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FIAT500L 1972年式
車検 一時抹消登録渡し 走行 走行不明
(メーター表示 3,721km)
備考 FIAT500L NUOVA FIAT110F #2977XXX 左ハンドル 4MT Luxury Variant Model
長さ 302.3cm 132.1cm 高さ 133.4cm 重量 502kg 排気量 490cc
取材日2021年4月23日

「美しきパティーナあふれる未再生オリジナル個体1972年式FIAT500Lを次の世代へ引き継ぎます・・・。 味わいたっぷりのビンテージチンクエチェントは、古い車で出かける楽しみ満載の魅力にあふれる個体!」

第二次世界大戦敗戦の傷跡から立ち直り、物質的な荒廃に見舞われた後の復興努力、民衆の努力が実を結んで1960年代イタリアは繁栄の時代を迎えました。蘇った民主主義の理想のもと、活き活きとした民衆の新たな価値観が主張された、大きな活力に満ちた時代だったのです。

イタリア国民は誰もが皆、未来を夢見て発展を期待し、産業、芸術、エンターテインメントなどの分野で情熱を燃やし、古いものと新しいものとを独特な感性で調和させ、イタリア人の持つこだわりと創造力に富んだ才能を世界に示した時代でした。

そんな時代背景の下、安価な住宅に加えて、街中で使える手頃で低価格の自動車が求められており、その当時比較的安価だったフィアット600トッポリーノ(街中を走り回る小さなネズミの意)にも手の届かない層、スクーター「ベスパ」を愛用する若者〜ファミリー層のイタリア人をターゲットに、「新型」意味するフィアット500(チンクエチェント)ヌォーバが1957年7月4日に発売されると、徐々に民衆の心を掴み始めます・・・。そして迎えた60年代・・・。そうです・・・!ローマの街中にマイクロカーがあふれた時代・・・。チンクエチェントは戦後の復興期から好景気に入るまで、イタリアが未来を夢見た時代のまさに象徴だったのです!

フィアット・チンクエチェントは最終的に1975年まで生産され、実に3,893,294台が販売された大ヒット作となりました。2人の乗客と少量の荷物を快適に運ぶことは勿論、思い立てば家族全員で旅行することも可能としたフィアット・チンクエチェントは、非常に小さいサイズにもかかわらず、大変実用的な車であることが証明され、ヨーロッパ中で大量に販売されたのです。

戦後イタリアが未来を夢見た、モダンで明るいデザイン、安価でシンプルな構造、頑丈で高い耐久性のチンクエチェントは人々の心を大きく掴み、イタリアの自動車産業を復活させる大きな原動力となったのです!

「フィアット500L・・・。 1968年から72年にかけて標準の500 Fをよりリッチに装備を充実させ販売されたLusso(ラグジュアリーバージョン)。」

本車両では取り外した経緯がありますが、500 Lには、フロント・バンパーとリア・バンパーのコーナーを保護するチューブラー・ガードが加わります。その他のモデル固有のエクステリアアイテムとしては、フロントの新しいフィアットバッジ、再設計されたハブキャップ、ルーフのドリップレールを覆うクロームプラスチックモールディング、フロントガラスとリアウィンドウの周囲のブライトトリム、大きめのリアコンビネーションランプなどが挙げられます。
ダッシュボードは、従来の金属製から黒のアンチグレア・プラスチック製に変更され、他の500モデルに採用されている丸型のメーターに代わり、1960年代を象徴するフォントが素晴らしく魅力的な台形のメーターが採用されました。シートと同じプリーツパターンのレザーを使用したドアカードは大変魅力的で、この時代から新しくなったドアノブのデザインと共に、ドアポケットが新設されました。また、センタートンネル上にトレイが設置されたのもこの年代の特徴です。

「ノンレストアのオリジナル個体!パティーナ溢れるビンテージ感満載の1972年式FIAT500Lチンクエチェントに乗る!」

お心優しいオーナー様から・・・「堀川さんに原稿書いてもらうのだからじっくり乗ってみて!」と有難いお言葉を頂き!枯れたイエローと使い込まれたレッドのインテリアがとてもクールな1972年式オリジナル個体をまずは洗車し各部をじっくり観察、そして仮ナンバーをつけて小一時間程堪能させて頂きました!

