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アバルト850TC 1961年式
車検 2021年4月 走行 不明 備考 中古並行車 4MT 複数オーナー ETC
長さ 3280mm 1380mm 高さ 1400mm 重量 600kg 排気量 1000cc
取材日2020年5月7日

随所にレーシーなモディファイが施されたアバルト850TCの程度良好車です。

知る人ぞ知るチューニングパーツメーカーとして一般的には認知されていた1950年代のアバルトというブランドの存在を、ヨーロッパツーリングカー選手権での常勝ブランドとして一気に広く知らしめることとなったアバルト850TCは、フィアット600Dベルリーナをベースにカルロ・アバルトが手掛けたレーシングマシンとして、アバルト黄金期の一翼を担った車です。

1961年に登場した850TCのエンジンはフィアットユニットをベースにした847ccの排気量と52馬力の出力を備え、最高速度140km/hを誇りました。

ノーマルの600Dより大幅に増大したパフォーマンスに対応するべく足回りもチューニングされ、ブレーキも当時としては先進的なガーリング製フロントディスクブレーキを装備されました。

その他イエーガー製3連メーターや3スポークステアリング、放熱フィンを備えたオイルパン、エンジンフードを浮かせて固定する等々、エンスー心を刺激する装備が散りばめられた850TCは、1966年に生産終了されて以降も世界中で根強い人気を維持し続けています。

 

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、旧いイタリア車やイギリス車を乗り継いで来られたエンスーであるオーナーさんが、2017年4月に購入されたものです。

2005年にイタリアから輸入され日本で登録されたこの車は、旧いイタリア車に精通したショップさんにてボディのレストアが施され、ノーマルの843ccユニットからアウトビアンキA112アバルト用の1リッターに換装されていた個体を前のオーナー氏が購入したものでした。

その後そのオーナー氏によってエンジンのOHや細かなモディファイを受けています。

現オーナーさんに引き継がれて以降は、ヨーロッパツーリングカー選手権仕様と言えるモディファイを施されながら現在に至ります。

ボディのレストアを受けているのでサビはなく、エンジンのOHも受けているので至って調子もよく、普段使いにも全く問題なく使えるとのことですが、もう1台日常使い用のフィアット500Cもありますので出番は少なく、購入後それほど走っていないとのことです。

メンテナンスは専門店およびオーナーさんご自身で行なっています。

保管はシャッター付きガレージです。

●● 外装 ●●

ボディのレストア済みなので、とてもキレイな状態です。

目立つキズや凹みは見当たらず、サビもないとのことです。

オーナーさんによってオイルクーラー付きのフロントエアダム装着をはじめとした、ヨーロッパツーリングカー選手権参戦車両をイメージしたモディファイが随所に施されています。

ブルーのストライプとチェッカー模様はラッピングではなく、旧車に精通した工場にて丁寧にペイントされたものです。

カンパニョーロ製のアバルトホイールも、汚れや小キズ、ガリキズは少なく良好です。

●● 内装 ●●

こちらもコンディション良好です。

前のオーナー氏の手によってETCや間欠ワイパー、ヒーター、キルスイッチ、シートベルトetc.といった装備が装着されています。

シートについては現オーナーさんによってワンオフで製作されたアバルト1000TCRのレプリカシートが装着されていますが、これはノーマルだと横Gですぐに滑ってしまうから作ったとのことで、表皮のレザーから当時物の本物に極力近いものを厳選して製作されています。

そのため乗り降りはややしにくくなっていますが、傷みもなく別格のホールド感です。

燃料計があまりアテにならない点を除けば特に問題は感じていないとのことです。

●● 機関・足回り ●●

先述の通り、エンジンはA112アバルト用の1リッターに換装されOHを受けており、調子はいい状態です。

マフラーもアバルトのものが装着されています。

オーナーさんの手元に来てからの修理としては、

・セルモーターのOH

・ウインカーランプ、ブレーキランプの不灯修理

くらいで、あとは通常のメンテナンスとのことです。

バッテリーは2019年に新品交換されています。

●● インプレッション ●●

ひと目見て外装の状態が良いことが伝わってきますが、60年ほど前の車ということを考えると素晴らしく、レストア済みでシャッター付きガレージ保管であることが如実に伝わってきます。

