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フィアット500C ジェラート 2014年式
車検 2025年6月 走行 46,000km 備考 ディーラー車 5AT ツーオーナー ETC
長さ 354cm 162cm 高さ 150cm 重量 1050kg 排気量 875cc
取材日2023年10月11日

500Cツインエアの人気色特別限定車の、程度良好車です。

VW ニュービートルを皮切りに、BMWミニ、クライスラー PTクルーザー、フォード マスタングといった、過去の遺産・人気車をモチーフに現代的なアレンジで復活させるという1990年代後半からのムーブメントの中で、フィアットが2007年3月に満を持して登場させたのが、3代目チンクエチェントです。

駆動方式こそRRからFFになったものの、ヌオーバ500を現代の技術で蘇らせたらまさにこうなるだろうと思わせる出色の内外装は、イタリア本国のみならず世界各国で喝采をもって迎え入れられ、当時これといった人気車がなく不振だったフィアットを大いに潤し、年を追いバリエーションを増やしながら16年にわたり不動の人気車としてのポジションを確立し現在に至ります。

ツインエア(直列2気筒ICターボ)は、2011年(H23)春に日本に導入されて以来、2気筒ならではの軽やかな走り味と低燃費性能を両立させた、シリーズきっての人気を維持しているグレードです。

そのツインエアのポップ(グレード)をベースに仕立てられた特別限定車が「フィアット500 ジェラート(150台)」および「フィアット500C ジェラート(80台)」です。

その内容は、ボディカラーに大人気のバニライエローを、インテリアにはボディ同色パネルとアイボリー/チョコレート色のシートを組み合わせた、お洒落なフィアット500の中でも飛び切りお洒落な仕様となっています。

加えて、オープンモデルである500Cの電動折り畳みトップにはアイボリーのキャンバス地が採用され、あたかもバニラジェラートにクリームをトッピングしたかのような、さらに粋な佇まいとなっているのが魅力です。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、数々のエンスー車を乗り継いでこられたオーナーさんが、2023年4月にショップにて購入されたものです。

その後6月に継続車検を取得、その際不具合修理、予防整備、外装パーツの交換等を経て現在に至ります。

購入時の走行距離はおよそ43000km、取材時の走行距離は46000kmほどですから、半年で約3000km走行したことになります。

休日での街乗りがメインですので、それほど距離は伸びていません。

●● 外装 ●●

前後バンパーモールが標準モデル用のクロームメッキのものに新品交換されている以外はノーマル状態です。

先述の車検時に、メッキバンパーモールと併せ前後エンブレムも新品交換されています。

ボディはとても良好で、塗装面、メッキ、ガラス、ゴム、灯火類etc.と至ってキレイです。

あえて気になる点を挙げるとすると、

・フロントガラスの極く軽微な飛び石跡

・ソフトトップ表面の部分的なスレ、毛羽立ち

あたりが挙げられます。

ホイールの状態も良好です。

●● 内装 ●●

基本的にノーマル状態でで、コンディションは良好に保たれています。

天井(幌の内側)もアイボリーながらキレイです。

シートも良好で、ヘタリや目立つようなスレやヤレ等はありません。

ステアリング、レバー類、スイッチ類など手の触れる箇所の状態も良好で、不調箇所はないとのことです。

モディファイ箇所は、

・ポータブルナビ

・ETC

・純正ドライブレコーダー

・スマホ用マグネット式ホルダー

・カップホルダー

です。

気になる箇所としては、

・運転席側サイドシルステップにある数箇所のキズ

・運転席側内張り上方にある軽微な汚れ

が挙げられます。

ラゲッジも良好で、フィアット車特有のリアシート背もたれ裏側の金属パネル部分には若干小キズが見受けられますが、全体的にあまり使用感はなくキレイに保たれています。

●● 機関・足回り ●●

フルノーマルで、専門店にてメンテナンスされています。

購入後の整備履歴は、

@2023年4月

・リアスポイラー塗装

@2023年6月

・車検

・左右リアウインカーバルブ交換

・ワイパーゴムリフィル交換

・エンジンオイル交換

・LLC交換

・ブレーキフルード交換

・ブレーキメンテナンスキット

・補機ベルト交換

・発煙筒交換

・エアコンエキスパンションバルブ交換

・エアコンガスクリーニング、真空引き、ガスチャージ

・WAKOS PAC添加

・内装クリーニング

・前後エンブレム メッキモール取付

・前後エンブレム交換

・前後バンパーメッキモール取付

・フューエルキャップ交換

・デュアロジックシステムフルOH

となっております。

前オーナーの記録簿も残っています。

気になる箇所としては、

・ボンネットオープナーのバネのゆるみ(開ける際にややコツがいる)

が挙げられます。

●● インプレッション ●●

2007年にデビューですからちょうど16年、じゅうぶんひと昔前といっても過言ではないですが、未だに現行車種であり続けていますし、実際見ても全くと言っていいほど旧さを感じないのは、いかに優れたデザインがされているかということに他なりません。