「ピカピカにはいつでも出来る・・・しかしこの枯れた雰囲気を出すには数十年かかる・・・。」

1972年式フィアット500L小ぶりな外観をぐるっと一廻りしてみます!
「ピカピカにはいつでも出来る・・・しかしこの枯れた雰囲気を出すには数十年かかる・・・。」 このオーナー様のコンセプト素晴らしいです!ノンレストアビンテージならではの雰囲気は年輪を重ねた感があり、アンティーク専門用語のパティーナと呼べる独特の枯れ方がとても素敵です!
この個体は1972年式のLussoモデルですが、フロント・バンパーとリア・バンパーのコーナーを保護するチューブラー・ガードが取り外され外観はシンプルなFモデルの様相です。塗装のクラックがエンブレム・ミラー付け根・インテリアに数カ所(※写真・動画参照)あるのと、右リアフェンダー後方にマイナーですがダメージがあります。(※写真・動画参照) それ以外は大きな損傷はなく、雰囲気の良い立ち姿がとても魅力的です。
ピカピカにレストアされたクラシックカーを今まで多く拝見してきましたが・・・・ノンレストアのオリジナル個体にはやはり格別の感があります。

「味わいあるメッキパーツのドアハンドルに手をかけて室内に入ってみます!」

使い込まれたレッドのシートは使い込まれたからこそ出る「あの」独特の輝きがあります!これが素晴らしい!ステアリングとシフトノブはノンオリジナルに換装された経緯がありますが、オリジナルパーツを探す楽しみを残しています。室内のボディ同色ペイントにもおそらく新車当時からあったであろうペイントのクラックがありますが、これも味わいです。そしてなんと言っても素敵なのが、Lsussoモデルならではのメーターパネル!このフォントが実に美しい!!60年代のラテンデザインの素晴らしい部分です!
小さなスイッチノブ類も美しい限り!まさにインテリアは60年代の素晴らしいデザイン宝庫なのです!

「独特なレバー式スターターを持ち上げてエンジンスタート!走り出してみましょう!」

センターコンソールの右側レバーがスターターです!ぐいっと持ち上げると数回のクランキングの後に空冷490ccエンジンは背中から元気なサウンドを響かせてくれます。スプリングでエンジンがフロートした独特のリアマウントエンジンはチンクエチェント独特の乗り味を演出します!

この72年型は、490ccのエンジンから16.5馬力を発揮しますが驚くのはそんなスペックを感じない車体重量とのバランスです!これは当時のイタリアの若者も、きっと熱くなったであろう素敵な走りを展開してくれるのです!気がつけば・・・軽いクラッチをダブルで踏んでシフトアップ・ダウン!500kg程度と軽い車体はとにかく楽しいのです!エンジンサウンドを聞きながら回転数を合わせてダブルクラッチでシフトダウン!普通の交差点が南アルプスのチェルニ峠であるかのごとく楽しい走りをしてくれるのです!軽い車体にドラムブレーキはよく効き、ステアリングは生き生きとしていて、素直で魅力的な素晴らしい小さな存在でした!

交差点で止まってのキャンバストップの開閉は片手で簡単!小さな車内に音がこもるチンクエチェントは、乗り込んだら直ぐにここをオープンにするのが効果的です。特にこの個体はマフラーがアフターマーケット品に交換されており、少々元気なサウンドが特徴だったので、積極的にサウンドを楽しむにも効果的でした。

こんな楽しい車が、かつてはラテンの太陽が降り注ぐローマの交通を象徴する存在だったと考えると感慨深いものがあります。チンクエチェントを自在に操るのはやっぱり楽しい!「これでダウンヒルなどたまらないだろうな・・・」と妄想している私がおりました。

「1972年式 フィアット500L 取材後書き・・・。」

正直申し上げますが、最初からピカピカのレストア済み車両を探しておられる方には向かない個体です。自動車趣味、クラシックカーを楽しむ大きな要素に、歴史ある個体を、時間をかけてじっくり仕上げる、そのプロセスその物を楽しむ事があると思いますが、まさにこの車は、そのプロセスをご理解されるお方にはピッタリな車両と言えるでしょう。
天気の良い週末など、古い車でファンシーなドライブなど出かける楽しみは満載です。ビンテージ感あふれる個体はそのまま乗ってよし、じっくり手をかけてよし、そして・・・いずれレストアする楽しみを残しているのです。その「じっくり向き合う時間こそ」がプライスレスな楽しみだと思います。

