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BMW335iカブリオレ Mスポーツパッケージ 2009年式
車検 2024年8月 走行 59,000km 備考 ディーラー車 7DCT ツーオーナー ETC
長さ 459cm 178cm 高さ 137cm 重量 1830kg 排気量 2979cc
取材日2023年7月6日

希少なE93の、さらに希少な中期型の程度良好車です。

1990年代後半設計のE46から機能・性能の飛躍的なアップデート、衝突安全性と居住性の向上を目論んだ外寸の大幅拡大を伴ったフルモデルチェンジが2005年に実施され、E90系としてデビューしました。

外装デザインもリンクするように一気にモダナイズされましたが、手掛けたのはチーフデザイナー、クリス・バングル指揮下における永島譲二で、それは90年代後半のZ3と全く同じパターンでした。

従前のややコンサバティブとも言えるルックスからガラッと前衛的になったため当時は賛否両論を巻き起こしましたが、少なくとも現在まで連綿と続くテイストの系譜はこのE90系から始まったことには違いないでしょう。

ボディバリエーションは豊富で、4ドアセダン、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレと展開されましたが、特筆すべきはカブリオレのトップが従来の幌から電動ハードトップに変更されたことで、快適性と耐候性、クローズ時はほとんどクーペボディなのに開けると非常に伸びやかで流麗なスタイリングという際立つ個性を獲得したのでした。

●● プロフィール ●●

こちらの車両は、E90系のカブリオレであるE93をこだわって探していたというオーナーさんが、2016年にショップにて購入したものです。

そのこだわりポイントというのが、およそ1年ほどしか生産されていないと言われる中期型であるというところです。

ここで前期型から後期型の特徴をおさらいしますと、おおまかに

・前期型(2006-2008):6AT・N54エンジン(ツインターボ)・第1世代iDrive

・中期型(2009):7DCT・N54エンジン(ツインターボ)・第2世代iDrive

・後期型(2010-2013):7DCT・N55エンジン(シングルターボ)・第2世代iDrive

となります。

つまり中期型は、N54エンジンの官能的なフィーリングをDCTのダイレクト感とともに味わえ、iDriveも第1世代ではないという、美味しいところ取りな仕様という訳ですね。

短い販売期間のため貴重な仕様とも言えます。

普段はメインとなるスポーツセダンがあるため、気が向いた時だけ乗っているとのことです。

メンテナンスはBMWを得意とするショップ2つと付き合いがあり、適宜使い分けているとのことです。

現オーナーさんで2オーナー目となり、保管状態は前オーナーさんが屋内保管、現オーナーさんでは2022年9月まで屋内保管、現在は屋外保管とのことです。

●● 外装 ●●

社外エアロとホイール等々でドレスアップされています。

変更点は、

・HAMANNリアウイング(純正ブラック塗装ですが浮きが出ています)

・BMW Performance ブラックキドニーグリル

・BMW Performanceリアディフューザー

・ホイール Schonheit社製鍛造19インチ フロント8.5j リア9.5j

・タイヤ ポテンザS001 フロント225/35/19 リア255/30/19(2017年製)

・スモールライト フィリップスLED

・サイドウインカー F-10ルックウインカー

・BMWPerformanceマフラー(初期にしか販売されなかった純正オプション)+4本出しルック(2本出しにすぐ戻せます)

が挙げられます。

傷んでいる箇所としては、

・リアウイングの塗装浮き(前述の部分、塗装面がプツプツ浮いている箇所がある)

・リアディフューザーのカーボン調シートの浮き

・リアバンパー右側下部の破損

・右側サイドシル後方の接触痕、キズ

・フロントバンパー下部のキズ

・ホイールの小キズ、ガリキズ(4本とも)

等が挙げられます。

目立つような大きなキズ・凹みはありません。


●● 内装 ●●

基本的にノーマル状態です。

変更点は、

・MPerformanceカーテシランプ

・レイヤードサウンド2ch(Aピラー埋め込み、オープン時に音がよく聞こえます)

・KAROフロアマット

・ バックモニター

・ウインドディフレクター(自作。リアシートヘッドレストの隙間に挟み込み)

が挙げられます。

傷んでいる箇所としては、

・運転席にある、擦れキズの補修跡

等が挙げられます。

エアコンは問題ないとのことで、取材日も良く効いていました。


●● 機関・足回り ●●

幾つかモディファイが施されています。

変更点は、

・ビルシュタイン車高調B14

・前後BMW Performance ブレーキキット(ブレンボ製BMW純正オプション+ブレンボレッド塗装)

・上述のタイヤホイール、マフラー等

が挙げられます。

購入以降の整備履歴は、

走行距離30600km時

 2016 7月 車検

 オイル交換

35200km

 バッテリー交換

36000km

 右前スピードセンサー交換

37100km

 右後スピードセンサー交換 

42400km

 2018 7月 車検 

 オイル+オイルフィルター交換

 エアコンフィルター交換

43000km

 ブレーキ前後一式BMW Performanceブレーキに交換

 タイヤ前後交換

48000km

 左後スピードセンサー交換

48100km

 左前スピードセンサー交換

50900km

 2020 7月 車検

 オイル+オイルフィルター交換

51000km

 バッテリー交換

57400km

 2020 8月 車検

 オイル+オイルフィルター交換

57900km

 右前スピードセンサー交換

とのことです。

前オーナーさん時代からの記録簿は基本的に整っているとのことです。

●● インプレッション ●●

非常に流麗で、かつ精悍なスタイリングが印象的です。

特に電動ルーフを下ろした時が秀逸で、Aピラーの付け根からリアエンドまで直線的に伸びるウエストラインに惚れ惚れします。

それでいてルーフを上げた状態も見事なもので、電動メタルトップ車にありがちな不自然な感じは全くなく、ほとんど普通のクーペと言っても過言ではない自然さで、知らない人が見たらとてもオープンカーには見えないことでしょう。

