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シトロエン 2CV チャールストン 1989年式
車検 2024年10月 走行 16,700km 備考 MT ETC付き タイヤ交換 型式AZA6
長さ 384cm 148cm 高さ 153cm 重量 690kg 排気量 600cc
取材日2023年8月

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オーナー様が今、なぜ2CVを所有されているか?
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それは1975年のヨーロッパ旅行まで話は遡ります。
当時、フォークリフト販売の会社勤めをされながら、どうしても物流機器の見聞を広めたいと、首を覚悟で無理やり休職しヨーロッパへ。

オランダで中古車を調達した後、イタリアを軸として、スカンジナビア半島の最北端のNORD KAAP、イベリア半島の最西端のCABO RASO、東西冷戦の最中のソ連での個人自動車旅行が可能だったウクライナのオデッサを経由し、ほとんどのヨーロッパの国を訪ねた、6ヶ月3万3000kmに及ぶ大旅行を敢行したそうです。

当時ヨーロッパでは、2CVをどこでも見かけたし、修理をする工場もたくさんあったそうです。

オランダで2CV AKS400(AK?)バンを手に入れたオーナー様は、下記の写真にある通り、テーブル兼ベッドや棚を作り、カーテンを取り付け、カーゴスペースを居住スペースに改造。
今でいう、車中泊仕様です。

インスタントラーメンを大量に持ち込んで、大旅行へと旅立ったのでした。
このスペースが大活躍し、旅先で拾ったヒッチハイカーとコーヒーを飲みながら話を聞いたり、旅先の出会いを楽しんだそうです。

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40年前ヨーロッパを2CV で3万3000km大旅行
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排気量、馬力こそ軽自動車並み、小さいですが、軽量でエンジンもシンプルなため耐久性があり、また故障してもエンジンははじめ車全体がシンプルな機構で、修理しやすいという利点もあったのです。

農民の交通手段に供しうる廉価な車という設計思想が徹底されたクルマで、必要なものが全てあり、無駄なものは一切ない。
2CVは廉価であるのに耐久性とメンテナンス性にすぐれていたことが評判となり、あっという間にフランスからヨーロッパ全土へと広がりました。

実際、6ヶ月3万3000kmもの大旅行でしたが、オルタネーターの故障(これは、スペインの小さな街工場で、シエスタをしている間にその場で修理してくれたそうです)と、ロシア国内の穴だらけの道を走った時のパンク(バースト・千切れた)したこと。
この2回だけだそうで、あとは大きな故障もなくヨーロッパをくまなく走り回れたそうです。

空冷ファンの後ろに、オイルクーラーがあり、エンジンオイルを冷却する。
エンジンの焼け付きの心配配はありません。
2回ほど、整備工場を見つけて、オイル交換や各部グリスアップを実施しています。

見た目はおしゃれで華奢に見えますが、さすがシトロエン、軽い車体とフランス式合理性を追求した個性ゆたかな設計が随所に見られ、しかも耐久性、実用性もしっかり確保しています。

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あれから40年。思いが通じた1台との出会い
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あれから40年以上を過ぎて、仲間がセカンドカーとしてオープンカーに乗っている話を聞いて、羨ましくなって ……それなら自分の場合は2CV以外は考えられないと思い立って、クルマを探し始めたそうです。

2CVバンタイプは極端に販売台数が少なく殆ど見つかりませんでしたが、そんな2CVへ熱い想いが引き寄せたのか、個人売買で当時9428kmあまりと走行距離の非常に少ないチャールストン最終モデルと出会いました。

元オーナー様は、あまり走行されていなかったようで正確な整備記録は残されていませんが、登録識別情報等通知書が残っています。

運転席のマットをめくってみても、サビがありません。ここは2CVの弱点の一つと言われていますが、この車の場合しっかりとした状態を保っています。

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細部を調整、ディーラーで整備し、何回も長距離旅行へ
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オーナー様は、40年前のことを思い出し、キャブレターやタイヤなど足回りを整備したほか随所に愛車に手を入れています。

シートの背中のスプリング、スポンジ、シート張り替え 
ヘッドレストは、標準では装備されていませんが、ズズキキャリーのものを加工。

屋根のシートは巻き上げ式で固定できるストラップを自作。

しばらく、車庫保管されていた2CVですが、現オーナー様が引き継いだ後にシトロエンディーラーでキャブ調整、車体の傾きを水平に調整し直して、ハンドルのセンター位置もしっかり合わせています。