オーナー様は大変感性豊かなクラシックカーのコレクター様です、クラシックロールスから戦前のメルセデスまで幅広く収集し、味わい、心から楽しまれておられるお方です。極上に仕上がった車両もあれば、これからの車も沢山ガレージに並び、それぞれの車と向き合った時間と、その思い出は大切にされ、味わいあるビンテージカーの数々を次の世代へ引き継がれておられます。

まだ見ぬどんな新オーナー様が「その想い」を引き継いで頂けるか・・・。

味わい深いチンクエチェントとの蜜月をどんな風に楽しまれるのか・・・。

そして新たな意義深い人生をこの車と創造されるのか・・・。

私にはそんな出会いが楽しみでなりません。

この大変素晴らしい1972年式FIAT500Lは現在、群馬県にあります。

個人売買のため消費税・諸費用等はかかりませんが、一時抹消登録車両の為、リサイクル預託金のみご負担お願い致します。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。

(お問い合わせに際して)
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物でオーナー様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

記事内容は筆者が1時間程度の取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
280万円
画像クリックで拡大出来ます
1972年式 FIAT500L
抹消登録渡し  走行は3721km表示ですが、不明と致します
シリアルナンバーはFIAT110F2977XXX・・・ここから1972年製と見られます
全長 3023mm 全幅1321mm 全高 1334mm 重量僅か502kgのマイクロサイズ
美しきパティーナあふれる未再生オリジナル個体です
この1972年式FIAT500Lを次の世代へ引き継ぎます・・・。
リアエンジン空冷490ccからは想像つかない走りが楽しめる車です
何気ないいつもの景色を変えてくれるファンシーで明るいビンテージカー
戦後イタリアが未来を夢見た、モダンで明るいデザイン
安価でシンプルな構造、頑丈で高い耐久性のチンクエチェントは人々の心を大きく掴みました
標準の500 Fをよりリッチに装備を充実させ販売されたLusso(ラグジュアリーバージョン)
フロント・バンパーとリア・バンパーのコーナーを保護するチューブラー・ガードは取り外した経緯があります。(付属しません)
コンパクトで素敵な魅力のあるリアエンジンカーです
シンプルなラインで描かれたボディデザイン
魅力あふれるデザインのフロントマスク
バンパーの状態は良く、大きな凹み傷はありません
このモデルからの特徴、再設計されたハブキャップ
ホイールのデザインがとても斬新です
クオータービューもコンパクトで愛嬌たっぷり、愛された理由が見て取れます
オリジナルのレンズ類
このモデルから・・・フロントの新しいフィアットバッジ
モール類も交換の履歴は確認できません、オリジナルの様相です
このモデルからの特徴、大きめのリアコンビネーションランプ
マフラーが社外品に交換されています、元気なサウンドが印象的
ダッシュボードは、従来の金属製から黒のアンチグレア・プラスチック製が装備
イエロー外装&レッドインテリアのポップで明るいイメージ
使い込まれた味わいがあるインテリア
切れ、破れはありません、シートの状態は良い状況です
リアシートは尚更良い状況が確認できます
シートと同じプリーツパターンのレザーを使用したドアカード
ステアリングはオリジナルではありません
ライト・ワイパーなど必要最小限のスイッチ類
右のレバーがスターターです、シフトノブがオリジナルではありません
開けると・・・室内にエンジン音がこもることなく快適になる不思議なキャンバストップ
この様なペイントクラックが散見されます
キャンバストップ開口部、サビはありません
日本語での説明書が見られます、形式名は110Fということは・・・
スプリング式エンジンマウントで搭載されたエンジン
エンジンは快調の様子
プラグコードは近年のモノに交換されています
良く手が入っている印象です
エンジンリッド裏側もこの状態です
ガソリンタンクはフロントに
右リアの塗装のクラックです(これが一番大きなダメージ)
エンブレム上のペイントクラック
右ドアミラー付け根のペイントクラック
左ドアミラー付け根のペイントクラック
リアエンジンリッドのオープナーにサビが見られます
下回りは大きなオイル漏れはありません
角度を変えて・・・滲み程度と思われます
 


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