エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る


デイムラーダブルシックス 1991年式
車検 2023年11月 走行 59,720km 備考 ディーラー車/左ハンドル/AT/社外オーディオ、ETC/リモコンドアロック
長さ 496cm 177cm 高さ 137cm 重量 1910kg 排気量 5340cc
取材日2023年3月5日

●デイムラーダブルシックスにつきまして●
デイムラーは1960年にジャガーが買収したブランドです。ダイムラーとも表記されますが、独のダイムラー社と区別するためデイムラーと表記しています。デイムラーは英国王室御用達の高級ブランドであったため、ジャガーは一時期のジャガー車の最上級モデルにデイムラーを冠して別ブランド扱いの高級ブランドとして販売していました。
デイムラーダブルシックスは、1979年に発売されたジャガーXJ6の最上級モデルです。愛好家の間では「シリーズⅢ」と呼ばれています。6気筒エンジンを搭載するXJ6の2倍の5.3LのV型12気筒エンジンを搭載していたことがダブルシックスという車名の由来となりました。ジャガー Eタイプに搭載されていた12気筒の進化版といわれる5.3LのV型12気筒SOHCを搭載して、現代車だったら億を超えそうな贅を尽くした外装、内装のラグジュアリーサルーンとして今なお多くのファンの心をつかんでいます。

●今回ご紹介するお車につきまして●
1991年式のシリーズⅢのデイムラーダブルシックスです。珍しい左ハンドルでおそらく欧米への輸出仕様車と思われます。オーナーさんが9年前に購入されて以来大事に維持されています。もちろん経年劣化がみられる箇所はございますがとても30年以上を経過しているとは思えない良好なコンディションです。とても気に入っていらっしゃいますが、家庭環境の変化によりやむなく売却を決意されて、今回掲載の運びとなりました。

●外装●
純正色には設定のなかったブラックの外装色は前オーナーさんのときに全塗装されたもので元色はブルーだったそうです。外せるものはすべて外して丁寧に施行されているようで元色の痕跡はまったくありません。おそらく塗装後10年以上は経過しておりますが、塗装状態は良好で現在でも景色が映り込むほどの輝きを放っています。大きなキズ、ヘコミ等は確認できません。メッキパーツとのコントラストがすばらしくバッチリ決まっています。メッキパーツはおおむね状態良好ですが、バンパー部分のメッキには斑点上の劣化が出ている箇所がございます。
リヤガラス3面には前オーナーさんによりスモークフィルムが貼られています。
その他の不具合箇所としては運転席ドアのドアを開けた時に開いたままにするストッパーとなるS字型のピンが折れて欠品しております。オーナーさんは特に日常使用に問題はないため、そのままにしてありますが、ピンを取り替えれば直るとのことです。

●内装、電装関係●
当時の贅を尽くした豪華な内装も良好な状態を維持しています。
明るいグレーの本革シートは使用感やシワはございますが、スレや破れもなく非常に良好な状態です。天井は前オーナーさんが張り替えられており現在も垂れやたるみも一切なく綺麗な状態です。ウッド部分の状態も良好ですが、クラックができている箇所がございます。シフトゲート部分のみ現オーナーさんが交換されているとのことです。
豪華なムートンの純正フロアマットも揃っています。なお、本来運転席にはないのですが、オーナーさんが純正品を加工してピッタリ合うようにして追加してあります。
ステアリング、インパネ、ダッシュ等も良好な状態ですが、ダッシュに2カ所クラックがでているところがございます。
オーディオは1DINタイプの社外オーディオに変更しております。
残念ながら唯一の不具合点としてエアコンが効きません。ヒーターは効きますが、冷風が出ません。ホース類、コンプレッサー交換等実施しておりますが、コンプレッサーの裏側の方からまだ漏れがあるようで、完治に至っておりません。冷媒を補充しても1、2ヶ月で効かなくなってしまうとのことです。

●機関、足回り等●
タイヤは交換後、走行距離も少ないためヤマは十分で状態も良好です。
足廻りはしっかりしており、ブレーキパッドの残量も十分で当面安心してお乗りいただけます。
エンジンは好調を維持しており、取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定していました。

