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◆BMW Z3について
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BMW Z3は1996年にライトウエイトのオープンカーとして登場します。
BMWとしてはZ1以来の2シーターオープンカー(ロードスター)となります。後にクーペ・ボディが追加となり、2種類のボディを持つことになります。
プラットフォームはBMW・3シリーズコンパクトと共有しており、それは開発コードに「E36」が入っていることからも見て取れます。
因みにロードスターは「E36/7」、クーペは「E36/8」です。
エンジンは、1.9リッター4気筒エンジン、2リッター直列6気筒エンジン、2.2リッター直列6気筒エンジン、2.8リッター直列6気筒エンジン、3.0リッター直列6気筒エンジンの計5種がありました。
トランスミッションは4速オートマチック、5速マニュアル、5速オートマチックの3種です。
前期モデル(5ナンバーボディ)は、映画『007 ゴールデンアイ』にボンドカーとして登場しています。
2001年に「Mロードスター」のエンジンがM3(E46)に搭載されたS54型に変更されます。2002年に生産終了となり、後継車種のBMW Z4に引き継がれます。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両はBMW Z3のクーペ 3.0i、最終モデルです。
現オーナーさんは、2011年に中古車専門店で購入されます。
欧州車好きのオーナーさん、ロードスターではなく、クーペを選択します。クーペを選択した理由は、そのボディスタイル、リヤフェンダーのなんとも言えない造形が魅力的なこと、そして実用性とお聞きしました。(2シーターのため、荷室のスペースがたっぷりあります)
13年間の中では色々なことがありましたとお話がありました。
以下にその主な内容を記します。
・事故(軽自動車と正面衝突、信号の右折待ちで止まっていたところに当てられます)
・ABS交換(Z3の持病だそうです)
・ハイマウントライトASSY交換(LEDライト切れ)
・天井の張り替え
・エンジンマウント交換
・ドライバーズ側ドアインナーハンドル交換
・エアコン修理(漏れ箇所の特定、修理)
・エンジンオイル漏れ修理(エンジンオイルパンガスケット交換)
・バッテリー交換
・荷室ルームライト交換
など、いずれも口頭で聞いた内容です。
しかし、販売から23年経過していますので少し不具合の個所もあり、以下に記しておきます。
・エンジンを始動してもコンビネーションメーター内のオイルレベルセンサーウォーニングライトが点灯、数分後に消灯、点灯しないときもあるそうです(オイル量は正常)
・フロントフォグライトスイッチをONしてもコンビネーションメーター内のフロントフォグライトインジケーターライトが点灯しない(フロントフォグライトは点灯します)
・ドライバーズ側のドアウインドウガラスが不動
・ルームライト、リーディングライト(左側)が不灯
・左右フロントパワーシートのガタツキ
色々と手を掛けてきましたので車は気に入っているのですが、生活環境の変化により、手放すことを決意、エンスーの杜の掲載依頼となりました。
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◆ボディ
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ボディはきれいな方だと思いますが、前述でも記載しましたように修復歴があります。
フロントの衝突のため、フロントバンパー、エンジンフード、左右ヘッドライトを交換しているそうです。
しっかり修理をしてあるようで、チリなども見る限りは合っていると思いました。
足回りにはダメージはなく直進安定性は問題ないそうです。
リヤフェンダーに塗装の欠けがあり、タッチペイントで補修してありました。(写真参照)
テールゲートのハンドル部にカビがありました。たぶん清掃すれば取れると思います。
ホイールは純正16インチアルミホイール、タイヤサイズは225/50R16です。
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◆インテリア
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内装色は、ブラックカラー、本革+ウッドパネルの組み合わせで高級感があるインテリアとなっています。フロントシートは、左右とも電動パワーシート、シートヒーターが装備されています。
フロントシートは走行中、ブレーキを踏んだときに2cmぐらい前に移動します。Z3によく見られるガタツキです。
オーディオは社外のCDデッキ、ETC、ドライブレコーダーを装備しています。
エアコンは効いていました。
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◆機関
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オリジナルのままです。特に不具合はありません。
オリジナルのままでもエキゾーストノートは、重厚感があり、いい音がします。
◆エンジン仕様
種類:直列6気筒DOHC24バルブ
総排気量:2979cc
最高出力:231ps(170kW)/5900rpm
最大トルク:30.6kg・m(300N・m)/3500rpm
トランスミッションは、5速オートマチックです。
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◆足回り
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オリジナルの足回りです。
特に不具合はありません。
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):シングル・ジョイント・スプリング・ストラット
サスペンション形式(後):セミトレーリング・アーム
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
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◆メンテナンス
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一部ですが整備記録がありましたので以下に記します。
◆2023.4 車検 106,294km
・LED灯交換
・ロワーコントロールアームブッシュ交換
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキオイル交換
・クーラントサブタンク交換
・ラジエターキャップ交換
・クーラント交換
◆2021.4 車検 103,777km
・右タイロッドエンドブーツ交換
・ハイマウントストップライト配線修理
・ナンバープレートライトバルブ交換
・ブレーキオイル交換
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・フロントディスクブレーキパッド交換
・フロントディスクブレーキディスク交換
・フロントディスクブレーキパッドセンサー交換
・ワイパーブレードセット交換
◆2021.9 一般整備
・トランスプログラム点灯のため修理(ブレーキライト用スイッチ交換)
・キーとトランクが連動しない(トランクリッドアクチュエーター交換)
◆2021.2 一般整備 103,617km
・ABSユニット交換
・ブレーキフルード交換
・スパークプラグ交換
◆2006.1 車検 13,957km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキオイル交換
・ワイパーラバー交換
・発炎筒交換
◆付属品
・ホイール付きスタッドレスタイヤ4本(ホイールはBMW純正ホイール中古)
シャッター付きガレージに保管、雨の日には乗りません。
車の調子を維持するため、たまに乗りますので走行距離が伸びることをご承知おき願います。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。