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イノチェンティ ミニ デトマソ 1981年式
車検 2023年12月 走行 89,000km 備考 4MT ツーオーナー
長さ 313cm 153cm 高さ 132cm 重量 760kg 排気量 1270cc
取材日2022年2月

イノチェンティ ミニ デトマソ(Garage 伊太利屋扱い/所謂正規もの)のご紹介になります。

イタリア自動車デザイン界の巨匠ヌッチオ・ベルト―ネがデザインし、デ・トマソ社により生産されたイノチェンティ・ミニ・デトマソは、1964年、1965年、そして1967年と3回に渡りラリー界最高峰のモンテカルロラリーでポルシェワークスチームと死闘を繰り広げ覇者となった英国ミニの頑強なBMC Aシリーズ1,275ccユニット駆動系を積みイタリアンデザインの極致ともいえるミニマルデザインを身にまとい世に出ました。
本車は、1982年から現在に至るまでの40年間エアコン付きのガレージに保管されており、塗装もオリジナルの状態で劣化は極端に少ないと言ってよい状態でウィンドウ周りのゴム、モール類に関しましても程度良好な状態を保っております。オーナーさん曰く特に外装に関しては「コンクールコンディションと言っても決して過言ではない。」も説得力があります。
英国生まれの名エンジン、イタリアンデザインという両国の技術の粋にご興味を持たれる方には必見の車と思います。

オーナーさんは、10年以上に渡りガレージで眠っていた本車に再び乗ろうと思い立ち、昨年秋オールドミニでクラシックレースに参加し、ミニは基より英国車の修理では関東でも名声の高い工場で「現代車と同じように 動き 曲がり 止まる」を実現すべくエンジン、ラジエター部、足回りの細かな所まで部品交換、オーバーホール等リフレッシュ整備をされております。その結果、高速道路でも時速100kmから時速120kmといった高速域での巡航が可能となっています。整備内容としては下記の通りです。

● エンジン廻り、他
エンジン部を降ろし内部を診断する。状態良くオーバーホール等の必要認めず
サーモスタット 82℃交換、パッキン交換
ラジエター脱着オーバーホール
ラジエターホース交換(現物合わせ)
ファンベルト交換
クーラント交換
70A軽量 ハイパワーオルタネーター交換
オルタネーター周辺アタッチメント改善
点火系イグナイター取付
デストリビューターキャップ交換
ローター交換
NGK BP6ES交換
ルーカス シリコン製プラグコード交換
ボッシュブルーコイル交換
エンジンタイミングシール交換(オイル洩れ) 
 タイミングカバーパッキン
 マウンティングプレートパッキン
 テンショナーパッド 
 タイミングチェーン
エンジンマウント 
エンジン廻り、他
ウォーターポンプ交換(冷却水漏れ)
バイパスホース
ステンレスボルトセット
エンジンオイルエレメント交換
ドレンワッシャー
クラッチマスター(スチールタンク)交換
 クレビスピン
 割りピン
クラッチレリーズ交換
クラッチホース ステンレスメッシュ交換
クラッチフルード交換
フロントサブフレームマウント劣化の為
トップマウントブッシュ 強化マウントへ交換
左右リア側マウント交換

●     ブレーキ廻り
ブレーキマスターシリンダー(スチールタンク)交換*オリジナル入手困難
ブレーキ減圧バルブ交換
クレビスピン
ブレーキパイプ製作
割りピン
左右フロントブレーキキャリパー交換(ピストン固着)
EBC12インチ2ポット用ブレーキパットセット交換
ブレーキパッドピン 交換
左右リアブレーキホイールシリンダー 交換(固着)
ライニングセット 交換
ドラム洗浄、給油、調整
ブレーキホース ステンレスメッシュセットへ交換
銅ワッシャ 交換
ブレーキフルード交換

● ハブ廻り、他
左右フロントハブベアリング交換(グリス抜け)
左右フロント上下ボールジョイントキット メンテナンスフリータイプへ交換
左右ドライブシャフトインナーブーツ交換(国産品高品質)
左右ドライブシャフトアウターブーツ交換(国産品高品質)
左右デフサイドシール交換
シフトシール交換
シフトブーツ交換
左右リアハブベアリング交換(グリス抜け)

ステアリングラック交換(がたつきがあった為)