●主な整備履歴抜粋●
2016年 フューエルプレッシャ交換
2017年 スピードトランスデューサー交換、ハザードスイッチ交換、エンジンオイル・エレメント交換、LLCエキスパンションタンク交換
2018年 フューエルホース交換
2019年 コンデンサー脱着、ACコンプレッサー交換、ACコンデンサー再生
      ラジエーターエアーブリードパイプ交換、マフラーセンターパイプ交換、ACエキスパンジョンバルブ交換、ラジエーターコア交換
2020年 運転席ドアレギュレーター脱着調整、フューエルホース交換
2021年 エンジンオイル・フィルター交換、ブレーキオイル交換、LLC交換、ラジエーターロアホース交換、リアサスペンションメンバーマウント左右交換、ガソリンドレンパッキン交換、ファンベルト・クーラーベルト・パワステベルト・ダイナモベルト交換、フューエルホース交換、ブレーキリザーブタンクキャップ交換、ディスビ脱着・OH、ディスビバキュームアドバンサー交換、ディスビローター・ディスビキャップ・ディスビボディ交換、スパークプラグ交換、ハイテンションコード交換、ピックアップコイル交換、イグニッションコイル交換
2022年 エンジンオイル交換、オイルドレンコックパッキン交換、ラジエーターキャップ交換、フロントブレーキキャリパーOH、フロントディスクローター・フロントディスクパッド交換、フロントハブ交換、各ブレーキホース交換、左スロットルリンクブッシュ交換、イグニッションキーシリンダー交換

●取材者私見●
当時のジャガー特有の伸びやかなシルエットが優雅でとても素敵です。ブラックの外装色とメッキパーツがバッチリ決まっています。
エンジンは12気筒の5.3Lでスムーズに加速、内装は贅を尽くした豪華さで現代の車でこの内容を実現しようとしたら億に近い金額になってしまうことでしょう。
そんな究極のラグジュアリーサルーンですが、前述のエアコンの不具合を考慮しまして、ご検討いただきやすい価格で掲載いただいております。エアコン以外のコンディションは非常によいお車ですのでデイムラーダブルシックスをお探しの方はぜひご検討ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割り分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
128万円
画像クリックで拡大出来ます
伝統の縦型メッキグリルが特徴のフロントマスク
先が下がった独特のラインのリヤ
ボディカラーはブラック
景色が映り込む良好な塗装状態
長いフロントノーズ
ブラックに映えるメッキパーツ
伸びやかなサイドシルエット
前後の先端が下がった独特の形状
長いトランクフード
美しいリヤからの眺め
映えるブラックのボディカラー
外装は約10年前に再塗装
レンズ類の状態も良好
左右2本出しのマフラー、バンパーのメッキ部分にはやや劣化あり
運転席ドアトリム、開いた状態で固定するストッパーピンが欠品
運転席レザーシートの状態良好
助手席ドアトリム
助手席レザーシートの状態良好
左後席ドアトリム
リヤレザーシートの状態良好、赤く見えるのはドアランプの映り込み
右後席ドアトリム
豪華な絨毯風フロアマット
純正ステアリング
メーターパネル、走行距離は5万9千キロ
独特の形状のシフトレバー、ウッドパネルは交換済み
ウッドの状態は良好、1DINタイプの社外オーデオ
助手席グローブボックス
開いた状態
運転席側ダッシュにクラックがででいる箇所あり
助手席側ダッシュに一部クラックあり
天井は張り替え済み、垂れやたるみなし
リヤ3面はスモークフィルム施行済み
運転性フロア、フロアマットを追加
助手席フロア
リヤコンソール
後席フロア
前開きのボンネットフード
5.3LのV型12気筒SOHCエンジン搭載
大きく開くトランクフード
広いトランクルーム
純正ジャッキ
純正ツールボックス
トランクの閉じ方のステッカー
トランクフロア下にスペアタイヤ
ルーフの塗装状態も良好
ウインドー廻りのメッキ部分は状態良好
純正ホイール、タイヤはヤマも十分
下廻りの状態も良好
下廻り②
マニュアル類、スペアキー完備


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 本部
TEL/090-8492-1168(イイダ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
hiroiida@mvi.biglobe.ne.jp

※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。
担当者より24時間以内に返信が無い場合は、お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください。


  エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る   上に戻る