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ディムラー マジェスティック V12 E-DMS 1995年式
車検 2022年3月 走行 59,600km 備考 4AT 世界限定50台マジェスティック
長さ 5110mm 1800mm 高さ 1370mm 重量 2020kg 排気量 5990cc
取材日2020年6月18日

「英国ビクトリアン期に誕生したディムラーの正式血統に感じるエンスーロマン」

取材時は、この時期特有のちょっと小雨混じりの天気、西岸海洋性気候帯にあるイギリス、ロンドンは雨が多く英国紳士・淑女は必ず傘を持ち歩きますが、曇天下の取材場所は、まるでロンドンの街角で、英国ビクトリアン期に誕生したディムラーの正式血統を引く超希少車、ディムラーマジェスティックV12を観た様な雰囲気でした。
この立ち姿のなんとも美しい本物のビクトリアン淑女の第一印象は、希少カラー「マホガニーブラウン」と、使うほどに味わいを増す英国王室御用達のコノリーレザーのインテリアカラーが見事なまでにマッチングしている美しさです、小雨の中に佇むそのあまりにもの美しさに思わず息を呑んだ・・・。その様な印象でした。

ディムラーは正に英国ビクトリアン後期、1897年に自動車工学の先駆者として誕生したブランドです。近年ではジャグワーをベースとしたトップエンドモデルを惜しげもなく最高品位で製作し、使うほどに味わいを増す英国王室御用達のコノリー社の最高級レザーシートや、現在はもはや環境的に再現不可能な珠目入りメイプルウッドという希少木材を職人の手作業で一台一台施し、その変わることの無いビクトリアンデザインは世界中のトップユーザーを魅了してやまないというメーカーです。そのディムラーの長い歴史の中において、提供元であるシャグワーの創設者、サー・ウイリアム・ライオンズが承認した最後のモデルという感慨深いモデル、それがこのディムラーマジェスティックV12になります。

「荘厳なるモデル=マジェスティック」のサブネームを持つこのディムラーは、世界限定50台、さらに日本には数十台しかないと言われ、もちろん探しても出てこないモデルである事は間違いありません。まさにレア中のレアモデルであり、気品溢れるXJ40系のアールヌーボー的なボディデザインを後部座席の為のみに13cmストレッチさせてこのビクトリアンな最高級淑女の美しさを最大限引き出します。ジャグワー曰くソブリンなこのモデルは実はストレッチリムジンなのです。
よってこの特別なマジェスティックは日本国内の新車乗り出し価格1500万円以上、英国においても、ベントレーやロールスロイスと同格の最高品位が認められた特別な一台になります。

青年期よりのお車好きでおられ、オイル関連のお仕事で全世界を飛び回られたオーナー様、駐在された様々な国々でそれぞれの国の車文化をつぶさに観察しライフスタイルに取り入れ楽しんで来られました。例えばアメリカ南部におられた際にはやはりビッグサイズのピックアップトラック!中東におられた時には、メルセデス・BMW・アウディなどの欧州車と言った様に、人々の商習慣や文化理解に車はとても大切な存在であったと申されます。
帰国後、家族を持ち、実家の事業を継承され、とても責任のあるお立場になられたオーナー様、様々な車文化を理解した後に、「一番大切な家族を最高にもてなしたい」との想いで出会われたのがETC設置以外は完全オリジナル、正規輸入元であるジャグワージャパンでのメンテナンス記録の確り残った英国淑女ディムラーマジェスティックV12だったのです。
お話しの合間にとても家族愛を感じるオーナー様が目を細めておっしゃるのが、ちょっと長めのクランキングから目覚めるV12のジェントルなサウンドです、水平V型12気筒SOHCエンジンからは310ps/5350rpmのパワーと強大な47.2kg/3750rpmという大トルクを発生し、シルキーを遥かに超えた、どこ迄も回ろうという底知れないエネルギーを感じます。一見XJ40と同様に見える角目のヘッドライトも実はディムラーマジェスティックの専用品です。その中でも一番のお気に入りはこの室内空間、この上ない上質感を感じるコノリー社製レザーシートに身を預け、ゆったりとする時間は何にも変えがたい「心の癒し」であったとお話し頂きました。エンスーの皆様からはよく聞く話ですが、雨には乗らない、雪がある冬には乗らない、暑い夏には乗らないとの可愛がり方、もっぱらの使い方は「休日の心の癒し、景色の良い場所をゆっくり流すご近所ドライブ」であったそうです。
この様に大変大切にされ、唯一無二の魅力を存分に楽しまれ、心の癒しにされて来られました
。どちらの家庭でも同じですが、時間の経過、子供の成長とともにライフスタイルは刻々と変化します。多大な愛情を受けとても手を尽くされ、幸せな家族と一緒の時間を共有したこの英国淑女は実走行59000kmとまさにこれから楽しめる状態ながら徐々にオーナー様ただお一人の為の癒し空間へと変化します。「本心は手元においておきたいが・・・」とおっしゃるオーナー様、家族を大切にされる想いの売却理由はそこにあります。
ディーラーにてメンテナンスの確り入った、実走行59000kmという低走行。残念ながら車というより工業製品化し、若い人から見放された現代の日本のモータリゼーションの中で異色の存在に映るほどの英国ビクトリアンな雰囲気のディムラーマジェスティックV12・・・英国ビクトリアン後期は英国の繁栄と家族の平和を象徴する時代でしたが、乗る人を大切にするこの名車をライフスタイルに取り入れる選択肢、これも特別に素晴らしい最大級のエンスーライフと感じたのはまさに私の取材後書きです。
最後に・・・
写真にもありますが、オーナー様が気にしておられるこの車の現時点の泣き所は、英国車特有の天井垂れと目立ちませんがメイプルウッドの表面ラッカーのクラックです。現在はディラーからのアドバイスでまち針で留めてありますが、この天井材はリプレイスメントパーツを既に取り寄せお手元にあります。車体代金とは別にご希望の方には相談価格でお譲りいただけるとの事ですのでご参考ください。

