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BMW Z3ロードスター 3.0i 2002年式
車検 2024年3月 走行 70,000km 備考 ディーラー車 5AT 複数オーナー ETC
長さ 406cm 174cm 高さ 128cm 重量 1340kg 排気量 2979cc
取材日2022年5月19日

Z3ロードスターの最終型、希少な3.0iの程度良好車です。

初代マツダ・ロードスターの商業的成功に端を発する2シーターオープンスポーツのムーブメントは、メルセデスSLK、ポルシェボクスター、MGF、ロータスエリーゼ、フィアットバルケッタ等々、多くの魅力的なモデルを生み出しましたが、そのなかでBMWが満を持してリリースしたのがこのZ3です。

1991年に開発がスタートしたZ3は、バークハード・ゴーシェルにより開発が主導され、外装デザインを永島譲二が担当しています。

多くの欧州産スポーツモデルの例に漏れず北米市場にその照準を合わせたZ3は、1995年9月よりサウスカロライナ州グリーアで製造されることとなり、BMWとしては初めてドイツ国外で製造されるモデルとなりました。

E36の3シリーズ・コンパクトのプラットフォームに基づいているため、リアサスは更にひと世代旧いE30のセミトレーリングアームがキャリーオーバーされており、良くも悪くも古典的なBMWの味わいを保つ走りが特徴です。
そしてそれはZ3が、BMWとして最後のセミトレ採用モデルであることを意味します。

エンジンバリエーションも豊富で、車格に見合った1.9リッター直4を皮切りに、直6の2.8リッター、2リッター、2.2リッターとBMWらしいプレミアム路線へと拡充され、最も大きなものでは通常版の3リッター、ハイパフォーマンスなM版の3.2リッターをラインナップするに至ります。

中でも3リッター版はMモデルを除くフラッグシップとして位置付けられ、電動ソフトトップ、レザーシート、シートヒーター、ウッドトリムを備えた、高性能豪華仕様となり、ステップトロニック付き5速ATのみが組み合わされました。

走りの良さに加え出色のスタイリングを兼ね備え世界的に人気を博したZ3は、2002年をもって生産終了となり実質的後継車種のZ4へとバトンタッチすることとなりますが、Z4はやや車格も上がり性格も別物となったため、ライトウエイトスポーツとしてのユニークな個性を持つZ3としてはこの一代限りとなるのでした。

●● プロフィール ●●

こちらの車は、様々な国の新旧エンスー車両を数多く乗り継いできたオーナーさんが、そのサイズ感のちょうど良さとスタイリング、3リッター直6エンジンに惹かれ、程度の良さが決め手となり、2022年3月に専門店にて購入したものです。

特徴は大きく分けて、

・最終型
・希少な3リッター
・軽いモディファイ

となります。

モディファイ箇所は、

・社外ホイール(新品)※タイヤも新品
・社外LEDイカリングヘッドライト
・社外フロント&リアスポイラー
・社外オーディオデッキ
・ドラレコ
・ETC

といったあたりです。

●● 外装 ●●

とてもキレイなコンディションです。

上述の通り、F/Rスポイラーとホイールでモディファイされています。
タイヤホイールは、購入時にショップさんが装着したものとのことで、新品のためキズも見当たりません。

ボディは基本的に目立つようなキズや凹みはありませんが、軽微な飛び石や線キズは幾つか見られます。

幌のコンディションは電動による作動も含め良好で、リアスクリーンの透明度もじゅうぶんありますが、若干ほつれが見える部分もあります。
今すぐ交換が必要なものではありませんが、扱いに注意は要りそうです。

灯火類、ゴム、ガラス、エンブレム類も全て良い状態です。

●● 内装 ●●

こちらもまたキレイなコンディションです。

基本的にはノーマル状態ですが、先述の通り、

・社外オーディオデッキ(パイオニア・DEH-5500)
・ドラレコ(ユピテル・DRY-ST500)
・ETC

が装着されています。

ステアリングやスイッチ類、インパネ、ウッドパネル等々も良好です。

シートのコンディションも全体的に良好で、最もヘタリやすい運転席の劣化も最小限ですが、サイドサポートには若干スレている部分があります。

エアコンも良好です。

●● 機関・足回り ●●

購入した専門店にて、以下の整備を受けています。

@2022年3月

・エンジンオイル/エレメント交換
・ファンベルト交換
・P/Sベルト交換
・A/Cベルト交換
・P/Sオイルホース交換
・タイロッドエンドブーツL/R交換
・スペアタイヤエアバルブ交換
・タペットカバーパッキン交換
・オイルパイプ交換
・ウォーターポンプ交換
・サーモスタットASSY交換
・ブレーキパッドF/R交換
・ブレーキトーターF交換
・ブレーキパッドセンサー交換
・ウインドウウォッシャーホース交換
・シートガタ修理L/R
・バッテリー交換

