3代目となる5シリーズE34は1988年にデビューしました。E32型7シリーズと共通する印象のスタイルではありましたがCd値は0.30-0.32を達成し従来型から大幅に向上した。また、ミディアムクラス（W124）を見習いボディ剛性も大幅に向上させたが、同時に車重も増えW124よりおよそ100kg重くなった車重のために、ドイツでは先代の量販グレードであった518iが廃止になりましたが535iはビッグシックスと呼ばれる名機を搭載した最終モデルです。先に登場した735iにも採用された第3世代DME（デジタル・モーター・エレクトロニクス）制御となり出力と燃費の向上をはかりました。

今回紹介するのはBMW535I（E34）1994年式です、オーナーさんは3年ほど前に実車を購入されました。

現在のオーナーさんで3オーナーになる車両ですが、オーナーさん購入時点で様々なモディファイが施されておりました。

購入時に販売店から伺った車の仕様ですが、外装について時期は定かではありませんがホワイトに全塗装されています元色は黒です、モール類をブラックのシャドーラインに変更、ドアミラーはハーガスのエアロミラー。フロント、サイド、リヤにMテクエアロ、ホイールはBBS-RGR19インチにヘッドライトはHIDにイカリング装備、LEDテールランプ、サイドマーカーやフォグランプもLEDに交換済みです。

内装は運転席と助手席を電動レカロに変更、ペダル類をACシュニッツァーに。本来グレーの天張りでしたがブラックの内装車から移植して仕上げているそうです、ピラー部分から上はすべてブラックの内装です。

メーター球もLEDに交換済み。

足回りはKW社にフロントストラットを送り作製したステンレスケース車高調です費用は４０万円ほどかかったそうです。乗り心地を考慮した仕様ですが、かつてのBMW独特のかちりとした乗り心地を堪能できます。キャリパーは耐熱レッドに塗装済み、リヤの足回りもアーム付け根のピットマンアームなど交換しているそうです。

ホイールのサイズはフロント９J×19インチ235/35-19　リヤ９J×19インチ265/30-19

エンジンルームではプラグコードをウルトラシリコンケーブルとBMC製CDA（カーボンケースエアクリーナー）に変更しています。

また、オーナーさん購入時2021年5月に行った修理ではボンネットダンパー左右交換、リヤトランクダンパー左右交換、中古ECU交換、中古ABSユニット交換、左HIDユニット交換、リヤスモークフィルム施工、リヤトレイファブリック張り替え、ドア内張修理、リヤバンパーモール交換、リヤカメラ交換、フロントドア塗装、リヤスポイラー塗装及び取り付け、ホイール修理、タイヤ4本交換、スペアキー作製など行いました。

【外装】

全塗装された外装は現在で色艶ともに良好な状態です。モール類などの劣化も少なく非常にきれいな外装です。

【内装】

運転席助手席は電動レカロです本革仕様ですが多少ちじみが見受けられます、シート電動操作部のボタンの反応が悪いそうですが頻繁に動かす物でもないので気にならないそうです。リヤシートなど革の状態は良く全体的に綺麗な内装です。

【エンジンミッション機関】

現在不具合など無く好調を維持しております。始動性もよく異音もありません、じっくり拝見しましたがオイル漏れはなく滲みすらほとんどない状態です。エアコンについてはオーナーさん25万円ほどの費用をかけ修理したそうです現在はしっかり効くようになっております。

現在付いているハンドルは売却時には取り外す予定です、ボスはそのまま残しますので購入者さんには別のハンドルを用意して頂きたいそうです。純正のハンドルはありますので差し上げます。

走行距離について実車のオドメーターでの表示は50280ｋｍとなっておりおそらく実走行と思われますがこれを証明する現オーナーさん以前の記録簿などはありません。

大変程度もよくしっかり整備された車両です、程度良好なE34をお探しの方は一見の価値ありの車両です。

車は岡山県総社市にあります。個人ですので消費税はかかりません。

購入の際には月割りでの自動車税とリサイクル料のご負担をお願いいたします。