今回ご紹介するのはT型フォードになります。フォード・モデルTというのが正式な呼称のようですが、日本ではT型フォードとして広く知られていますね。

自動車を産業として世界中に認知させた最初の自動車として有名ですが、1908年〜1927年まで大きなモデルチェンジをすることなく約1500万台も生産されていたというのも驚きです。

今回の車両は現オーナー様が某博物館に所蔵されていた物を譲り受けて店舗の入り口に展示している物になります。

未再生のオリジナルの状態になりますので多少の塗装の艶の劣化や小傷は見られます。しかし、約100年前の状態をそのままというのは非常にそそられますね。

仕様や欠品については詳細が不明の為お答え出来かねますが、取材時に気が付いたのはテールランプのレンズが無かった事くらいでしょうか。

国内未登録で税関の書類等も有りませんので残念ながら現時点では登録は不可となります。

【機関・足回り】
これだけの年式ですのではっきりと言える事ではありませんが、足回りに関してはシンプルな構造ゆえにしっかりとしている印象でした。

エンジンに関しては暫くかけていないので始動するには専門家による事前の整備が必要なようです。

下廻りを覗き込むとミッションなどにオイル漏れの箇所が見られました。100年という年月が経過しているのでこの辺りは仕方のない事ですね。

【外装】
漆黒のボディは当時のままとの事で艶の無い部分や小傷、錆なども見られますが、オリジナルの状態でこれだけの状態を保たれていると思うと保管状態が良かった事が伺えます。

タイヤは希少な細いバイアスタイヤで綺麗な状態を保っています。年数的には経過しているものと思われます。

ルーフ部分は幌の様な生地で出来ていて多少補修された跡が見られました。

ラジエターグリル周りのメッキ部分などの劣化は少なく綺麗な状態です。

スポークタイプのホイールは経年劣化こそ見られますが、充分な状態を保っています。

ガラス等も目立った大きな傷など見られずしっかりとしていました。

【内装】
当時のままの状態で残されていたとの事でさすがに色褪せや変色は見られますが、１００年という年月を考えると保存状態と当時の作り込みの凄さを感じられずにはいられません。

ドアトリム、天井など変色が見られます。運転席、後部座席も恐らく元の色よりも変色しているものと推測されます。

ハンドル周りの状態は非常に良いです。造形の美しさは男心を擽ります。

インパネ周りもシンプルで非常に趣があります。

撮影の為、室内に乗せていただきましたが、床の具合もしっかりとしたものでした。

個人のため諸費用等かかりません。

陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。

【お問い合わせに際して】
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。

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