今回の出品は過去に広島で旧車や趣味のクルマを中心としたショップを営業されていたオーナーさんが個人的にコレクションしておられる在庫を放出する珍しい出品です。
（その他にもミニが1台、パンダ４×４、フィアット５００、ルノーキャトル、ビートル(メキビー)、VW タイプIIIヴァリアントオートマチックが1台、MGB、ポルシェ９１１カブリオレ等々出品する予定です。）

ただ、もともと専門店さんだけあって、非常に知識も情報も深く、旧車に初めて乗られる方から、マニアな方まで安心してお話できるオーナーさんですので気軽にお声がけください。

今は、ご自身で乗りたい車をリフレッシュしながら、販売と趣味との両輪でカーライフを楽しまれています。

さて、今回ご紹介するFIAT126は、なかなかの希少車です。

1972年からイタリアで生産開始、1973年からはポーランドとイタリアで生産されましたが、1980年からポーランドのみとなり、2000年に生産終了した息の長いモデルです。

空冷直列2気筒OHVエンジンでRRという現代には無い組み合わせもさることながら、現車はなんと軽自動車登録ですので維持費が格段に安いです。

左ハンドルの軽自動車というと、スマートなどがありますが、良くも悪くも2人乗りです。このFIAT126であれば、4人乗ることもできますので、家族を説得しやすい？のもメリットのひとつかもしれません。

スペック的には決して速い車ではありませんが、小さく軽い車体の恩恵もあり、街中ではきびきびと小気味良く走ってくれます。

FIATチンクエチェントとFIATパンダのミックスのようなこの車両が軽登録で乗れるのはなかなか面白いと思います。

旧車入門として維持費の安い軽登録のこの車でチャレンジしても良し、セカンドカーとして、また足車として乗るも良し。

人と被る可能性が低く、街中でも十分に使えるFIAT126はとても魅力的だと思いました。

さて、現車についてですが、初年度登録が2001年ですので、恐らく最終型ではないかと思われます。

外装は、これまで非常に丁寧に扱われていたようで、ボディのサビ等は少なく、新車時の状態を保たれているきれいな個体だと思います。

退色している数か所を補修塗装されたそうですが、過去にレストア歴は無いと思います。

もちろん、大きなキズや凹み等はありません。

黒い部分はラッピングシートですので不要であれな剥がすこともできます。

もともとはウレタンバンパーでしたが、メッキバンパーのほうが断然似合うとの事で交換されています。
※ウレタンバンパーもございますので差し上げます。

ホイールも純正の鉄ホイールとホイールキャップもありますので差し上げます。

内装の状態も大きな傷みは見受けられません。

シートも少ない走行距離からか、大きな傷みは無いと思います。

ダッシュボードの状態やスイッチ類も問題ありません。

オーディオはBluetooth付きのCDデッキ、ETCもついております。

ステアリングは純正もありますので差し上げます。

【改造箇所】
・中古のATSアルミホイール取付
・社外ステアリング＆スペーサー取付
・メッキバンパー＆ステー取付
・バックランプ取付
・ライセンスランプ取付

また、特筆すべきは、取説類がきれいな状態で完備されていること（もちろん日本語ではありませんが・・・）、スペアキーも揃っていること、スペアタイヤや工具も揃っていることです。

これまでに大きなメンテナンスは無いようですが、下記の記録簿は残っております。

平成19年12月　2,910�q
平成23年 3月　3,356�q
平成25年　3月　3,560�q　
平成27年　3月　3,940�q
平成29年　3月　8,602�q
平成31年　3月　9,236�q
令和3年 6月 10,000�q

尚、今回の出品にあたり気持ちよく乗っていただくために消耗品のメンテナンスを実施されました。

エンジンオイル交換
添加剤ゾイル注入
ファンベルト交換
※※車両とは直接関係ありませんが、現状はオリンピックナンバー（白色）がついております。
　　 黄色ナンバーでも全く気にならなければ問題ありませんが、同じく白色のオリンピックナンバーを希望される方は9月30日までに申し込む必要があることをお知らせいたします。

今回は車両整理の為売却されます。旧車の特性を理解しつつ、旧車と楽しく付き合っていけるかたに売却したいとの事でした。

車は広島県広島市にあります。

個人のため諸費用等はかかりませんが、リサイクル料は別途必要です。

(登録や陸送等にかかる費用は別途必要となります。)