伸びやかで均整が取れたスタイリングのためか、実寸が459cm x 178cmという、今となってはコンパクトと言えるサイズであるようには全然見えませんね。

そんなコンパクトボディに19インチのSchonheit製ホイールは一見過剰なようにも思えますがさにあらず、まるで純正であるかのようにしっくりと馴染んでいます。

インテリアはE90系のお馴染みのもので、BMWらしいスポーティで高級感のあるものです。

運転席にある擦れキズの補修跡こそやや残念ですが、座ってしまえばわからないのが救いで、掛け心地やホールド感は劣化を感じず至って良好なのが美点です。

日常的に使うには、iDriveの世代が、画面の解像度や使い勝手が第1世代から飛躍的に向上している第2世代というのも嬉しい点ですね。

この車は音響にもこだわりがあり、レイヤードサウンド製の2chスピーカーがAピラーにこっそり埋め込まれており、オープン状態での音響の広がりが豊かになっていることも見逃せません。

助手席にて試乗させていただきましたが、3リッターDOHCツインターボの威力は絶大で、少しその気になればガツンとしたGを伴いドカンと加速していきます。

そのガツンとした感じはDCTの恩恵と思われますが、シフトショックがほぼ感じられないのにダイレクト感はたっぷりあるといった、良くできた味付けになっています。

フィーリングもBMWの直6らしいもので、いわゆるシルキーな回転フィールのまま3リッターDOHCツインターボの強烈なパワー感と野太くも甲高いサウンドで突き抜けるように吹け上がっていくさまは、歴代のBMWの直6の中でも屈指の出来なのではないかと思わざるを得ません。

乗り心地も、ビルシュタイン車高調+19インチといった先入観を良い意味で裏切られる、引き締まったという形容がぴったりな感じです。

フワフワの柔らかさを求める人には合いませんが、硬めだけど快適という塩梅がいいですね。

布製の幌は趣があって良いものですが、耐候性や静粛性、手入れのイージーさといった快適性は比べ物にならないでしょう。

タウンスピードでは至って粛々と走り、4人乗れて、荷物もそこそこ積めて、2ドアクーペとオープンカーの2つを味わえ、走りは官能性の高いハイパフォーマンススポーツカーなのですから、ある意味車好きにとっての最適解と言える車なのかもしれません。


●● その他 ●●

・スタッドレスタイヤ+ホイールをお付けします(あまり状態が良くないのでおまけ程度に考えてくださいとのことです)。

・・・ホイール Morr Wheels社FS10 8.5J +35 & 9.0J +45 (5h-120)

・・・タイヤ ルッチーニ TormentaX 225/45R18

以下、純正部品ありますので必要であればお付けしますとのことです。

・キドニーグリル

・スモールライトバルブ

・サイドウインカー

・カーテシランプ

・マフラー

・フロアマット

走行距離は多少延びていきます。

色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

この車はE93において希少で貴重な中期型であり、しかも比較的低走行で、ツボを押さえたモディファイが施されているという魅力が多い車です。

E93を探している方にとっては、またとない出物といっても良いのではないでしょうか。

オーナーさんは次にMT車を乗りたいとのことで、売却を希望しています。

お車は、東京都杉並区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(19,540円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
220万円→188万円
画像クリックで拡大出来ます
希少なE93の、さらに希少な中期型の程度良好車です。 
ノーマル風に見えてモディファイが随所に施されています。 
伸びやかなスタイリングが特長です。 
フル4シーターのオープンは楽しさと実用性を兼ね備えています。 
リアウイングとディフューザー、マフラーが精悍さを醸し出しています。 
トップを上げた状態もこれまた格好いいですね。 
ほとんど普通のクーペに見えます。 
トップを上げた状態と下ろした状態、どちらも捨てがたいですね。 
フロントからサイドにかけて目立つようなキズ凹みはありません。 
 
 
 
灯火類やエンブレム類も良好です。 
 
ホイールは4本とも概ねこのような状態です。 
 
 
 
リア回りも良好です。 
 
 
 
 
リアの灯火類やエンブレム類も程度良好です。 
塗装にやや浮きがあります。 
リアディフューザーのカーボン調シートに浮きがあります。 
リアバンパー右側下部に破損があります。 
右側サイドシル後方に接触痕、キズがあります。 
エンジンルームの状態は良好です。 
 
至って良好なラゲッジスペース。 
 
下回りも良好です。 
 
 
ウインドディフレクターは自作です。 
運転席に擦れキズの補修跡がある以外は良好なインテリア。 
 
 
 
チェックコントロールも異常なしです。 
 
 
 
レイヤードサウンド製スピーカーのコントロール部はここにあります。  
 
リアシートは大人ではやや狭いですが、まずまずの広さがあります。 
ブック類は概ね整っています。 
お付けできるパーツ類です。 
あると嬉しい冬用タイヤホイールセット。 


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TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

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