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取材日2022年5月19日 |
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Z3ロードスターの最終型、希少な3.0iの程度良好車です。 初代マツダ・ロードスターの商業的成功に端を発する2シーターオープンスポーツのムーブメントは、メルセデスSLK、ポルシェボクスター、MGF、ロータスエリーゼ、フィアットバルケッタ等々、多くの魅力的なモデルを生み出しましたが、そのなかでBMWが満を持してリリースしたのがこのZ3です。 1991年に開発がスタートしたZ3は、バークハード・ゴーシェルにより開発が主導され、外装デザインを永島譲二が担当しています。 多くの欧州産スポーツモデルの例に漏れず北米市場にその照準を合わせたZ3は、1995年9月よりサウスカロライナ州グリーアで製造されることとなり、BMWとしては初めてドイツ国外で製造されるモデルとなりました。 E36の3シリーズ・コンパクトのプラットフォームに基づいているため、リアサスは更にひと世代旧いE30のセミトレーリングアームがキャリーオーバーされており、良くも悪くも古典的なBMWの味わいを保つ走りが特徴です。 エンジンバリエーションも豊富で、車格に見合った1.9リッター直4を皮切りに、直6の2.8リッター、2リッター、2.2リッターとBMWらしいプレミアム路線へと拡充され、最も大きなものでは通常版の3リッター、ハイパフォーマンスなM版の3.2リッターをラインナップするに至ります。 中でも3リッター版はMモデルを除くフラッグシップとして位置付けられ、電動ソフトトップ、レザーシート、シートヒーター、ウッドトリムを備えた、高性能豪華仕様となり、ステップトロニック付き5速ATのみが組み合わされました。 走りの良さに加え出色のスタイリングを兼ね備え世界的に人気を博したZ3は、2002年をもって生産終了となり実質的後継車種のZ4へとバトンタッチすることとなりますが、Z4はやや車格も上がり性格も別物となったため、ライトウエイトスポーツとしてのユニークな個性を持つZ3としてはこの一代限りとなるのでした。 ●● プロフィール ●● こちらの車は、様々な国の新旧エンスー車両を数多く乗り継いできたオーナーさんが、そのサイズ感のちょうど良さとスタイリング、3リッター直6エンジンに惹かれ、程度の良さが決め手となり、2022年3月に専門店にて購入したものです。 特徴は大きく分けて、 ・最終型 となります。 モディファイ箇所は、 ・社外ホイール(新品)※タイヤも新品 といったあたりです。 ●● 外装 ●● とてもキレイなコンディションです。 上述の通り、F/Rスポイラーとホイールでモディファイされています。 ボディは基本的に目立つようなキズや凹みはありませんが、軽微な飛び石や線キズは幾つか見られます。 幌のコンディションは電動による作動も含め良好で、リアスクリーンの透明度もじゅうぶんありますが、若干ほつれが見える部分もあります。 灯火類、ゴム、ガラス、エンブレム類も全て良い状態です。 ●● 内装 ●● こちらもまたキレイなコンディションです。 基本的にはノーマル状態ですが、先述の通り、 ・社外オーディオデッキ(パイオニア・DEH-5500) が装着されています。 ステアリングやスイッチ類、インパネ、ウッドパネル等々も良好です。 シートのコンディションも全体的に良好で、最もヘタリやすい運転席の劣化も最小限ですが、サイドサポートには若干スレている部分があります。 エアコンも良好です。 ●● 機関・足回り ●● 購入した専門店にて、以下の整備を受けています。 @2022年3月 ・エンジンオイル/エレメント交換 ●● インプレッション ●● ひと目見て、程度が良くて精悍なZ3だなという印象です。 Z3というとコンパクトカー並みなサイズのナローボディに15インチタイヤというイメージもありますが、実際にはそういった仕様は初期のベースグレードのみで、それ以外はワイドリアフェンダーに16インチ以上の仕様になります。 特にこのZ3は社外のスタイリッシュな18インチホイールに加え前後のスポイラーが奢られていますから、マッシブなワイドフェンダーも相まって、実際のサイズ感以上にグラマラスな印象です。 何より外装のコンディションが良いですね。もちろん飛び石含めた小キズが無いことはありませんが、どれもごく軽微なもので、全体の印象としてはキレイ以外の何物でもありません。 内装に目をやると、20年経った、しかもしまいっぱなしではなかったであろう車としてはとても良いコンディションであることがわかります。 身体が触れる部分には適度な使用感が見られますが、20年間もおざなりな扱われ方をされてきたオープンカーは得てして荒れてしまうものです。 この車はそういった個体とは明らかに異なる良い状態が保たれていますので、歴代オーナーがいかに車好きで、丁寧に扱ってきたかが伝わってくるようです。 助手席にて試乗させていただきましたが、BMWの3リッター直6だけあって、低速域からあくまでしっとりと滑らかでトルキーなフィーリングを楽しめます。 乗り心地はあくまでフラットで、段差などではややソリッドな感触が伝えられますが、名機M54エンジンのパフォーマンスを受け止めるためのセッティングと言える感じで、全体的にはいかにもBMWの車といった味わいです。 排気音はやや野太く秘めた力を感じさせますが、街乗りではその本領を発揮することなく至ってジェントルな振る舞いです。 そしてそんなジェントルな振る舞いながらもしっかりと濃厚なBMWらしさ、シルキーシックスの旨味を堪能できるところがミソと言えるでしょう。 しかもそれは望めばオープンエアで味わうことができるのですから、根っからの車好き、運転好き、BMWフリークにとってはたまらない車なのが、このZ3ロードスターの3.0iだと言えるのかもしれません。 ●● その他 ●● スペアキーがあります。 ソフトトップカバーをお付けします。 コンディション維持のため、走行距離は多少延びていきます。 色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。 ●● まとめ ●● 最終型でも20年経つZ3は昨今、コンディションの二極化が進んでおり、状態が良いものとそうでないものの差が一層大きなものとなっています。 このサイズ感でFR、オープン2シータースポーツ、大排気量直6エンジンといった車はBMWを含め今後まず登場することはないでしょうし、Z3自体の残存数も減る一方と言えますので、程度の良いZ3の人気・価格が高まる可能性は高いといえるでしょうし、既にそうなりつつある状況です。 そのうえ3.0iは探してもなかなか出てこない希少グレードですので、好きな方にとってはまたとないチャンスと言えるかもしれません。 オーナーさんは現在も気に入っているものの、同じZ3のMT車に乗ってみたくなったとのことで、売却を希望されています。 お車は、東京都練馬区にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(16,130円)と |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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