●● インプレッション ●●

ひと目見て、程度が良くて精悍なZ3だなという印象です。

Z3というとコンパクトカー並みなサイズのナローボディに15インチタイヤというイメージもありますが、実際にはそういった仕様は初期のベースグレードのみで、それ以外はワイドリアフェンダーに16インチ以上の仕様になります。

特にこのZ3は社外のスタイリッシュな18インチホイールに加え前後のスポイラーが奢られていますから、マッシブなワイドフェンダーも相まって、実際のサイズ感以上にグラマラスな印象です。

何より外装のコンディションが良いですね。もちろん飛び石含めた小キズが無いことはありませんが、どれもごく軽微なもので、全体の印象としてはキレイ以外の何物でもありません。

内装に目をやると、20年経った、しかもしまいっぱなしではなかったであろう車としてはとても良いコンディションであることがわかります。

身体が触れる部分には適度な使用感が見られますが、20年間もおざなりな扱われ方をされてきたオープンカーは得てして荒れてしまうものです。

この車はそういった個体とは明らかに異なる良い状態が保たれていますので、歴代オーナーがいかに車好きで、丁寧に扱ってきたかが伝わってくるようです。

助手席にて試乗させていただきましたが、BMWの3リッター直6だけあって、低速域からあくまでしっとりと滑らかでトルキーなフィーリングを楽しめます。

乗り心地はあくまでフラットで、段差などではややソリッドな感触が伝えられますが、名機M54エンジンのパフォーマンスを受け止めるためのセッティングと言える感じで、全体的にはいかにもBMWの車といった味わいです。

排気音はやや野太く秘めた力を感じさせますが、街乗りではその本領を発揮することなく至ってジェントルな振る舞いです。

そしてそんなジェントルな振る舞いながらもしっかりと濃厚なBMWらしさ、シルキーシックスの旨味を堪能できるところがミソと言えるでしょう。

しかもそれは望めばオープンエアで味わうことができるのですから、根っからの車好き、運転好き、BMWフリークにとってはたまらない車なのが、このZ3ロードスターの3.0iだと言えるのかもしれません。

●● その他 ●●

スペアキーがあります。

ソフトトップカバーをお付けします。

コンディション維持のため、走行距離は多少延びていきます。

色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

最終型でも20年経つZ3は昨今、コンディションの二極化が進んでおり、状態が良いものとそうでないものの差が一層大きなものとなっています。

このサイズ感でFR、オープン2シータースポーツ、大排気量直6エンジンといった車はBMWを含め今後まず登場することはないでしょうし、Z3自体の残存数も減る一方と言えますので、程度の良いZ3の人気・価格が高まる可能性は高いといえるでしょうし、既にそうなりつつある状況です。

そのうえ3.0iは探してもなかなか出てこない希少グレードですので、好きな方にとってはまたとないチャンスと言えるかもしれません。

オーナーさんは現在も気に入っているものの、同じZ3のMT車に乗ってみたくなったとのことで、売却を希望されています。

お車は、東京都練馬区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(16,130円)と
月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD
画像クリックで拡大出来ます
Z3ロードスターの最終型、希少な3.0iの程度良好車です。
前後スポイラーと18インチホイールで精悍に仕立てられています。
 
グラマラスなロードスタールックが魅力的です。
2本出しマフラーは直6搭載の証です。
塗装、メッキ、ゴム、エンブレム類も良好です。
コンパクトな2シーターオープンスポーツとして出色のスタイリング。
BMWらしさとひと目でZ3とわかる個性を兼ね備えています。
フロント回りからサイドにかけて目立つキズや凹みは見当たりません。
下側部分もキレイですね。
 
 
灯火類は全体的に良好です。
塗装やメッキの状態は全体的に良好です。
 
タイヤホイールは新品交換されたばかりです。
 
ソフトトップも良好です。
 
幾つかの小キズはあります。
 
 
 
リア回りも至って良好です。
 
 
 
リアの灯火類も良好です。
 
リアスクリーンの透明度は高く保たれています。
この部分にはややほつれが見られます。
トランクルームも良好ですね。2シーターとしては広さもまずまずです。
 
エンジンルームも良好です。
コンパクトボディに名機M54がみっちり詰まっています。
 
下回りも良好です。
 
こちらも良好に保たれたインテリア。
全体的に清潔感が漂います。
ステアリングに目立つキズやスレはありません。
 
ウッドパネル、手の触れるスイッチ類、レバー類ともに良好ですね。
 
  
純正本革シートは良好です。
この部分にはややスレがあります。
 
 
ウインドディフレクターが付いています。


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TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

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