機構はシンプルですが四輪独立懸架のため、乗り心地は良好。

ナンバープレートの位置も調整。日本では縁石に擦れるので、ナンバープレートの位置をフロントバンパーの上に移動してあります。

1948年の設計ですから
暑い夏にキャブレターがパーコレーションを起こすこともあります。
ディーラーでのキャブの調整以降は、問題は起こっていません。
キャブレターへの燃料チューブに温度計を設置しモニターしています。

水平2気筒エンジンは丈夫で、トコトコとよく走ってくれます。
前輪にはディスクブレーキがついていますが、車輪近くでなくエンジンの両脇、ボールジョイント手前に位置しています。

北海道往復、関西周遊(神戸から自宅まで高速道路を1日で、トコトコと無事に着きました)
と長距離の旅行にもでかけましたが、故障ありませんでした。

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おもな整備 装備
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部品について
今もドイツのパーツメーカーが部品を作り続けているそうで、すべてのパーツを取り寄せればクルマ1台できてしまうそうです。
亜鉛メッキ製のシャーシさえ販売されてます。

下のカタログの写真が出ています。もちろん最近はHPも用意されていてネットで部品を通販できるそうです。
国内にも、パーツの販売店があります。

●2017年 購入時 走行距離9428km
タイヤ交換
ETC取付
オイルフィルター 交換、エアクリーナー
温度計
耐熱チューブ
アルミダクト
フラッシャーリレー
ヒューズ
サイドミラー
ドライブレコーダー

●2018年 走行距離 10,248km
車高 
キャブ点検調整
マフラー・ウインカーリレー交換

●2021年  走行距離 16,604km
リアシートカバー
フロントシート張替え
ウインドストッパー

※ご注意:オーナー様より補足
 スペアタイヤと現車体についているタイヤのサイズが異なります。

現車のサイズは 135SR15 4本

スペアタイヤは 125R15     1本

いずれも、ミシュラン製です。外形は同じ、幅が違うのです。

全部同じサイズにしたかったけど、発注時期が違い、揃えられませんでした。

スペアタイヤを含めて、定期的なローテーションをするのが、昔のタイヤ管理方法ですが、今日では、スペアタイヤはパンクなどの緊急事態用に使い、サイズも外径のみ同じでパンクを修理したら、もとに付け替える方法が多いようです。

これは、現状のままご理解くだされますようお願いします。

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■掲載記事内容について■
掲載記事内容は、オーナー様のコメント等お伺いした内容と見聞したものを元に作成したもので現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
整備履歴、修復歴など記事内容に関しては、全てエンスーの杜で確認及び裏づけを取ったものではありません。
分かる限りの欠点も書いてありますがオーナー様の伝達忘れなどもあります。
中古で購入されたオーナー様の中には、モデル年やグレード、仕様などを勘違いされている方もおります。事故の有無などはパッと見で分からないこともありますし、オーナー様ですら知らない修復歴・事故歴などもありえますので掲載記事の内容はあくまでも参考にして頂きご検討をお願い致します。

■現車確認に関して■
現車は都内にございます。
現車確認については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。
個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、「現車確認申込書」をお送りしますので、基本的に「現車確認申込書」の内容にご承諾頂いた方のみとさせて頂きます。
「現車確認申込書」は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整させて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所は、お申込み頂いた方だけにご案内致します。)
現車状態等のコメントは、あくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、取材時から月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

■購入される場合■
個人売買の為、消費税、諸費用はかかりませんが、月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。リサイクル料は、未預託です。
ご購入については、ご自身で納得行くまでご覧になり、またオーナー様ともお話し頂き、最終的には、自己責任でご購入されるようにお願い致します。
現状渡しのノークレームとなります。
名義変更に必要な、譲渡証明、委任状、印鑑証明、売買契約書など名義変更にひつような書類はエンスーの杜で用意いたします。
購入する車両の名義変更(移転登録)は、購入者さんご本人に行っていただきます。
購入する車両の陸送等(積載車)の手配は、購入者さんご本人に行っていただきます。
車検の無い車の車検取得費用は、購入者さんの負担になります。
現車は、東京都にあります。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
195万円
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