またそのイジり方もセンスに溢れ、往年のレースでの活躍を知る者にとっては熱いものが込み上げ、そうでない者にとってはカッコ良く可愛い雰囲気で惹きつけられるような仕上がりです。

前開きのドアを開けるとお洒落かつレーシーなインテリアが広がります。

アバルトのステアリングにイエーガーの3連メーター、表皮から厳選して当時に忠実に作られた1000TCRのレプリカシートetc.と、ノーマルのまま残されたレッドのドア内張りやリアシートが、これが’60年代のレースシーンで活躍したアバルトのチューンドカーであることを強く主張します。

エンジンを掛けると何よりもまずそのサウンドに魅了されます。とても1リッターとは思えないパンチの効いたサウンドで、好きモノならまずこの音に一発でやられてしまうことでしょう。

(イヤホン使用にて動画での確認をお勧めします)

助手席にて試乗させていただきましたが、その豪快なサウンドとともに600kgの超軽量な車体が加速していくさまは、やはりとても1リッターとは思えない迫力です。

同時に乗り心地もなかなかハードで突き上げが強くもありますが、それらが渾然一体となって走っていると、法定速度くらいでも痛快極まるドライビングが堪能できること請け合いです。

それなのにその気になれば日常使用も不都合ないくらい気難しさのないところは、’60年代のクラシックカーとして出色の出来と言って良いのではないでしょうか。

●● まとめ ●●

近年はアバルトブランドも復活し、現行型のフィアット500をベースにしたアバルト500や595を街中で見かけることも決して珍しいことではなくなりました。

もちろんノーマルのフィアット500はだいぶ浸透していますし、旧いタイプでもヌォーヴァ500の根強い人気は健在です。

そのなかでフィアット600は今だ相当な好きモノしか手を出さない領域ですし、いわんやアバルト850TCともなれば生粋のエンスージアストでないと食指を伸ばさないことでしょう。

並みのフィアットや並みのアバルトでは飽き足らない人、日常でも痛快なスポーツドライビングやエンスーライフを送りたい人にとって、打ってつけの車と言えるのではないでしょうか。

オーナーさんは現在も気に入って乗られていますが、車両入れ替えのため売却を希望されています。

お車は、東京都豊島区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(9,550円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
650万円
画像クリックで拡大出来ます
内外装程度良好な、アバルト850TCです。 
ヨーロッパツーリングカー選手権仕様です。 
ブルーのストライプやチェッカー模様も美しくペイントされています。 
エンジンフードを上げた姿がいかにもアバルトのマシンですね。 
A112アバルト用の1リッターに換装されていますので、パワフルです。 
サウンドがとてもレーシーです。 
 
全体的にとても決まっています。 
フロント回りからサイドにかけて目立つキズや凹みはありません。 
バンパーの下側もキズはあまりありません。 
 
灯火類は基本的にすべて良好です。 
大柄のフロントエアダムにはやはり大型のオイルクーラーが。 
ペイントやゴムの状態も良いですね。 
片側だけ装着されたビタローニのミラーがカッコいいですね。 
 
助手席側のミラー取り付け穴は塞がれています。 
ホイールは4本とも概ねこのような状態です。 
リア回りも良好です。 
 
 
 
リアの灯火類も基本的に良好です。 
 
 
リアのエンブレム類も良好ですね。 
エンジンルームもとてもキレイですね。 
この小型軽量ボディにA112アバルト用の1リッターは刺激的です。 
 
 
キレイに保たれたトランクルーム。 
 
 
下回りも良好です。 
 
インテリアもとても良好です。 
 
レブカウンターが中央に配されたアバルト特製のイエーガー製3連メーター。 
 
各部が状態良く保たれています。 
 
 
 
 
  
ワンオフで製作した1000TCRのレプリカシートはホールド感抜群です。 
 
 
ドア下やサイドシルにもサビはありません。 
 


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