この車両は現在、長野県にあります。

個人のため諸費用等はかかりませんが、自動車税(月割り)とリサイクル料のご負担をお願いいたします。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。
(お問い合わせに際して)
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物でオーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
超希少車 ディムラー マジェスティック V12 
レア中のレア車両、世界限定50台、日本には数十台しか存在しません 
ジャガーをベースにディムラーで作られたトップエンドモデル 
XJ40系をベースに13cmホイールベースをストレッチしたリムジンです 
深すぎないワインレッド系ブラウン 「マホガニーブラウン」 
後部座席のために13cm延長されたスタイル、所謂ソブリンです 
自動車工学の先駆者ディムラーの正式血統モデル 
シャガー創設者、サーウイリアム・ライオンズが承認した最後のモデルです 
ロールスロイス・ベントレーなどと同格の気品があります 
新車当時価格1500万円越えのハイエンドサルーンです 
素晴らしいインテリアが外から見える遮熱フィルムを施工 
角目ヘッドライトはXJ40の物とは異なるマジェスティック専用品です 
ソブリンとディムラーマジェスティックのみの角目ライト 
ハイエンドなポリッシング加工済みで塗装・艶とも素晴らしい状態です 
ラジエータグリルに伝統のフルート(縦溝)が入ったディムラー血統デザイン 
メッキパーツも曇り一つありません 
ロワーなポジションが独特のフロントからサイドビューへの甘美なデザイン 
超希少なストレッチロングボディのディムラーマジェスティックV12です 
ダブルシックスの証、独特のクランキングサウンドの後目覚める瞬間のサウンドが素晴らしい 
甘美なリアクオータビューも素晴らしいです 
同一のマホガニーブラウンのサイドミラーのデザインも秀逸です 
シングルワイパー装備 
225/55/16インチのタイヤは交換したばかり 
まさに工芸品です 
リアクオータービューも大変甘美 
リアのコンビネーションランプカバーも大変素晴らしい状態です 
希少な“マジェスティック”エンブレム 
ディムラーのエンブレムと相まって素晴らしいの一言です 
リアにも伝統のフルート(縦溝)が入り気品を高めます 
“ジャガージャパン”による正規インポーテッドカーです 
ストレッチで強調されたこのビクトリアンなリアビューが本当に素晴らしい 
ダッシュボード上まで最高級コノリー社製レザーが奢られます 
ステアリングに擦れ等はありません 
伝統のJシフトゲートは健在です 
珠目模様が入る現在は大変希少なメイプル材によるウッドパネル 
メイプルワンピースとハンドワークなフレーミングのギミックがとても美しいピクニックテーブル 
収納時は美しいインテリアデコレーションへと変わります 
何とウイルトンのウールカーペットです 
リアパッセンジャーの為のコントロールユニットはここに 
天井材も綺麗な状態ですが 
左後部座席状に写真の天井垂れがあり、現在はまち針で止めています、交換用天井布は既に購入済みで希望者には別途相談でお売りする事も可能です 
コノリー社製最高級レザーシート、厚みと職人技ステッチが格段上です 
電動ユニットも確り稼働致します(取材時確認済み) 
最高級コノリー社製レザーシートの状態も素晴らしいです 
ストレッチされたロングボディはこの為、広大なリアシートは電動リクライニング付きのセパレートシートになっています。  
シルキーを超えた底知れないパワーを滑らかに発生するダブルシックスユニット 
水平V型12気筒SOHCから310ps/5350rpm・47.2kg/3750rpmを発生 
しっとりと滑らかに、どこまでもスムーズに回る底知れない魅力のV12 
インシュレーターも綺麗です 
ウイルトン製ウールカーペットが全体に奢られたとても深さのあるラゲッジルーム 
 


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