DARE製 ジネッタG4 の紹介です。
1957年にイギリスのサーフォーク州で建築業を営んでいたクルマ好きのウォークレット四兄弟によって、中古の「ウーズレイ・ホーネット」を改造したG1というレーサーが作られたことによって始まります。
彼等がレースに出るために製作されたレーサーでしたが、近所のクルマ好き達に製作の注文を受け、キットカーとしてG2を販売したところ人気をはくしました。
このレーサーの成功がバックヤードビルダーとして、彼等が自動車メーカーとして進む決心をさせ誕生したのが 「ジネッタカーズ社」です。
今回紹介するG4は、ジネッタ最大のヒット作とも言われたシリーズで、1980年に設立されたDARE社(Design and Research Engineering)によって再生産された車両となります。
オーナーさんは2008年に中古車ディーラーから購入されました。
購入後すぐにレーシング仕様への改造に取り掛かり、機関回り・足回り等のパーツを個人輸入されたそうです。
その後全てのパーツを専門工場に持ち込み、組み上げてもらい完成しました。エンジンは全くの別物になった為、構造変更も実施済です。
完成後のコンディションは非常に良く、サーキット場まで自走し走行会等に参加されていたそうです。
最近ではすっかりドライブする機会が減ってしまった為、売却を決められました。
車両は屋根付きのガレージにてカバーを掛けて保管されております。
■ジネッタ G4 ZetecーR 195HPの主な改造点
・RACE LiNEチューニングのFord Zetec 2000cc 4連スロットル 195HPエンジン
Raceline water rail
Dry sump pan kit -2 stage
Raceline modified cylinder head -200 spec
Camshaft RL235M
Heavy duty spring set
45mm throttle body set -black
ECU module -Omex600
Dare G4 engine mount set
Sierra bellhousing -aluminium
*その他の明細あり
・構造変更登録済み
・最大馬力 195HP/6970rpm 最大トルク 222NM/5510rpm
・触媒内蔵マフラー (触媒なしのマフラー付属)
・フォード シエラ用 クワイフ 5速ギアーボックス
・フォードシエラ用 クワイフ LSD
・フォードシエラ用 ドライブシャフト
・ケータハム用フロントディスクブレーキ
・アラゴスタサスペンション
・4点式ロールバー
・サイドインパクトビーム
・クイックリリース・ステアリング
・運転席側ヒーター増設 (オリジナルは助手席側のみ)
・ETC
【外装について】
・ブルーにホワイトラインのFRP製の外装は、小傷は見られるものの、大きなダメージはなく良好です。
・フロントウィンドウはクリアで大変綺麗な状態です。
・ヘッドライトのメッキ部分に若干錆が見られます。
・テールレンズの劣化は少ないですが、右ウインカーにヒビがありました。
・両サイドのエンジンフードロックの周りに傷が見られます。
これはロっクを忘れ走行した際に、金具が振動でボディに当ってしまい付いたものだそうです。
・タイヤはダンロップ(DIREZZA)、サイズは185/60/14 溝はまだ残っております。
【内装について】
・ロールバー付の内装はとてもレーシーで、その気にさせる雰囲気です。
・全体的に気になる様な汚れや切れ、嫌な匂いは無く、大変清潔な印象を受けました。
・メーター周りに不具合無く、左から「電圧計」「燃料計」「水温計」「油圧計」「油温計」ち並び、ステアリングの奥に視認性の良いデジタルのスピード表示とレブランプが設置されております。
・両シートの切れなく良好で、シートベルトは「SIMPSON」の4点です。
・オーディオはカロッツェリアのCDが付いております。後部両サイドに小さいながらスピーカを2個設置済です。
【機関・電装】
・機関周りはレーシング仕様に改造されており、現状エンジンに気になる不具合等なく、とても速いと話されてました。
・サスペンションはアラゴスタに換装済です。
・ヒーターの効きは良く問題ないそうです。
【付属品】
・マフラー(触媒なしの物)
*機能保持の為、たまに走行しますので、走行距離は若干伸びると思います。
車両は東京都内にあります。
車両代金の他に精算する費用はありません。
個人売買の為消費税はかかりません。