左右ロアアームブッシュ交換 エボンバー強化タイプ
左右テンションロッドブッシュ エボンバー強化タイプ

エンジン振れ止め アッパーブッシュ強化タイプ交換
エンジン振れ止め ロアーブラケット交換(破損していた為)
ロアマウントブッシュ

フューエルラインホース一式交換
フューエルフィルター交換
 ホースバンド
ニスモ フューエルポンプ+ステー交換

パイパークロス エアクリーナー交換*オリジナル入手困難
キャブレター、エンジン調整
TTR車高調整キット ナックルジョイント付き
AVONラバコーンサスペンション
ダストシール
ビルシュタイン スタンダードストロークショックアブソーバー

エキゾーストマフラー触媒取付(既存マフラー加工)
マフラー脱着、触媒フランジ溶接加工
 フランジガスケット
 ボルトナット、アタッチメント

ヒーター本体 脱着、分解 ヒーターコア交換
 ヒーターホース交換 
 ホースバンド

デフサイドカバーパッキン シーリング
 タペットカバーブッシュ
 タペットカバーパッキン
 ヒーターバルブパッキン
 フューエルポンプブランクプレートシーリング

クラッチクレビスピン ケース側
クラッチクレビスピン マスター側
クラッチハウジングシール
クラッチレリーズベアリング
クラッチディスク
エンジンマウント 右側

USEDクランクプーリー
USEDファンプーリー
USEDマウンティングプレート
キャブレター洗浄、クリーンナップ

● フューエルタンク入手困難なため タンク内部洗浄、サビ取り
フューエルタンクユニット 動作確認、洗浄
フューエルタンクユニット フロート 交換
フューエルタンクユニット 取り付け時 ガスケット 交換

● メンテナンスフリー ウエットバッテリー 交換

● タイヤ交換



1980年代のボーイズレーサーを彷彿させるホットハッチモデルとなっております。

オーナーさんは昭和62年5月に知人から購入され、現在ツーオーナーの車両となっております。

走行距離はおよそ89,000kmとなっており、実走距離となっております。

事故歴、修復歴無しとのことです。

2021年秋頃に、上記記載の整備をされております。

助手席にて試乗させて頂きましたが、足回りのラバーコーンも交換されていることで、マンホール等の軽い段差を乗り越えた際のショックは非常にしなやかな印象を受けました。

現在でも定期的に走行されており、エンジン始動状況は良好な印象を受けました。

このお車のドライビングポジションは、運転席座面に対してABCペダル一式がやや右側に配置されております。

また乗り味も比較的スパルタンな事から、オーナーさん自身の年齢を考慮しまして、他の方へお譲りしたいとの理由から掲載に至りました。

取材時、オーナーさんより持参頂いた「登録事項等証明書 保存記録」によると、途中、平成16年から令和3年あたりまでは一時抹消されておりました。


【車検証記載情報】
車台番号:東[41]13・・・東(一部伏字してあります)
型式:不明
原動機の型式:東[41]東


【外装】
当時もののオリジナルの塗装となっております。
ルーフのリア部分がせりあがる形状であり、全体的に見ましても秀逸なデザインを感じられるかと思います。
比較的劣化しやすいルーフの雨どいの部分ですが、この点に関しましても年式からして程度良好な印象を受けます。
樹脂バンパーなどは色あせ、一部塗装剥がれが見受けられる箇所がございますが、当時もののオリジナルな状態であります。


【内装】
ステアリングには擦れは少なく、ダッシュボードも比較的焼けはなく、これらは年式考慮しましても良好な状態かと思います。
運転席シートはややダメージが見受けられる状態であり、普段はリアシート含むすべてのシートにカバーをかけております。
天井に関しましても垂れはなく張りを維持している印象を受けます。
クーラーは現在は装着されておりません。
ただ、以前にクーラーの部品を本車両に装着されており、部品自体はございます。
当時は不具合なく作動していたそうですが、現在は動作確認はしておりません。
こちらも今回お付け致します。

リアゲートダンパーは若干弱っており、リアゲート開閉の際はゲートを支えておいた方がよろしいかと思います。


【機関・足回り】
写真、動画にてエンジンルーム内、足回りの状態をご覧になることができますが、所々新品パーツが目立ちます。
先述したように信頼できる専門店にて大がかりなリフレッシュ整備をされており、機関系は不具合なく、上記にも記載しましたが足回りもしなやかな乗り味となっております。
タイヤも新品交換(製造年は2021年26週目)しています。


【その他】
一時期履いていたアルミホイールをお付けします。
先述したように、以前装着していたクーラーの部品もお付けします。(現状、動作確認はしておりません)


お車は茨城県にございます。
個人売買の為、消費税はかかりません。
ご購入の方は、自動車税の月割り額の別途ご負担をお願い致します。
また陸送等をご利用の場合は、購入者様の方でお手続きをお願い致します。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD
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付属品 


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