デザイナーはアメリカ人のフランク・ステファンソンで、こんな生粋のイタリア車なのにアメリカ人のデザインなのかと思いたくなりますが、実は彼は初代BMWミニのデザインも手掛けているとなると納得というか、過去の名車の要素を色濃く残しながらモダンに仕立てる技量の凄さに驚きます。

この車はジェラートというサブネームが表す通り、バニラ色のボディにクリーム色のソフトトップ、チョコレート色のインテリアと、まさにジェラートを体現している仕立てが何とも小粋で楽しい仕様です。

こういった仕様だけに内外装にヤレが多いと普通の車以上に気になってしまうものですが、この車はその点抜群で、内外装の魅力を存分に味わえるコンディションです。

目にするところ全てがつややかで、キズや凹みがほとんど見当たらないのはもちろんですが、隅や細部にありがちな汚れすらあまりないのは、日頃の手入れが行き届いているからでしょう。

助手席にて試乗させていただきましたが、900ccのツインエアエンジンは2気筒独特の軽やかなサウンドを伴って、コンパクトボディを軽快に走らせます。

ターボエンジンだけに、2気筒900ccでこの見た目という先入観をいい意味で裏切る活発な性格が味わえるのも楽しいですね。

ショートホイールベース特有のピッチングからは免れないですが、サスセッティングとシートの出来の恩恵か、不快な突き上げを意識させない快適なドライブを味わえます。

かようにこの車は、電動ソフトトップを下ろせばツインエアのサウンドをオープンエアで堪能でき、軽快な走りは街乗りからドライブまで常に楽しませてくれ、停まっている姿を眺めるだけでも見応えがあるという、車の楽しさを凝縮したような車だと言えますね。

●● その他 ●●

メインキーとスペアキー(リモコン機能のない普通のキー)が揃っています。

走行距離は日常使用に伴い伸びていきます。

色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

見た目がお洒落なだけでなく、乗って愉しく信頼性もかつてとは比較にならないほど高く内容も濃い現代のチンクエチェントは、ライトユーザーからエンスーまで幅広く受け止める懐の深さがあります。

特にオープンモデルである500Cは、日常性と非日常性が高バランスで両立している車と言えますね。

しかもこの車は出色の内外装と80台限定の希少性も備わっているという強い魅力がありますし、ツインエアエンジンは2023年10月末をもって生産終了となりますので、その意味でも今後さらに希少性が出てくるかもしれません。

この車はきっとこれ1台でも満足できるでしょうし、普段使いがはばかられるようなデリケートなエンスー車をお持ちの方のセカンドカーにも最適です。

何より女性ウケは飛び抜けて良い車ですから、奥さんや娘さん用として買って、時には一緒に楽しみ、たまには自分だけで愉しむといったやり方も大いにアリですね

オーナーさんは現在もとても気に入っていますが、車両入れ替えのため売却を希望されています。



@2023年11月追記

・ボンネットオープナーを修理しました。
・価格を値下げしました。


お車は、東京都武蔵村山市にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(14,520円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
98万円
画像クリックで拡大出来ます
500Cツインエアの人気色特別限定車の、程度良好車です。 
普通の500も良いですが、オープンの500Cはまた格別ですね。 
小さくて可愛い車ながら、大人の男性が乗っていてもサマになる車です。 
ソフトトップの開き方は気分で変えられます。 
バニライエローのボディとクリーム色のソフトトップの組み合わせがさすがですね。 
ヌオーバ500のイメージが巧みにデザインされています。 
リアシートは狭めですが、上を開ければ狭苦しさはありません。 
チンクでこの色とオープンの組み合わせは、某人気アニメ映画を彷彿とさせますね。 
凡百の実用車とは比較にならないデザイン性の高さがロングセラーの秘訣です。 
フロントからサイドにかけて目立つ傷みはありません。 
下側もキレイですね。 
 
 
灯火類は全てキレイですね。 
傷みやすいフィアットのエンブレムも前後新品交換されています。 
あえての標準車用メッキバンパーモールが良いアクセントになっています。 
ソフトトップも良好です。 
 
 
 
ホイールは概ねこのようなコンディションです。 
リア周りもグッドコンディションですね。 
 
コーナーセンサーが前後に付いているので安心ですね。 
 
リアの灯火類も良好です。 
 
ソフトトップのリア側にはスレのある箇所があります。 
 
再塗装されたリアスポイラー。 
エンジンルームも至って良好です。 
 
トランクルームも至って良好ですね。 
 
 
 
 
ボディ同色インパネとチョコレート色の内張、シートが超絶お洒落です。 
ホワイト部分もとても効いています。 
内外装のすみずみまでデザインが行き届いています。 
 
 
運転席側内張り上方に軽微な汚れがあります。 
 
  
運転席側サイドシルステップに数箇所のキズがあります。 
 
シートのコンディションも良好です。 
 
ブック類も整っています。 


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エンスーの杜 本部
TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
tom6343968@gmail.com

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