限り新車の状態を維持することを目指して保管されてきたようなお車です。
自動車博物館に置いても良いくらいの程度の良さですので、「とにかく綺麗で程度が良いものを」と、妥協無くお探しの方にも自信を持ってお勧めできるお車です。

日本の自動車史を語る上でも欠かすことのできない貴重な文化遺産。オーナー様も、大切に維持していたける人にしか譲りたくないとのことで、今のコンディションを維持していただける方に所有していただきたい一台です。

実車は熊本県にあります。

個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル委託料金、自動車税(月割り)がある場合は別途頂戴いたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントと取材をもとに作成したもので、わかる欠点なども含めて記事を作成しておりますが、不具合箇所、整備履歴、修復歴などに関して取材時に完全に把握することはできませんし、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。エンスーの杜より無理に購入を勧めることはございませんので、最終的にはご自身でご確認の上、購入をお決め下さい。

SOLD
画像クリックで拡大出来ます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 福岡支部
TEL/090-2965-4614(ムロハラ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
fza04621@yahoo.co.jp

※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。
担当者より24時間以内に返信が無い場合は、お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください


  エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る   上に戻る